【本】三人姉妹/大島 真寿美

4103144319三人姉妹
新潮社 2009-04

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お初の作家さん。
個人的なことを言うと、私は三人姉妹の長女。長女気質というのは絶対にあると思う。長女と言うよりも「第一子」気質ですね。「三人姉妹」なんてタイトルを見たとき、期待感が膨らみ、なんとしても読みたい!と思いました。
でも、読んでみたら、三女の水絵の視点で全てが描かれています。視点が3人それぞれに移るタイプの連作短編集か?と思ったんだけど・・・。
Amazonのカスタマーのレビューにもあったのだけど、それは知らずに読んだので、私もレビューアーの人とおなじく、ちょっと拍子抜け。
かといって、長女の視点で描いてあったとしても、この長女はかなり私とタイプが違うと思うし、姉妹間の年齢設定も、うちの姉妹とは違うので、全然印象が違いました。お姉さんの亜矢の気持ちに共感ができなかったので、残念です。
三姉妹の末っ子としての物語より、ごく普通に、将来の夢と現実の間で揺れつつ、友だち以上恋人未満の彼氏との関係にジリジリし、ときには姉の離婚騒動に巻き込まれたりし、免許を取ったり、映画を作ろうとしたり・・・という若者の姿を描いてある作品で、三姉妹という立場はそんなに強調されているとは思えなかったですね。
でも私は、人格形成には、血液型でも星座でもなく、きょうだいの中のどの立場かが強く影響していると思うので、あながちこのタイトルでも悪くはないのかも・・と思うけど、それは穿ち過ぎってものかも。
文体に勢いがあり、サクサク読めたので面白かったんですが。
一番面白かったのは、亜矢の義妹の雪子さん。もっと彼女の事を知りたくなりました。

妹の立場で描かれている、というのなら、氷室冴子さんの「いもうと物語」が面白かったです。姉の立場から読んでも共感できると言うか、妹の苦労が良くわかりました・・と言ってもずいぶん前に読んだので忘れてしまったけど(^^ゞ。

4101301115いもうと物語 (新潮文庫)
新潮社 1994-03

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01:08 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(6)
私は大島さん大好きなんですけど、最近はちょっと大人風な物語が多いですね。
初期、中期、現在で分けるなら?初期から中期に移行する頃から中期が一番好きですね~。ほんわかほのぼので。
一番最初に読んだのが「悲しみの場所」だったかな~?それでビビビっと感性で好きになって「ほどけるとける」も好きで。

末っ子のまったりした恋愛が多くて、それもまた味があって好きなんですよね。
「三人姉妹」はほんわかほのぼの系からちょっぴり大人テイストが加わって、最近あるんですよね。
でも不思議な人たちがいて、なんともいえずこの空間好きです。
しょ~とさんは三人姉妹の長女なんですね。私は姉妹の次女です。
長女の人って、仲良くなる子はどの位置の人多いです?
私って、仲良しになる人ほぼ姉妹の妹なんですよね~。長女の子と親しくなることってなくて・・・。これもなにかあるのかな~と。(苦笑)

2009/08/22(土) 17:54:05 | じゃじゃまま │ URL | [編集]

じゃじゃままさん、こっちもコメントありがとうございました!
私はこの人の本、初めて!
うーん、つまらなくはなかったけど、思ったよりも普通かな。
長女の立場から「そうそう、長女って損なのよね~」みたいな共感ができる小説かな??
と思って読んじゃいました。先入観が多すぎたかな?
じゃじゃままさんは妹さんなんですね。え?仲良しは妹さんが多い?
私は特に長女と仲が良くなりやすい・・ってわけじゃないので、仲良くして下さい。(笑)
なんて・・、もう、していただいているけど♪
本なんかは断然、長子に肩入れして読んじゃいますね。
チビまる子ちゃんとか、もう、おねえちゃんかわいそう過ぎる~~みたいな(笑)。


2009/08/24(月) 20:45:41 | short │ URL | [編集]

しょ~とさん、こんばんは。
まるちゃんのお姉ちゃん可哀相すぎる~~って思っちゃうんですね!?
私は自分が妹なので、妹の立場は理解できるんですよ、ずるいところとか(笑)含めて。
なので、どうしても子どもにも下の子についつい乗せられちゃうんですよね。(苦笑)
分かってはいるんですよ、その計算も。(爆)
なのに、ついつい分かってしまうだけにうっかりと。
で、上のお兄ちゃんのこと、多分私理解できてないからきっと可哀相なことしてるんじゃないかな~って気付いてはいるんですけど、でもどうフォローしていいか分からなくて、なにか気をつけるべきことってあります?

よく「お兄(姉)ちゃんなんだから」は言ってはいけないって聞きますけど、こちらからすると、やっぱり歳がそれだけ上なんだからあなたが気をつけてよ、って思いになっちゃうんです。で、イライラしちゃったり。
長女の立場のしょ~とさんに、上の子のこれだけは分かってよ的な本音、教えていただけたらと思って・・・。

2009/08/29(土) 21:57:35 | じゃじゃまま │ URL | [編集]

じゃじゃままさん、いらっしゃい(*´ω`*)
姉妹の話、興味深い所ですよね(笑)。
まるちゃんはとても、姉妹の形をリアルに描いてあると思うんですよね。
(ときどき、めちゃくちゃ優しいお姉ちゃんと、甘ったれの妹がすっごく仲良くやってる姉妹のマンガなんかもありますが・・・マンガってとこがナニですが・・(^^ゞ・・・あれは、私はキモイ!と思ってしまいます)
たしかに、妹から見れば姉はいつも新品、妹はお下がりばかり・・・
たまには「おねえちゃんを見習いなさい」などと言われたりとか・・・ですよね?
それぞれに苦労は色々ありますが、なかなか自分の立場でしかモノを言えませんもんね(^^ゞ。
私が長女だったから長子(うちは長男)に、いい子育てが出来たかって言うと
ぜんぜん、ぜーーーーんぜんそんなことなくて・・・・
今でなら「こう言うとき、こう言う言葉を掛けてやったら良い」とか、分かる事も
その時々にはそれこそ「禁句」を連発してきてしまいましたよ。
末っ子の気持ちなんて、自分には想像でしかわからないのに、すごく寛大になってしまうし。
姉妹喧嘩のときには、もちろん私も上の子に怒ってしまいます。
じゃじゃままさんとおなじで「年上の子が分からなければ、もっと小さい妹に分かるわけない」と
思ってしまうんですよね。
私に言わせれば、二人目三人目の子どもは「自由」です。
長子は縛られてます。
私は小さいころから、「家族がなかったら自由になれるのに」、って思ってましたよ(笑)。
まぁじゃじゃままさんのおっしゃる「アドバイス」は、ちょっと難しいですけど・・・・
きっと、そんな風に気を配ってらっしゃるお母さんなので、息子さんは幸せに育ってらっしゃると思いますよ♪
役にたたなくてごめんね(^^ゞ

2009/08/31(月) 16:52:56 | short │ URL | [編集]

しょ~とさん、ありがとうございます♪
長女であるしょ~とさんも同じと分かっただけでも安心しました。
本などで知識として分かってはいても、感情はついていかないですよね。
確かに長男は親も教育熱心になってしまって窮屈な思いをしてるかもしれません。それに比べて妹の方はこちらも熱心さに欠けると言うか、自由というか・・・(^^ゞ
迷ったり反省ばかりですけど、仕方ないですね。(爆)
どちらも甲乙つけがたい?育児なんですけど、上はいろんなことに熱心になってもらって幸せだし、窮屈だし。
下は上に比べればほったらかしだけど、自由だし。
性別も違えば性格も違うので、それもアリかなと言い訳しながらの日々だったりもして。

これからもよろしくお願いします。(^^)

2009/09/01(火) 11:43:44 | じゃじゃまま │ URL | [編集]

じゃじゃままさん、こちらこそご丁寧にありがとうございます。
子育て・・・いつまでたっても初心者みたいなもんです。
出来る事なら、子どもが小さいときに戻って、もう一度もっと良い母として子どもと関わりたいと思ってしまいますけど・・・きっと、そうなったら同じ事を繰りかえしそう。
きっと第一子には第一子のよさがあり、下の子には下の子なりの良い部分が在るのでしょうね。
>どちらも甲乙つけがたい?育児なんですけど、上はいろんなことに熱心になってもらって幸せだし、窮屈だし。
>下は上に比べればほったらかしだけど、自由だし。
まったくその通りだと思うんですよ。
人生にたらればはないから・・・なんとも仕方がないですよね。
せめて、今この反省(というか、考察?)を、今後生かせたら良いですよね。
うちはもう、結構な大人になってる子もいて(~_~;)手遅れですが・・・
じゃじゃままさんは頑張って下さい(って、ひとごと見たいなコメントになってしまいまして)
いや、お互い頑張りましょう!!
こちらこそ、ヨロシクお願いしますね♪

2009/09/06(日) 11:06:53 | short │ URL | [編集]

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