ミス・ポター

今週はわたしにとって映画ウィーク。
今日はレディスデイということで、「ミス・ポター」を。
世界中でいちばん有名な兎、ピーターラビットの産みの親、ビアトリクス・ポターの物語です。
何気なく目にしたり読んだりしている物語、このピーターラビットシリーズもその一つかなという感じですが、その作者には作者の人生があるんですよね。ポターにも。それもかなりドラマティックな。

映画の感想を一言で言えば、もうね、すっごく面白かったし感動しました。パンフまで買ってしまったと言えば、気に入り度がわかっていただけるでしょうか。



たくさんの筆が入った筆立てから一本の筆を選ぶ
水に濡らす
水を入れたびんに筆が当たるコンコンと言うリズミカルな音
筆をパレットの絵の具につける
白いパレットの上で色を混ぜあわせる
筆を洗う
透明の水があっという間に青に染まる
画用紙に色を置いて見る
何度も何度も置いて見る
白い画用紙を青く塗る、塗りつぶしてゆく・・・

この冒頭から釣り込まれて、絵を描く喜びが見ているものに伝わり、早くも胸が熱くなる。
ポターが絵本を持ち込んだ出版社で、会社が「採用」「不採用」のどちらを言い渡すか、まな板の上の鯉状態で待っている時の緊張感、採用された時の喜びなど主人公の気持ちが手に取るように伝わるし、ともかくそういう場面の一つ一つに感動して、やっぱり胸が熱くなり、早くも涙が。。。
その後編集者のユアン・マクレガー演じるノーマンとの出会いと恋。いいトシした男女の初々しすぎる恋模様が、非常にいじらしくほほえましいし、ポターの家族とのやり取りも良かった。いっつもくっついてくる監視役の女中さん?とかね(笑)。
ポターが絵を描く場面が好きで、もっと見せて欲しかった。ところどころ絵のピーターたちが動き出すのも可愛いし(違和感がない!)印刷工場の様子も興味深かった。手作業だもん。工具の一つ一つが骨董品のようで、見ているだけでも楽しかった。
何よりも良いのは、イギリス湖水地方の美しい風景。「カレンダーガール」を見たときも思ったけど、イギリスの自然の風景は本当に美しいのだな、と思い魅入ってしまいます。この風景を見るだけでも癒し効果が望めます。それにロンドンの町の風景とか建物や調度品や衣装なんかも凝っていて見応えあった。

チョっとだけネタバレ→順風満帆なだけのポターの人生ではなかったようだけど、どんな悲しみからも立ち直ったこと、そしてそれを長年にわたって待っていてくれる人がいたことが、最後にホッとさせてくれます。一瞬、なんだよ、生涯ノーマンを思って生きたのじゃないのかとがっかりしそうになったけど、8年ですって。8年と言う長さを考えたら、この二人を温かい目で見ることが出来ます。何様?ですが。←終わり

絵を描くのが好きで、絵を描くよろこび、絵本を、物語を作り出す喜び、人を愛する喜び、人を思う喜び、思われる、愛される喜び・・・自然に包まれる喜び、それを守ることが出来る喜び・・・悲しみもあるけれど喜びにあふれた物語で、こう言う映画こそ「幸せな気分になる映画」と言えるかも知れない。わたしはともかく、最初から最後までずっと泣いていた。
他の人も何人もパンフレットを求めていました。
オススメです!!!

★★★★★



追記++++++++++

わたしはピーターラビットって何の思い入れもない。すかしてる感じで好きでもなかった。子どもの頃はこんなウサギを知らんかったし。でも、これからは見る目が変わりそうです(笑)。

++++++++++

ポター家の父さんのひげ、パンフ見たら本人もあんなひげですねー。リンカーンみたいなの?頬ひげっていうかもみ上げがもじゃもじゃになったひげ。うちの夫、近頃あごひげと鼻下のひげを伸ばしててひじょーにイヤです。しかし、この頬ひげタイプに比べたらマシかもね。いや、いっそこんなひげなら面白くっていいかも?(笑)
(夫の場合、グレイと言うか白いひげで大変年寄りくさい。本人はダンディーだと思っているらしい。またお世辞だと思うが無責任に誉める他人がいる「カッコイイですね」とか。やめれ、と思うのですよ。)

そのひげの父親との別れのシーン、はぐするのじゃなく、肩の埃を優しく払うポターのしぐさも良かったなぁ。

++++++++++

いろんな予告を見たけど、「クローズド・ノート」について一言。
どっちでもいいじゃん。
って言うかどっち「も」いいじゃん。沢尻エリカと竹内結子だったら。どっちかに決められなくて選べなくて悩む話なんだろうか?
「わたしじゃダメですか」とかあんなキレイな子に言われて、拒否する男がいるとは思えない。


ボーンシリーズのマットデイモンが嫌いだという人は多いです。でもわたしは結構好き。なので、第三部も見に行くつもり!タイトルがイマイチ覚えられないけど。ボーン・アルティメイトだったかな。
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19:04 : [映画タイトル]ま行トラックバック(0)  コメント(2)
すごくよかったのですね。イギリスの田舎の風景を見るだけでも、価値あるかも。
映画も1000円で、パンフも同額ですものね。よほど気に入らなければ、私も買いません。

絵心のあるshortさんだから、余計ポターの絵を描く楽しさがわかるのでしょうね。

2007/09/27(木) 16:42:55 | くまま │ URL | [編集]

くまま コメントありがとうございます
本当によかったですよ。
きっとくままもお気に召されるのでは?と思うけど、もしもはずれだったらと思うと怖くてオススメできませんが(^^ゞ
でもねー、よかったですよ~~
見て欲しいな。。。
ユアン・マクレガーの誠実な愛情が忘れられません。
久しぶりにときめくキスシーンでしたし。

パンフは600円でしたけど。。
絵を描くワクワク感は、本当に伝わりますよ!

2007/09/27(木) 21:47:46 | short │ URL | [編集]

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