ひとりぼっちのジョージ―最後のガラパゴスゾウガメからの伝言

4152088109ひとりぼっちのジョージ―最後のガラパゴスゾウガメからの伝言
ヘンリー・ニコルズ 佐藤 桂
早川書房 2007-04

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どうしてこの本を借りたかと言うと、図書館の新刊コーナーにあったので・・・。それと、こないだ何かのテレビで見たばかりだったので。

ひとりぼっちのジョージ、ロンサム・ジョージは自然保護の象徴。
ガラパゴス諸島のひとつピンタ島で1970年代初頭に発見された。当時ピンタ島ではゾウガメは絶滅したと思われていたので、急遽「チャールズ・ダーウィン研究所」に保護され、今に至っています。同種のメスをあてがい、子孫を増やしたいのだけど同じ亜種のメスがどうしても発見されず・・・。よく似たDNAの別の島のメスをあてがうが、長年一人ぼっちで暮らしたらしいジョージは「交尾」のやりかたがわからないらしくまったくその見込みがないらしい。
このジョージをめぐる研究者たちの努力や、自然保護のあり方なんかを記してある本です。

感想を書こうと思っても正直な話、理科が数学以上に苦手なわたし。この本も読んでる最中は「ほうほう、なるほど~」と思ってみても読み終えてみてここになんかを書けるほどは理解できてないので・・・。

ただ、思うのはゾウガメを取りつくしたのが人間である事は間違いない。(かなり美味しいらしい)その人間の尻拭いということになるのか、研究者たちの探究心はものすごく、DNAの採取一つにしてもその努力が半端じゃないと驚きます。そして、DNAってすっごく色んなことが分かるものなんですねぇ。何百年前の事まで・・・。どこの島からどこの島に、流されてゾウガメが住み着いたとか、そこでこう言う進化をしたとか・・・。興味のない人間にとっては、どうしてそんなことまで一生懸命に調べるんだろうと思ってしまう・・・。これ言っちゃおしまいだけど。賢い人はすごいなぁ・・・。(こう言う言葉しか出てこないのがお粗末だけど)ともかく、賢いのも愚かなのも人間です。

ガラパゴスって人が住んでいるところだと知らなかったのだけど(これもまた無知でごめんなさい)その現地の人たちはナマコを乱獲しているらしい。ナマコはご存知高級食材で人気があり需要が多いので生活の糧となるわけですが、海のミミズと言われるナマコを取りつくしてしまうことは後年計り知れない影響を海に及ぼす事は目に見えているのです。学者や有識者たちはナマコの乱獲を規制するけれどそれに反対する現地の人々は、恨みつらみをジョージに向けてしまう。ジョージを殺せ!という運動まで起きる始末だそうです。

人間が自然界に及ぼす迷惑行為の一つに「外来種の持ち込み」と言うのがある。この本にもいくつかそれが書かれてるけど、ガラパゴスで言えばクマネズミやヤギなどの大型哺乳類。ヤギはもとは海賊などが食料として持ち込んだそうなのだけど、物凄い繁殖力で増え、島の草を食い尽くすと言う迷惑さ。で、今はそのヤギを駆除しているのです。一頭たりとも残さずに殺されるヤギ。これもまた哀れ。一番迷惑な大型哺乳類とは人間だという以外にない。
ガラパゴスだけではなくたとえばオーストラリアなどは、入植した富裕階級が狩をするときにいたら面白いなぁ、と言う理由でつれてきた「うさぎ」が酷く迷惑を及ぼしているらしい。

きっと「読んだ」と言えるほどは理解出来ていないと思うけど、それなりに挫折することなく楽しく(と言うのは語弊があるが)興味深く読めました。いろいろ勉強になった・・・と思いたい。
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