森の写真動物記/宮崎学

森の写真動物記〈6〉樹洞 (森の写真動物記 6)
森の写真動物記〈6〉樹洞 (森の写真動物記 6)宮崎 学

偕成社 2008-10
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森の写真動物記〈5〉クマのすむ山 (森の写真動物記 5) 亜熱帯の森 (森の写真動物記 4) 森の写真動物記〈8〉肉食獣(にくしょくじゅう) (森の写真動物記 8) 森の写真動物記〈7〉草食獣(そうしょくじゅう) (森の写真動物記 7) ワシ・タカの巣 (森の写真動物記 3)


先日、この著者の「森の365日」を読んで、森の動物を被写体とする写真家の苦労と言うか、努力を垣間見てすごく感心しました。(エラソーですが・・)そしたら、こう言う写真集を出されている写真家さんだと、改めて分かり、さっそく手にとって見ました。
さてこの写真集はシリーズとなっていて、
1 「けもの道」
2 「水場」
3 「ワシ・タカの巣」」
4 「亜熱帯の森 」
5 「クマのすむ山」
6 「樹洞」
7 「草食獣(そうしょくじゅう)」
8 「肉食獣(にくしょくじゅう)」
と、あります。
今回読んだのは「樹洞」と「草食獣」の2冊。
色んな迫力ある写真があって見ごたえがあるんだけど、写真だけではなく、宮崎氏がその目で見て、感じ、経験から考察したいろんな事が書かれていて、とても勉強になります。
たとえば、今シカやキョン(シカよりも小型、台湾原産のシカの外来種)が増えすぎて、高山植物が食べられてしまうと言う被害などが深刻化してるそうだけど、それはなぜか・・・元来草食動物は、食べられる側にあるので、食べられても食べられても種が残っていくようにプログラミングされている(つまり、たくさん産み、たくさん育つ)。近年環境の変化や、天敵であるオオカミがいなくなったり、人間が狩りをやめてしまったことで、増える一方になったらしいです。
自然は絶妙なバランスを保てるように、うまい具合になっているみたい。そのバランスを崩しているのは人間ですよね。本当の自然保護って一体どう言うことか、考えたい・・・と、そういうことや、自然の仕組みのなんとも上手く出来ていることが子どもにもわかるように易しい言葉で書かれているので、オススメです。
「樹洞」も、樹に穴が開いて、それを10年のスパンでシジュウカラが使い、その後小型フクロウが使い、その後は大型フクロウ、そしてモモンガ・・・最後にはクマが使う・・・と言うように、1000年ぐらいのスパンで森が生きているという、気が遠くなるような、でもとても宇宙的な神秘さを感じさせる解説文が、とてもいいです。
「森の365日」で、著者が観察していたシジュウカラの巣が、あるとき蛇にやられていてショックだった話があったのですが、この写真集にそれが載っていて「ああ、これは!!」と、思わず唸ってしまいました(笑)。でも、蛇も生きてるもんね。食べたいもんね(^_^;)
他の本もまた読んでみたいです。


森の365日の感想はこちら
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