レスラー

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監督  ダーレン・アロノフスキー
音楽  クリント・マンセル
脚本  ロバート・シーゲル
主演  ミッキー・ローク (ランディ・ロビンソン)
出演  マリサ・トメイ (キャシディ)
     エヴァン・レイチェル・ウッド (ステファニー)

期待していなかったからなのか・・すごく感動しました。
今年見た映画の中で一番よかったと思います。
特にプロレスが好きではなくファンでもない、そんな私が見てもそう感じるんだから、プロレスに思い入れのあるひとは尚の事なんじゃないかな。
ランディと言うひとりのプロレスラーの「いきざま」を、ありのままに描いてあり、ものすごく感情移入してしまいました。思いの外に人間関係が温かくて「義理人情」の世界っていうのもツボでした。
たしかに、家庭的にはいい父親でも、きっといい夫でもなかったんでしょう。けれど、若いレスラーに尊敬され、同世代のレスラーたちとはごくごく普通に仲良くやっているのを見ると、この人の生きる世界は家庭ではなく「ここ」にあったんだろうと思えます。
多分全盛期のとき以外は、ファイトマネーもそんなに大きくなくて、裕福とかセレブとかとは縁のない生活だったんだろうなぁ。だけど、ランディは自分がプロレスラーであることに自信とプライドを持って、選手生活を続けていたんだろうな。
プロレスはショーである。試合はやらせである。そんなことを聞いて「なーんだ」と思ったこともある。だけど、この映画を見ると、やらせでもショーでも、彼らはその試合にとても真摯に打ち込み、真剣で、観客に「見せる」ことを一番にしている、流血さえもサービスであり、プロとしてそのショーにまさに「命」をかけている・・・ということが伝わってきました。
ランディはその世界が好きだったんだろうな。何を捨ててもそこで生きたかったんだろうな。
その結果として、家庭も、幸せで安穏な生活も、何も残ってなくても、彼は後悔していないんだろうと思えます。
試合のときの演説には滂沱の涙。
ちょっとカッコ悪くて、だけど、とってもカッコイイ男の生き様に、しびれました。
できたら、もう一度劇場で見たいぐらいです。
ひょっとして、見る側の年齢にも関係あるかな。
ストリッパーのキャシディを演じたマリサ・トメイにも拍手喝采を送りたいです。

★★★★★

↓ おっさんになっても、レスラーになっても足が長いミッキー・ローク。
西洋人においては平均的なのかも知れんけど・・・うらやましい限りです。
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