プルートで朝食を

B000IMUX7Aプルートで朝食を
キリアン・マーフィー ニール・ジョーダン リーアム・ニーソン
ポニーキャニオン 2006-12-22

by G-Tools

監督 ニール・ジョーダン
製作総指揮 フランソワ・イヴェルネル 、ブレンダン・マッカーシー 、キャメロン・マクラッケン 、マーク・ウッズ
原作 パトリック・マッケーブ
音楽 アンナ・ジョーダン
脚本 ニール・ジョーダン 、パトリック・マッケーブ

キリアン・マーフィ (パトリック・“キトゥン”・ブレイデン)
リーアム・ニーソン (リーアム神父)
ルース・ネッガ (チャーリー)
ローレンス・キンラン (アーウィン)
スティーヴン・レイ (バーティ・ヴォーン)
ブレンダン・グリーソン (ジョン・ジョー・ケニー)
ギャヴィン・フライデー (ビリー・ハチェット)
イアン・ハート (PC・ウォリス)
エヴァ・バーシッスル (アイリー・バーギン)

+++++++++++
ある朝教会の前に捨てられた子ども、それが主人公のキトゥン。
男の子でありながら、育ての親や姉の洋服を身にまとい、家でも学校でも変態扱いされている。
そんな彼女が、ロンドンに自分を捨てた母親を探しに行きます。
いろんな人との出会いと別れを経て、キトゥンが見つけた「愛」とは・・・。
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かむほどに味の出る映画というのでしょうか。
見ているとき最初は、煙にまかれると言うか、狐につままれたような感じで物語が進んでゆき、ちょっと「ん??」と思いながら見ていたのですが、だんだんとキトゥンの作り上げる世界にハマってゆきました。
キトゥンは可哀想な生い立ちなんです。
コミカルで軽いタッチで、音楽の効果もあって、そうは深刻には見せてないけど、よーく考えたらとっても気の毒な境遇、不幸の連続。
親に捨てられ、出生の秘密が分かったと思ったらトンでもない話だし、育ての親は優しくないし、男でありながら女の心を持っていて、誰にも愛されないと言う孤独のなかで生きているのです。
そんなキトゥンが愛を求めて彷徨う。舞台はアイルランドで、反政府組織とのかかわりもあって、悲惨な青春です。
だれか、キトゥンを幸せにしてあげて!と、キトゥンの代わりに泣きたい心境でした。キトゥンが優しいだけになおのこと・・・。
でも、決して暗いままで終る映画じゃない(まぁもともと暗い雰囲気はないんだけど)それがとってもいいのです。
母を求めたその気持ちの根底には、自分を肯定したいと言う気持ちがあったと思う。
祝福されて生まれた子どもなんだと、言ってほしかったのではないでしょうか。
それを実際には、キトゥンに伝えたのは母ではなかった。
母ではないけれど、それでもキトゥンにはそれが大切だったのです。
自分が愛される存在だと思うことは、人が生きていくうえでとっても大切なこと。
キトゥンがそのことを知り、人生に前向きになるラスト(与えられるだけではなく、愛を与える立場にもなって)は、とっても優しく清々しい。
人生に、愛と希望と自信を取り戻したキトゥンには、もう母親を追い求める必要はなく、明るい未来に向かって歩いてゆくのでしょう。

★★★★☆

それにしても、このジャケット写真、男だと思えない。めちゃキレイですね~!!
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