潜水服は蝶の夢を見る

監督 ジュリアン・シュナーベル
製作総指揮 ジム・レムリー 、ピエール・グルンステイン
原作 ジャン=ドミニク・ボビー
音楽 ポール・カンテロン
脚本 ロナルド・ハーウッド

出演
マチュー・アマルリック (ジャン=ドミニク・ボビー)
エマニュエル・セニエ (セリーヌ・デスムーラン)
マリ=ジョゼ・クローズ (アンリエット・デュラン)
アンヌ・コンシニ (クロード)
パトリック・シェネ (ルパージュ医師)
ニエル・アレストリュプ (ルッサン)
オラツ・ロペス・ヘルメンディア (マリー・ロペス)
ジャン=ピエール・カッセル (リュシアン神父/店主)
イザック・ド・バンコレ (ローラン)
エマ・ドゥ・コーヌ (ウジェニー)
マリナ・ハンズ (ジョゼフィーヌ)
マックス・フォン・シドー (パピノ)

+++++++++++++

あらすじ:
エル誌編集長ジャン=ドミニク・ボビー(マチュー・アマルリック)は、突然の脳梗塞で、全身麻痺状態に陥ってしまいます。
目が覚めてみれば、医師たちの声は聞こえ、話している事もわかるのに、自分では体を動かす事はおろか、声すらあげられない。
主人公に動かせるのは唯一、目(眼球)だけ。
しかし、右目の方は瞼の筋肉が動かないので、眼球に影響を及ぼすとの判断から「閉じられて」しまいます。(ひ〜〜!!!)
残るのは左目のみ。
そんな彼に言語療法士は、まばたきでコミュニケーションを取る方法を教えます。
言語療法士がアルファベットを読み上げて、自分が伝えたい言葉のつづりのアルファベットの部分で、瞬きをするという、非常にまどろっこしい気が遠くなるような方法です。
絶望に打ちのめされ「死にたい」と思う主人公は、やがて「自分には、ふたつの残されたものがある。記憶と想像力だ」と、生への希望を取り戻し、原作となる本を書くのです。


+++++++++++++

これは「ロックト・イン・シンドローム」と言う症状に陥った主人公が、自分の体が動かない事を、自分が潜水服を着ているかのように考え、しかし想像の上では蝶のように自由に飛びまわることから、このタイトルに。
つらく重い物語ですが、どうしてなかなかユーモラスな表現もあり、暗いだけじゃなかったです。
男は、どんな状態でも「男」なんだなぁと、ちょっと呆れさせられたりして、どっぷり感動しようと思ってたらちょっと肩透かしの気分も。
すごかったのは主人公の演技。左の眼球しか動かせないのに、その表現力といったら!
主人公の全貌が観客に見えるまでに、しばしの時間があるんだけど、最初にその姿を見たときはかなりインパクトが大きかったです。
映像も申し分なく、ストーリー展開にしても現状と過去の記憶や、想像の部分を組み合わせることで飽きさせない。
主人公が、友人に本を読んでもらうシーンなどは感動的でした。生きる希望を取り戻し、本を書く決意をしたり。苦手な「ミリオンダラー・ベイビー」と比べてしまい、最後まで「生きる」決意をした主人公の気持ちが嬉しかった(ってへんな言い方だけど)文字色

が!!

なんちゅうかラストまで見たら、実はそれほど感動しなかった。できなかったと言うかね。
なんででしょうね。自分でも良く分からない。
ネタバレになりますので反転して下さい。↓

主人公、浮気をして奥さんと別れたらしい。
しかし、その奥さんが献身的に倒れた夫に尽くしている。
言語療法士たちのように、アルファベットを覚えて、主人公の発言の手助けをしたりね。
でも、ダンナには彼女がいるわけですよ。
ちっとも会いにも来ない彼女が。
その彼女から電話が掛かってきて、ジャンは自分では彼女に思いを伝えられないから、奥さんに「中継」を頼まずにはいられないのですよ。
その中継をする奥さんの気持ちは、いったい??
このシーンで、さ〜〜〜っと冷めてしまいましたね。
やっぱり自分が「妻」の立場だから?
それが真実なら、仕方がない。予定調和、ご都合主義のラストよりも真実味があり、人間くさい部分が良いのかもしれませんが、本能的にイヤだったとしか言えませんね〜。
なので、ラストでの感動も半減したカンジ。

17:45 : [映画タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(1)
このコメントは管理人のみ閲覧できます

2008/05/01(木) 23:36:37 | - │ | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL