猫の品格/青木 るえか

4166606956猫の品格 (文春新書)
青木 るえか
文藝春秋 2009-04

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るえかさんの本は久しぶりですね。この人の「主婦」シリーズは絶品です(笑)。いったい、青木るえかってナニモノなんだろう?このひとのご主人も強烈なインパクトがあるんですけど、どんな方なんだろう?っていつも、エッセイを読みながら思ってしまいます。
今回はタイトルの通り、猫について。品格って言うか、猫について書かれた本で、るえかさん曰く、「愛猫家」じゃないとのこと。「猫飼い家」と自称しています。好きで飼ってるんじゃない、飼わずにいられないのだ、と自嘲をこめて。でも、どう見ても猫が好きなんですよね、るえかさん。
冒頭、20歳の猫に夜中に起こされる場面にまず、絶句。
マンガやテレビに出てくる有名な猫たちの分析が面白い。たとえば、トムとジェリーのトムは、ずるがしこいようで肝心な所でマヌケ・・とか、ひみつのアッコちゃんのシッポナは、その名前がよく出来ているとか、「動物のお医者さん」のミケねえさんは、猫らしい猫だとか、そうそうその通り!!と頷ける部分がたくさん。
「グーグーだって猫である」の小泉今日子について、ダメ出ししていたりしてるのも興味深く読みました。るえかさんに映画撮ってもらいたい。でも、やらないでしょうね(笑)。
るえかさんの一番の魅力は、気取りもないし、自分をよく見せようというところが微塵もないところだと思う。偽善もないし、偽悪に近いんじゃないかと思うほど露悪的ですらある。
でも、村上春樹さんの魅力をしっかりと捕らえてて解説してくれてる辺りが、そんじょそこらのタダのだらしない主婦とは違うなぁと思わせられます。
「1Q84」で社会現象を巻き起こしている村上春樹、猫がすきなんですってね。るえかさんが村上さんの、猫のことを書いたエッセイをひとつひとつ紹介してくれてるので、たいへん面白く読みました。
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