動物にあいたい/福田 幸広

4883500233動物にあいたい
福田 幸広
青菁社 2001-02

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かわいい動物たちの写真集を見つけたので借りてきました。
表紙はごぞんじ、地獄谷の温泉に浸かるサルたち。
この表情がなんともたまりません!!!
1月から12月までを動物たちと一緒に・・・と言う感じで、
四季の風景の中の動物たちを表情豊かに写してあります。

1月:地獄谷のサル
 湯気の中、めっちゃ気持ちよさそう!
2月:屈斜路湖の白鳥
 極寒の地で生き生きと・・・凛としています。
3月:石神井公園の鳥たち
 都会にすむ小鳥たちです
4月:宮崎、都井岬のミサキウマ
 無防備に気持ちよく寝ている馬!!大地の緑も美しい。
5月浦臼町のエゾリス
 カメラマンの目の前に木の幹を降りてきた姿を激写!
6月:六甲山のイノシシ
 売り坊たちが可愛いくて可愛くて!
7月:小笠原諸島のカツオドリ
 怖い顔だね、このトリ。。。
8月:慶良間列島のアジサシ
 テキー?青い空が綺麗で鳥になりたいと思う。
9月:大雪山の動物たち
 エゾナキウサギやリスの表情が可愛い!
10月:長野 高山村ニホンカモシカ
 悠然とした表情がたまらん。大きさを感じる。。。
11月:奈良公園のシカ
 紅葉の中のシカたち。イチョウの黄色が綺麗です。
12月:稚内のゴマフアザラシ
 のどかだ。ごろごろとして。いいなぁ(笑)

じっくりと、何度もページをめくっては楽しみたい。
子どもには、地図を見て「ここが、長野県だよ」とか
教えたいね・・・^^;



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独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明

4334925103独白するユニバーサル横メルカトル
平山 夢明
光文社 2006-08-22

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うーん。すごい独特の世界観。
グロイです。
最初は「乙一」サンっぽいのかなと思ったけど、切なさみたいなのはない、ひたすらグロで残酷。なので、やはり独特かな。
目玉をくりぬいたり、手足をもいだり、切り刻んだり・・・と、そういう描写がリアルに描かれているので、これはかなり読者を選ぶ本だと思います。そういうのが好きな人はこの本を気に入るだろうし、グロやスプラッタが嫌いな人は読まないほうが良いです。

短編集ですが「Ωの聖餐」が一番好きです。
オチの数行でノックアウトされた感じ。衝撃があります。
「オペラントの肖像」は、何がなんやら?って感じ・・・。
「卵男」は知っている漫画に似ている気がした。
「すさまじき熱帯」はドブロクが意味不明。
「独白するユニバーサル横メルカトル」は、主人公が可愛くなってくるから不思議。
「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」、これが全編通して一番エグイと思う。
そういうのに比べたら一番最初の「ニコチンと少年」は生ぬるいと言うか平凡だったなぁ。

ちなみに「異常快楽殺人」は、読んでいますが、初めてこの本を読んだときすっごく背徳的な後ろ暗さを感じたんだけど、若かったなぁ・・・(笑)。こんなのを読んでるのを、人に知られても良いのだろうか?とか、思ったりして。


16:14 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

東京ダモイ /鏑木 蓮

4043486014異常快楽殺人
平山 夢明
角川書店 1999-08

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4062135604東京ダモイ
鏑木 蓮
講談社 2006-08-10

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2006年第52回の乱歩賞受賞作品です。

自費出版の会社「薫風堂出版」に勤め始めて間がない主人公の槙野は、シベリア強制連行による捕虜体験を句集として出版したいという高津の担当となった。
しかし、話をつめる段階で高津が謎の失踪。
残されていたのは、高津の原稿と舞鶴で起きたロシア人女性の殺人事件の新聞記事だった。
高津の手記とロシア人女性の殺人事件の関連は?
そして、高津はどこに行ったのか。
まったく覇気が感じられないいまどきの若者代表の槙野が、ずるずると事件にのめりこんでゆくその先にある真実は。


まず、面白かったかどうかと言うと、ちょっと事件の設定に無理があったような気がしました。
戦争中に起きたことが、現代の事件のきっかけになるというと、ついつい「人間の証明」などを思い出したのですが、事件と戦争の絡め方なんかは森村氏のほうが上手かなと・・・。
でも、シベリアの捕虜体験がこの小説のもとになっており、高津の思い出として、そして手記の中でも体験談として明らかにされるのですが、その部分は文句なく釣り込まれます。今まであまり知らなかった事なので、ともかく瞠目する感じで読みました。もっとこの部分を読みたいと思いました。

そして、登場人物に関して言えば、主人公の槙野がまったくやる気が感じられない、要するにヘタレな感じで描かれているのですが、逆に上司の女性や妹たちは元気。そして釣られるように槙野もだんだんと骨太になってゆくようでよかったのだけど、作品中ではものすごく成長したと言う感じがしないのが残念。男の成長する物語は好きなので、もうちょっとしっかりしてほしかったなと。
この情けない兄に強気の妹、と言う図式は最近の恐ろしい事件を思い出してしまいましたよ。
しかし、戦争直後の高津たちの人物設定はとてもよかった。惹かれるものがありました。

こないだ、小説現代で短編を発表していて、それがかなりよかったのです。タイトルは忘れてしまった・・・。叙情あふれるミステリーって言う感じで。なので、今後はまた追っかけて読んで行きたいなと思っています。

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茶々と秀吉/秋山香乃

4286016382茶々と秀吉
秋山 香乃
文芸社 2006-06

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歴史上の人物は後年の研究や考察によって、良くも悪くもなりうるものです。今生きている人間だって、見る角度を変えれば違う面が見えるのだから、何年も何十年も、写真すらない時代に死んでしまっている人物に関してはなおの事。
秀吉は、せっかく無一物からやがては天下人へののし上がりを実現させたサクセスストーリーの主人公であるにもかかわらず、無謀な朝鮮出兵を試み失敗し、失意のうちに死んでしまい果てはお家断絶とまでなったおばかな武将?
そして、茶々はその秀吉にはべり、正妻ねねを苦しめながら秀吉の甘い汁を吸いわがままの限りを尽くした悪女?

このシリーズはそんな偏見を払拭する物語です。

前作「茶々と信長」の続編である本書、柴田勝家と於市の方の自害により、幼い妹たちと一緒に秀吉に引き取られた所から、今回の物語はスタート。
そして、周知の如く秀吉の側室となり淀城を与えられ、淀のかたと呼ばれ一世を風靡する、秀吉が死ぬまでの茶々の半生を描いてあります。
逆に言えば、ここでは茶々との秀吉の半生を描いてあるということ。
二人の心の交流がすごく丁寧に描かれていて読ませられます。
茶々が秀吉に心を開き、ふたりが心を通わせあうまでになるくだりの心理描写が丁寧で説得力があるので、ちょっとときめいてしまうほどです。
「抱くときは心も一緒に抱く(無理には抱かない)」という秀吉のせりふに、くらっとしてしまいました(笑)。
この「茶々と秀吉」では、茶々の視点から見た秀吉の心理描写によってなぜ狂気ともいえる朝鮮出兵までに至ったのか、すごく説得力に満ちた解釈がされていて、深く納得してしまいました。
茶々は聡明で洞察力もあり、人の心を思いやる気持ち、慈しみの心、そして強さ、と何もかも兼ね備えた女性で、その性質的な美点や芯の強さが余す所なく描かれ、茶々に好感を持たないではいられません。
そして、そんな茶々が思ったひと秀吉、彼にも好感を持ちます。
元来人間臭く機転が利き賢く、そして明るく豪放磊落と言う感じの秀吉は人すきがする人物だと思うけど、ひときわ魅力的に描かれているのではないでしょうか。
彼の人生が終わるとき、しみじみと涙が出ます。

露とをち露と消へにしわが身かな
  なにわのことも夢のまた夢

次は「茶々と家康」ですか。これも期待大!待たれます!


4835590767茶々と信長
秋山 香乃
文芸社 2005-02

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毒 poison/深谷忠記

4198622043毒 poison
深谷 忠記
徳間書店 2006-08

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読み終えたとき「一体わたしはこのタイトルの作品に、何を求めて読んだのだろう」と考えてしまった。
「毒」と言うからには「毒」を扱っているに違いないのに。
わたしは人間の心の中にある「毒」を求めて読んでしまった。
本書は、人間の内面に焦点を当てた作品ではなく、「毒」を取り巻く本格ミステリーでした。
誰が、誰を、どのように、どう言う方法で殺したか…それが読者にわかるかな?というタイプの、本格ミステリー。
冒頭、父親の長年のDVのためついに殺そうと決心する「息子」。
次ぎの場面では、病院に勤める看護婦たちがある患者に恐怖心すら抱いているという話。
その患者が、冒頭の少年の「父親」なのか?
++++++++
どちらかと言うと、犯行の状況や模様よりも、わたしは人間の内面をコッテリ、じっくり描いてあるような本のほうが好きなんです。
ちょっと求めていたものと違ったので、ガッカリしたかな?

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トラベリング・パンツ< fourth summer>

0385729367Forever in Blue: The Fourth Summer of the Sisterhood (Sisterhood of Traveling Pants)
Ann Brashares
Delacorte Pr 2007-01-09

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むふふ、いよいよ、第4巻が発売されるようです。
年明けて2007年の1月9日。
現在予約受付中!!

っていうか、もうお話は出来上がってるんでしょうか?

いまのところは、原語版だけかな?
はやく、翻訳版がでないかなぁ♪

ヤングアダルト向けだから頑張ればわたしにも原語で読めるかなぁ

なんてことは、露ほども思いません。はい!断じて。
はやく出版してくださーい!!理論社さま、待ってます!!
って言うか、読める人、結構いらっしゃりそうですよね。
いかがですか?
そこの ア・ナ・タ♪(笑)
17:29 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(2)

チョコレートコスモス/恩田 陸

462010700Xチョコレートコスモス
恩田 陸
毎日新聞社 2006-03-15

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久しぶりに本の感想を…と思ったけど、感想がかけません…。
書けないけどこの本、一気読みでした。
演劇の世界を描いたものですが、恩田さん、演劇がお好きなのかな。
好きじゃなかったら書けないですよね、ここまで。
実は恩田さんは苦手だったのでお借りしようかどうか迷ったんだけど
お借りしてよかったです。
これに気を良くして「Q&A」あたりも読んでみたいです。

「チョコレートコスモス」は演劇の世界を深く描いてあると言うことで「ガラスの仮面」と比較されますが、主人公の造形としては北島マヤに軍配かな。
演劇が好きで好きでたまらない、という気持ちが前面に出ていて「チョコレート…」の天才少女が自分の中での演劇の位置を模索しながら舞台に立っているのとは、どっちが良いというのではないけど、わたしはマヤのほうに感情移入できました。(未完なんで過去形で言うのは変ですが)
ともかく、臨場感があふれるオーディション風景なんかは絶品。
オススメです。

kigiさんにお借りしました。ありがとうございました。

ちなみに、今日は一気に「イン・ザ・プール」読みました。
続けて「空中ブランコ」を読み中。
伊良部先生、食わず嫌いでゴメンナサイ。ほんとにゴメンなさい。
コメディとかギャグ系なのかと思ったらとんでもない
時々感動の涙が…。
詳しい感想はまた後日。書けたら…。
416771101Xイン・ザ・プール
奥田 英朗
文藝春秋 2006-03-10

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4163228705空中ブランコ
奥田 英朗
文藝春秋 2004-04-24

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表紙もいいですね。「イン・ザ・プール」は文庫落ちしてますか?
表紙が同じみたい。さもありなん。
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第三の時効/横山 秀夫

4087746305第三の時効
横山 秀夫
集英社 2003-02

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4087460193第三の時効
横山 秀夫
集英社 2006-03-17

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mocoちゃんの感想を見て「読むぞ」と思った本作。
骨太で深い味わいの、読み応えのある短編集でした!

F県警強行班捜査係を舞台に、捜査一係=一班の朽木、捜査二係=二班の楠見、捜査三係=三班の村瀬。圧倒的な検挙率を誇るF県警切っての「常勝軍団」。類稀な資質を持つ警察の男たちの活躍を陰に陽に描く。

●沈黙のアリバイ
●第三の時効
●囚人のジレンマ
●密室の抜け穴
●ペルソナの微笑
●モノクロームの反映

以上の6編から成っている連作短編集で、それぞれの章で個性豊かな面々が活躍するのです。事件を追うストーリー展開も読者を逸らさずスピーディーで、どの話もオチがありふれてなくてはっとさせられる。読み応えがありました。
しかし、それより人物の個性がすごく魅力的に描かれているのです。一見冷酷無慈悲、無骨で無愛想、競争意識丸出しに事件にがっつく刑事魂の塊!…と思いきや、実際には決してそれだけじゃない。「出来る」だけじゃなく「分かる」男たちなのだ。鋭い推理や洞察で人を唸らせるばかりではないところに、読者はやられるのではないでしょうか。

「第三の時効」は評価が高いけどそれもうなづける面白さ。でもなんとなく「囚人のジレンマ」みたいな物語も好き。「ペルソナの微笑」も面白かった。いや、どれも面白かったです。未読の方ぜひともオススメします。
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ラウトサマー/トラベリング・パンツ

4652077602ラストサマー―トラベリング・パンツ
アン ブラッシェアーズ Ann Brashares 大嶌 双恵
理論社 2005-05

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ついにこれで最後なのでしょうか?
もうこの4人の少女たちに会えないと思うと寂しい気持ちになる『ラストサマー』。やはり、それぞれがそれぞれの夏を過ごし、成長してゆく過程が爽やかに優しく描かれています。
何が魅力的なのか…、とっくにパンツの話じゃなくなっています。れっきとした少女たちの物語。
彼女たちはお互いを大事に思い尊重している、甘えない、依存もしない。でも、ずっと繋がっている。繋がっていることが心のよりどころとなっているのです。そのバランスが絶妙で心地よいのです。

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セカンドサマー/トラベリング・パンツ

4652077297セカンドサマー―トラベリング・パンツ
アン ブラッシェアーズ Ann Brashares 大嶌 双恵
理論社 2003-06

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『トラベリング・パンツ』続編です。

映画と違い、すっきりと爽快なだけのエンディングを迎えなかった原作は、その一年後の夏の4人とジーンズの物語を描いていきます。
…ということで、ちょっと『トラベリング・パンツ』のネタばれが少々含まれることを先にお知らせしておきますね。

まず、ブリジッド。傷心のうちにこの一年を過ごした彼女は、かつての明るさを失い、サッカーも、走ることもやめて7kgも太ってしまう。自慢のブロンド(バナナ色の!)も泥のような色に染めて、一見かつてのブリジッドの面影はない。そんな彼女を心配そうに見守る3人。
しかし、ブリジッドが父親の書斎で見つけた手紙が、ブリジッドに行動を起こさせた。その手紙は、アラバマに住む母親の母親、つまりビーのおばあちゃんからの手紙で、5年も前に出されたものから順に、一年前の「いつでもいいから遊びに来て」という手紙まで4通あった。父親がそれを自分の判断でビーに見せなかったのだ。ビーはアラバマに行くことにした。
ティビー以外このメリーランド州のセベスタで夏を一緒に過ごすはずの少女たち。急遽予定変更となったセカンド・サマーの物語は、遠いアラバマで自分と向き合うビーを中心に。それぞれの出来事を織り交ぜながら。
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