2008'02.27
![]() | バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク 沼尻 素子 リチャード・バックマン スティーヴン キング 扶桑社 1989-07 by G-Tools |
キングの初期の作品のようです。なんとも暗澹たるロードムービーのような、いや、小説だからロード・ノヴェルとでも言うのでしょうか。近未来、アメリカでは「ロング・ウォーク」というゲームが開催され、全米中を期待と興奮の坩堝に落とします。100人の少年を無差別に集め、ルールに従って銃殺してゆく、最後の一人になるまで逸れは続けられる、歩いている間は眠る事はおろか、立ち止まる事もできず、速度が落ちただけでも警告を与えられ、警告が1時間に3回発せられたら4回目には…。なんとも残酷でショッキングな内容です。読んでいるうちに段々と辛くなってくると同時に、目が離せない物語。結末は予想が付くのですが、予想が裏切られる事を切望して読んでしまった。甘かった。。。
見知らぬ100人の少年たちがロング・ウォークを通じて友情を育み、極限の中でも相手を思う気持ち、あるいは思い出話の中にある少年たちの思春期など、キングらしい爽やかな部分もありますが、いかんせんあまりにも残酷な設定。キングの好きな人にしかすすめられないかも。「バトル・ロワイヤル」はこの小説を元にして作られたに違いないですね。





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