【映】マンデラの名もなき看守

B001PRR8PCマンデラの名もなき看守 [DVD]
ポニーキャニオン 2009-04-24

by G-Tools


ネルソン・マンデラ氏は南アフリカ共和国の、黒人として初の大統領となった人物。
アパルトヘイト政策がなくなるまで、27年もの間、投獄されていたのです。
この映画はマンデラ氏の投獄された監獄の看守となった男が主人公。
男は、幼いころにマンデラの部族の近くに住んでいて、彼と同じ言葉を話す友だちを持っており、彼らの言葉が分かる為に、政府の「スパイ」的な役割を背負って看守となり、その任務を行ううちに出世していきます。
最初は、主人公はアパルトヘイトに対して疑問もなく、黒人は差別されて当然の存在だと思って、自分の昇進が一番の関心で、妻や子どもにいい暮らしをさせたいと思っている。
でも、マンデラの精神に触れ、段々と感化されていく。そんな主人公にマンデラ氏も心を開き、やがて二人の間には友情とも呼べる感情が芽生えていく・・・と言う物語です。
だから、最初のうちはこの主人公、イヤ~な感じのヤツだったのですが、段々と変わっていくところにグッと心を引かれました。それが、急激に変化するのじゃなく、長い年月をかけて・・・というあたりが、リアリティを感じさせます。理想的な行動は、思うよりも難しいに違いない。上司や家族と、マンデラの間で苦しむ主人公にとても同情したし、また好感が持てました。奥さんにも変化が現れるんですね。とても印象的です。静かな感動と余韻を呼ぶ作品でした。

マンデラ氏が日本に来たときのことは、覚えてはいるのですが、それ以前にこんな過酷な投獄生活(27年も!その間に息子を喪ったりもしている)をしていたとは、全然知りませんでした。
映画でも「遠い夜明け」など、アパルトヘイトを扱ったものを多少は見たことはあるけれど、どれほどの差別が行われていたかと言う事はほとんど知らず、これを機に調べてみたくもなりました。
アパルトヘイトがなくなったからと言って簡単に社会が上手く行くわけでもないらしく、今でも難しい政情のようです。
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