【本】任天堂 “驚き”を生む方程式/井上理

4532314631任天堂 “驚き”を生む方程式
日本経済新聞出版社 2009-05-12

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ウチの子どもたちはみんなゲーム大好き。だけど、親はそれに対してあんまりいい感じは抱いてないですね。ゲームやる暇に少しでも勉強して欲しいし、本も読んで欲しい。子どもにとって大きな誘惑の一つがゲームだから。。。
しかも、任天堂もSON●も、次から次に子どもにとってとても魅力的なハードを売り出し、たとえばDSなんて、やっとDSを買ったと思ったら次はDSライト。ライトを買ったと思えば今度はDSi でしょう。(ソニーも似たり寄ったり)
任天堂は、不景気知らず・・と言っても、子ども相手にあくどく儲けているんじゃないのか、と思う節が無きにしも非ず・・・でした。でも、そんな気持ちは本書を読んで吹き飛んでしまいました。
ここに書かれているのは、任天堂を支えた技術者や開発者が、どんな風に新しいものを生み出し、どんな風に売り出してきたか・・・。もちろん「売りたい」って言う気持ちはあるし、売れて儲けたい・・って言う気持ちがなくもないのは当然ですが、それ以前にユーザーに楽しんでもらいたい、と言う根っこがものすごく誠実に感じられました。
何が世間に求められているのか、何が必要かしっかりと見極め、時には先端を切り捨てる勇気と判断力を持つ。各ハード誕生秘話や、ソフトに関する裏話など、任天堂ゲーム好きには懐かしくて興味深い話題が満載で、会社が盛況である秘訣なんかと共に読み応えのある一冊でした。



個人的なこと↓

年齢的に言えば私は、インベーダーゲームが世間を席巻したとき高校2年生でした。田舎に住んでいたので(今でも田舎だけど、当時よりはずっと便がいい)近くにゲームが出来るお店があるわけでもなく、滅多にやったことはなかったですね。
友だちとボウリングに行ったとき、その併設のゲームテーブルがあり、そこで友だちが「ドンキーコング」にチャレンジ。なんて面白いんだろう!!と思いました。マリオが・・って、当時マリオと言う名前も知らなかったんですけど、上の段に上がるときの一生懸命さとか、必死な感じがお尻に出てて、爆笑しながらゲームしましたっけ。
そして、結婚したとき、夫の甥10歳が持っていたんです。当時出始めだったと思う、ファミリーコンピューターを。テニスや野球などのソフトを持ってたと思うけど、大人がやっても面白いなと思ったのは、マリオブラザーズ。コインを取るだけの、今思うと他愛のないゲーム。だけど、すごく面白かった。。。
そして、スーパーマリオブラザーズが登場。世の中にこんなにも面白いものがあるのか!!と思いましたね。折りしも甥が、新しい本体を買ってもらい、古いものをウチの長男にくれると言うので、ありがたく頂戴し(笑)、我が家に初の任天堂ゲーム機がやってきたのでした。
息子が5歳の頃、スーパーファミコンが登場。ソフトはもちろん、「スーパーマリオワールド」です。これは本体も中々高価で、幼稚園児の息子に買い与えるにはためらいがありましたけど、友だちが持っていて「一晩、本体とゲームを貸してあげるから遊んでみたら?買うか買わないかはそれから決めたらどう?」と言ってくれまして、一晩だけ、まずはマリオワールドを遊びました。
結果は一目瞭然、あの面白さを知って、買わずになんていられません。即、買いましたよ。子どもにと言うよりも親が欲しかったですね。
それから後は、任天堂なくして我が家の歴史なし。ゲームボーイ(白黒、カラー、ライト)もロクヨンも、アドバンスも、そして今はWiiに、DS、DSライト・・・。ただ、スーファミでいろんなソフトをやりましたが、マリオが基本で頂点。あとは全部マリオの亜流でしかないと思ってました。
ともかく私は任天堂と一緒に、子育てしてきたと言う感じです。特にマリオは長男と一緒にどっぷりハマったシリーズなので、感慨深く愛情を感じるキャラクターなのです。マリオは子育てのパートナーであると同時に、息子の兄のような存在。
それでも、母として、子の成長と共に「ゲームばっかりしていてはいけません」という、常識的なセリフを何度も何度も吐いてきました。これからも吐くと思います。
だけど、本書を読んで、自分の中の任天堂の位置づけがずいぶん変わって、昔の「なんて面白いものがこの世の中にあるんだろう!!」と言う驚きとわくわくの気持ちを思い出し、「ゲームばっかりしててはいけません」と言うセリフにも、ちょっと柔らかさが入るかもしれません(笑)。
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