【本】風花病棟/帚木 蓬生

4103314168風花病棟
帚木 蓬生
新潮社 2009-01

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医師を主人公にした物語の短編集です。
医師として患者の死に立会い、あるいは命を救い、感謝されたり思い出を語ったり・・・。
どれもしみじみとした物語ですが、テーマがテーマだけに切なさがこみ上げる物語が多いです。
時々はウルウルとしながら読みました。
短編集は苦手なので、これも読むのに時間がかかりましたが(^_^;)。

「藤籠」がめちゃくちゃ切ないです。泣けた。
「顔」という作品では、衝撃を受けました。
「ショットグラス」うーん、許せない。
「終診」しみじみしました。
お医者さんは代々お医者さんの家系って多いようですが、ここにも父と息子の確執や思い出を交えた作品が2~3ほどありました。
医師の・・というよりも、人として真摯で優しさのある人々の物語だったような気がします。
先日読んだ「ノーフォールト」でも考えさせられたけど、今の医療制度に抜け落ちているのではないか?と思われる「人情」みたいなのが詰まってました。
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17:04 : [本・タイトル]か行トラックバック(2)  コメント(2)
はじめまして、shortさん。

>今の医療制度に抜け落ちているのではないか?と思われる「人情」みたいなのが詰まってました

こういう医者もいることを信じたいのですが、国からの押しつけが大きく、なかなか大変なようです。
私たちも医師を選ぶ時代ですから、ウデよりも人柄で選んでいけたらいいなあ、と思いました。

2009/08/01(土) 12:25:49 | かつき │ URL | [編集]

かつきさん、こんにちは。ようこそ拙ブログへお越しくださいましてコメントありがとうございます。
帚木さんは、元々ヒューマニストを描かせたらとても読み応えがありますので、この本でも登場人物たちは皆「いい医師」ばかりで、気持ちよく読めました。
今の医療界は大変みたいですね。
と、他人事のように言ってしまいますが、命に密接している事ですから、なんとかしてもらいたいですけど・・。
やっぱり本当に当事者にならないと、切実に感じないのかもしれません(^^ゞ
またヨロシクお願いします。

2009/08/03(月) 13:27:31 | short │ URL | [編集]

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2009/08/01(土) 12:29:00 | 猛読醉書

処方薬の中で一番効くのは「希望」だよ

2009/12/08(火) 17:36:47 | ぱふぅ家のサイバー小物