僕のピアノコンチェルト

B0015XEYSA僕のピアノコンチェルト
洋画
ポニーキャニオン 2008-05-21

by G-Tools

タイトルからして、ピアニストを目指す少年の話かと思いましたが、(リトルダンサーとか、北京バイオリンみたいな)ちょっと違った。

主人公のヴィトスは、たしかにピアノも常人離れしたうまさなんですが、IQが180以上、測定不能だという天才少年。とてもじゃないが、自分と同年代の子どもたちと話が合わず、教師たちでさえバカに見えてしまうらしい。当然浮いてしまう。
親はかれに、才能に見合った教育を受けさせようとします。しかし、ヴィトスはそんな毎日に嫌気が差し、「普通になりたい」と願うのです。
物語は、そんなヴィトスと、彼を取り巻く環境や人々のなかで、ヴィトスの日常とかれが成長していく様子を描きます。

++++++++++
これは面白かった。
まず、ヴィトスの生意気さ加減が面白い。
こんな子どもを持ってしまったら、親もどうかなってしまう。期待もするだろうし、天才を育てていると言う義務感もあるだろうし、大変だ〜。でも、子どもにとって何が一番良いか、という「基本」を見失ってしまう。「自分の子」を育てているのじゃなく「神童」を育てていると言う自負が、親にどう言う行動を取らせるかという展開がリアルでした。

そんな中で、理解してくれるおじいちゃんとの関わりが、見ているものにもホッとさせてくれます。このおじいちゃんがまた良い。ちょっと「世界最速のインディアン」思い出しました。住んでるところも田舎で、キレイな田園風景。ヨーロッパの田舎ってキレイですねぇ。目の保養。

そんな風に、進んでいくと、こんどはまたちょっと違うテイストの展開に。何重構造の映画なんだろう?みたいな。でも、違和感は無かった。面白かった。
そしてオーラスには、やっぱり「リトル・ダンサー」。
タイトルから受ける印象とはずいぶん違った内容だけど、最後にやっと、「ピアノコンチェルト」と言う、そのタイトルにも納得が行く。

でも、最後の演奏シーン、長いな。たしかに演奏はすごいと思うけど(ほんまもんの神童らしいです)もうちょっとコンパクトでも良かったんじゃないのかな。最後にああ言うステージを見せてくれる映画は多々あれど、どれも「長い!」と思ってしまうものが多い。「ブラス!」くらいの長さがちょうど良いと思います。

★★★★
16:20 : [映画タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(0)

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