人を殺してみたかった

4575293202人を殺してみたかった―愛知県豊川市主婦殺人事件
藤井 誠二
双葉社 2001-11

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この本は「darjeeling and book」のかっこーさんのブログで知りました。

2000年5月1日に愛知県の豊川市で起きた、行きずりの高校生による主婦殺人事件の衝撃ノンフィクション。
犯行の後、かれは「ひとを殺してみたかった」と言い関係者を唖然とさせた。
彼が犯行を決意し、実行し、逮捕に至るまでが刻々と淡々と描かれていて、圧倒される。
なによりも事件後かれは「アスペルガー症候群」と判断される。
この症例は自閉症の一種だそうで、しかし、犯行とアスペルガー症候群とは一切無関係だと何度も繰り返されている。
しかし、世の中この少年のように「変わったやつ」と思われている人間は五万といるわけで、自分だって他人から見れば「変なところ」は持ってるはず。
これを「アスペルガー」なり「AD」なり(本書ではADHDは出てきませんが、症例チェックで「え?私?」と思ったこともある⇒だらしない、整理整頓ができない、モノを無くしやすい、気分がかわりやすい、気ぜわしい、心配性、かんしゃくもち、怒りっぽい、マニュアルに従うのが苦手、自尊心の低さ、不正確な自己認識、対人関係に一喜一憂しやすい、暴力行為をおかしやすい、しゃべりすぎる、手足を無意味にそわそわ動かす、順番を待つことが苦手である…なんて書かれては、胸がぎゅーっと締付けられるような不安感に押しつぶされそうになる。詳しくはコチラ)誰が「私は完全に違う」と否定できるんでしょうか。
それと、文中に少年が井上雄彦氏の「バガボンド」が好きだという記述がある。

引用させてもらうと「とくにナオヒデ(少年の仮名)は「バガボンド」の主人公・宮本武蔵が槍術の達人である宝蔵院胤舜との戦いに勝ち、その胤舜が絶命するシーンが印象に残っていたと言う。私でさえ忘れられない1コマである…」とあるけど、胤舜、絶命していないと思うんですけど…。
手元に本がないので確かなことは言えないけど、胤舜は武蔵との死闘の末に、自分の命の大切さを師匠に思われている自分を確認し、明るい瞳の青年に生まれ変わったのではなかったか。
この豊川の少年が、胤舜が死んだと言う思い違いをしているのはいいのです。でも、この著者、ジャーナリストとして「私でさえ忘れられない1コマ…」はないだろうと思う。
ちょっと気になったので。もしもホントに胤舜が死んでて私のほうが思い違いをしていたのならゴメンナサイ。すぐに記事を直しますので教えてください。
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20:16 : [本・タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(2)
うぎゃー

この事件の本あったんですね。
人間がどんな構成になっているのか、何か解き明かせそうな本ですね。

自分も「アスペルガー」じゃ内科と不安です。

たまーにかんしゃく起こすし。

2005/11/11(金) 19:37:26 | かいくん │ URL | [編集]

かいくん、こんばんは

この事件は同じ東海地区だけに
衝撃的でしたね!!

内容はちょっと?って感じだったんですが
アスペルガーはかんしゃくとはちょっと違うみたいよ

http://www2u.biglobe.ne.jp/~pengin-c/autism-as.htm

かいくんはどうみても、そんな感じじゃないよー♪

2005/11/12(土) 23:28:22 | short │ URL | [編集]

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