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リトル・ミス・サンシャイン

B000LXHF4Kリトル・ミス・サンシャイン
アビゲイル・ブレスリン ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2007-06-02

by G-Tools

監督 ジョナサン・デイトン 、ヴァレリー・ファリス
出演 グレッグ・キニア 、トニ・コレット 、スティーヴ・カレル 、アラン・アーキン 、ポール・ダノ 、アビゲイル・ブレスリン

すんごい評判が良いから、すっごく期待してしまった。それでなのかなぁ、なんか・・・思ったよりも「ふつー」で「可もなく不可もなく」って言う感じ。
たしかに面白かったし飽きなかったし、ほのぼのしたりジーンとしたり、楽しく見ることが出来たし「いい映画だなぁ」と言えると思うけど・・。
ロードムービーってキライじゃないのだけど「ストレイト・ストーリー」なんかも、何度も借りてきてはそのたび寝てしまい、結局最後まで見たことがない。
この「リトル・ミス・サンシャイン」は退屈もしなかったし、実際最後の「ミス・コン」のシーンまでは面白かった。登場人物たちのクセのある感じとか、ちぐはぐした家族の雰囲気とか。だけど、あの「ミス・コン」の舞台が・・・。
ここからネタバレで→つまり、ミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」を目指して1000キロ以上の旅をして、途中でバスは壊れるわ、お父さんの本の出版は駄目になって破産の憂き目に会うわ、挙句におじいちゃんは死んでしまうわ(これにはびっくりした)、おにいちゃんは色弱が発覚してパイロットになれないことが分かってパニクったりと、ともかくトラブル続き。トラブルが続くうちに家族の絆が深まってゆくのが良いと思うのですが・・・。で、最後のミスコンのシーン。名だたる美少女たちがトップを目指してるのに、なぜあのオリーブちゃんがあそこに出場できたのかまず不思議。予選に通過したのか、書類審査だけでたった12人に絞ったのか、カリフォルニアには12人しかミスコンに出場したい子供がいないのか・・・。あまりにも場違いな感じが見ていて痛かったのです。いたたまれなかった。とても「ほほえましい」と言う気持ちからは程遠かった。家族がオリーブちゃんと一緒になって「恥をかく」のが感動どころなのかも知れんけど、わたしにはただひたすらいたたまれない気持ちがしただけ。恥をかいたって良いじゃない!・・・って思えるほどわたしは強くない、恥ずかしい事が怖いと思う弱い人間なのだと思いました。
前評判が良すぎて期待しすぎたのが悪かったのか、それとももともとなのか、よく分からないけどわたしにとっては「まぁまぁよかったかな」って言う程度。たしかにオリーブちゃんは可愛かったけどね!

もっと大きな問題は、その輸送に使われる飛行機にあります。ナイルパーチの輸出が盛んな事に目をつけたのは武器商人たち。彼らにとっては戦争や内乱ほど「おいしい」ことはないのです。そして、生きるために、より良い暮らしをするために兵士になりたい、だからと言って「戦争」を待ち望んでいる人たちがいるということ。それほどまでに「普通の暮らし」からは遠い暮らしをしている人たちがいると言う事。
何も知らずにアフリカ産の白身の魚を食べる日本人であるわたしたち。見終えたあとには深い虚無感が・・・。

いつも思うけど、あそこで目を潰されながらアンモニアとウジの中で生計を立ててる女の人は、ひょっとしたら自分だったかもしれない。他の子供たちと一握りのゴハンを奪い合いながら、夜はシンナーやタバコをすって何もかも忘れて眠ろうとする子どもは、わたしの子どもだったのかも知れない。
その違いはスレスレだったかも知れない。
そう思うと、この日本で安穏に生きられる幸福をもっと真摯に受け止めないといけないなぁと痛感させられます。自分が恥ずかしい。

★★★
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