【本】絶対貧困/石井光太

4334975623絶対貧困
光文社 2009-03-24

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1日1ドル以下で生活している、絶対的な貧困層の人々と、ともに寝起きした著者ならではの生の声が聞こえるルポルタージュ。
「もの乞う仏陀」や「神の棄てた裸体」など、過去の著書と比べて、さらに踏み込んでいるように感じましたが、その絶望感をカバーするためか、ことさら明るい調子に努めているように思います。そこが、なんとなく違和感があったかな。
でも、現地でこれだけの取材を出来るライターは、そうはいないと思うのでその点は、やっぱりすごいことだと思います。
フィリピンの女性が売春をしながら、子どもを売春宿でそだて、そこから学校にもやらせているのですが、著者の「こんなところで、お母さんの売春する姿を見せては、子どもによくない影響があるのでは」と言う意味の質問に答えて「子どもがわたしの売春する姿を見て、軽蔑して『お母さんのようになりたくない』と思えば、それが一番子どもの為になるのだ」と言う答えを返します。
この言葉が本書の中で一番印象に残っています。


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