越境捜査/笹本陵平

4575235881越境捜査
笹本 稜平
双葉社 2007-08

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警視庁捜査一課の鷺沼は、配置換えのあと暇をもてあまして、時効間際の殺人事件を洗いなおすことにした。それは悪質な詐欺事件の被疑者が殺害された事件であり、その折には殺された被疑者が被害者から騙し取った12億円という大金が忽然と姿を消しているという事件だった。この殺人事件を再び追い始めたとき、鷺沼はなにものかに付けねらわれ、闇討ちに合う。
消えた12億円をめぐって熾烈な争いが水面下で始まる。
鷺沼に事件を託した神奈川県警監察官室長の韮沢、なぞのちょいワル風刑事の宮野、誰が味方で誰が敵か、何が本当で何が嘘か、、裏金にまみれた醜い警察という組織の実態を明らかにしつつ、鷺沼は「正義のために」事件の真相を暴こうと思うのだったが・・・。
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半分ぐらいまではとても面白く、息つく暇も与えられずに読まされた気がしますが、三分の一ぐらいから話が込み入りすぎて混乱してしまいました。
スピード感があって・・というより、緩急、の急ばかりでグイグイと引っ張られるので、半分ぐらいからすこし疲れてしまったというのもあり。
しかし、全体的に面白い小説でした。
主人公の鷺沼がカッコイイのです。上司の韮沢や、宮野とのやりとりなどに、男らしさをにじませていて、硬派な男前を堪能したカンジ。
物語は二転三転、四転五転・・・・?さすがに疲れますが、だからこそドキドキハラハラもさせてくれてグッド。
ラスト間際の展開はかなり盛り上がりました。最後の最後は「賛否両論?」と思ったけど、にやりとさせられる。わたしは支持!好きなラストです。硬派なエンタメとして楽しめました。


ひとこと:
金髪でピアスで家事をマメにするオネエことばの刑事、宮野がお気に入りだったので、終盤事件に介入する人物があっちからこっちからと増えてきたために、宮野の印象が薄れてしまったのが残念でした。

ひとことその2:
主人公鷺沼を柴田恭平で2時間ドラマになっているんだそうです。まだ放送していないのかな。非ドラマ体質なので見ることはないかもしれませんがキャストは気になります。宮野は誰がやるんだろう?
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23:08 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)

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