【本】なぜ本屋さんでトイレに行きたくなるのか―人間の行動を支配しているのは「脳」だけではない! /高橋 恭一

4391135949なぜ本屋さんでトイレに行きたくなるのか―人間の行動を支配しているのは「脳」だけではない! (プラチナBOOKS)
主婦と生活社 2008-08

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この本の存在を知ったとき、「これは読まねば!」と痛切に思いました。タイトルどおりのことを、私も常日頃感じていたからです。図書館で・・・・、古本屋さんで・・・・、書店で・・・・、そして、家の本棚の前でも。その場にしばらくいると、この状態になります。
しかし、それは、私だけの症状ではなく、万人に共通する現象・・とまではいかなくても、共感する人がこの世にどれほどいることか、そしてひそかに「他の人はどうなんだろう?自分だけだろうか?」とちょっとした悩みの種となっていることか・・。
この現象を、じつは「青木まり子現象」と呼ぶ・・・れっきとした正式名称があったとは。このたびビックリした発見でした。1985年、「本の雑誌」と言う本に一枚の投稿があり、それを書いた人物が「青木まり子」だったと言うことから、「青木まり子現象」と呼び習わされるようになったとか。
無論、その投稿内容は、「本屋さんでトイレに行きたくなる」というもので、その反響はすごかったらしいです。
で、本書ではそれが「なぜ」なのかを明らかにしようといろんな推論を立ててるんですが・・。下を向いて本を読むと、脳下垂体のなんとかが「OFF」になりなんとかが「ON」になるから・・とか、ちょっとこじつけでは?と思う推論もあり、面白くはあったけど、それほど「原因解明」には至らず、消化不良気味。でも、こう言うのって「なんでだろう?何でだと思う?」と言う、意見交換など含めて、「原因不明」だからこそ、面白いんじゃないかと思います。
しかし、ここで語られる「腸は第二の脳にあらず、第一の脳では」と言う説には、すごくビックリしたし勉強になりました。
なんでも、実験マウスなどの腸を切り取り、腸だけの状態にしておいて、腸の入り口に食べ物を置いてやると、腸はそれをナンなのかという分析をしながら、その物質に対する最適の消化酵素を出しながら、ちゃんと消化しながら、腸の出口まで運ぶらしいですよ。
体って、手でも足でも、絶対に「脳からの指令」で動くと思ってました。内臓もそうかなと。でも、腸に限っては、腸自身が脳みそを持っているかのように、脳と切り離されていても自分のすべき事を成すらしいです。
元来、生物の祖先はもっと単純なつくりをしていて、脳みそが先にできたか、腸が先にできたかと言うと、断然腸が先に出来ていたと。ミミズなどを例に取れば分かるでしょうと。
今は「腸は第二の脳」などと呼ばれているが、実は「第一の脳」なのではないかとの事です。
腸の要求よりも頭の脳の要求で私たちは飲み食いしているけれど、本当はもっと「自然に」つまり「腸の要求」に従わねばならないのでは・・・と言う意見にもはっとさせられました。

他には、「なぜなんとなく人を好きになってしまうのか」「なぜなんとなく行列に並んでしまうのか」など、なんとなく行動してしまうことのなぜを分析しています。


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