森の365日/宮崎学

ふくろうの森

森の365日―宮崎学のフクロウ谷日記
森の365日―宮崎学のフクロウ谷日記宮崎 学

理論社 1992-08
売り上げランキング : 181289

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
野生動物が見つめるゴミ列島―宮崎学のカメラ・アイ (TAROブック・JIROブック) けもの道 (森の写真動物記 1) 動物と話せる男―宮崎学のカメラ人生 (シリーズヒューマンドキュメント) 森の写真動物記〈5〉クマのすむ山 (森の写真動物記 5)


ふくろうつながりで、こんな本を手にとって見ました。
著者は(ノンフィクションライターの同姓同名の宮崎学さんとは別人で、こちらは自然写真家。ホームページはこちら⇒宮崎学(がく)写真館 森の365日

著者が「フクロウ谷」と呼ばれる、長野県上伊那郡中川村の奥地の山中。
昔は田んぼがあったらしいが、機械が入らないほどの山奥だった事、減反政策の為に野生化したその土地に、著者はフクロウを観察する為に機材を持ち込み、小屋を立て、まさに365日そこに住みフクロウやその他の動物たちや自然を観察したようです。
生物学者ではないので、フクロウの生態については詳しく書かれていない。でも、実際にそばに暮らし観察したその日記風の文章は、フクロウたちの姿をとてもユーモラスに、愛情深く伝えてあり、微笑ましく面白く読みました。
フクロウは以前はカエルもよく食べたようだけど、今はもっぱらネズミが主食だそうです。一晩に多いと一羽で20匹のネズミを食べるらしい。
人間のいる所にネズミはわくので、フクロウも案外人間に近いところにいるようです。
ところが、人間がたとえばカラスよけに張った網などに、フクロウが引っかかって死んでしまう。
親フクロウが死ねば、巣の中で親が持ち帰る餌を食べられなくなったヒナも死んでしまう。
フクロウが減れば、ネズミは天敵がいなくなって爆発的に増える。
ネズミが増えれば・・・病気の蔓延やら、住まいへの侵食など、人間は困りますよね。
結局人間は自分で自分の首を絞めているということですよね。
この本が書かれたのが1992年、あとがきに、フクロウ谷はひょっとするとゴルフ場が建設されるかもしれないとあります。その後どうなったんだろう?
しかし、私がアウトドアを想像するとき、トイレはどうするんだろう?とか、買出しは何日おきに行くのだろう?とか、なんとなく主婦目線で見てしまうんだけど、
トイレは・・・やはり、自然の中で、自然のバクテリアの分解能力に頼ってるらしい。
蚊はいないんだろうか?と思うけど、アブに刺されるとたまらなく痒い・・という記述はあるけど、蚊のことは書かれてない。ちょっと不思議。蚊って山奥にはいないんだろうか?栗拾いにいったとき、すっごい蚊がいて困ったことがあったんだけど。
小屋に、色んなネズミが来ると言うのも面白かった・・・自分ならイヤだけど。蛇も来るし、カメムシも来る、そしてカマドウマ。
なかなか覚悟のいる山中生活。
本書を読んで、少しなりとも、自然の中で生活したような気分を味わえました。
スポンサーサイト
13:02 : [本・タイトル]ま行トラックバック(0)  コメント(0)

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL