クドリャフカの順番

4048736183クドリャフカの順番―「十文字」事件
米澤 穂信
角川書店 2005-07

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古典部シリーズ第3段。
ついに例の「カンヤ祭」と呼ばれる神山高校文化祭当日がやってきた。
文集「氷菓」も出来た。無事に…とは言えないけれど。
実は予定よりもかなり多めに出来上がってしまったのだ。
それを三日間で売らねばならない。
相変わらず省エネ主義の折木奉太郎も、千反田えるに振り回されながらも、なんとか文集を売る方向でがんばってる…。

今回はトランプの、スペード、クローバー、ダイヤ、ハートというマークを使ってそれぞれ、折木奉太郎、福部里志、伊原摩耶香、千反田える、の4人の視点でストーリーが展開していくので、かなり面白かった。
特に、千反田の天然が私は好き~。面白いねあの子(笑)
もちろん4人ともが個性的で面白いんだけど…。

本作では文化祭と言う、少しだけ非日常のこの期間の様子がすごく楽しそうに描かれていて、自分の高校時代を少し思い出してしまった。(少しと言うのは、うちらの高校の文化祭がこんなに洗練されたものではなかったので)この楽しさが全編にあり、それがなんと言っても魅力であろうと思う。
その上に「文集は売れるのか」とか「料理競争」とかと言うハラハラした部分もあり、特に、漫画研究会の伊原摩耶香と、センパイが、「面白いと感じること」について激論を戦わせるシーンがあるんだけど、漫画好きとしても、そしてこうしてサイトに感想らしきものをアップしている立場から言っても、この二人のディスカッションはとっても興味深く面白かった!勉強になったと言うかね。
このように、「事件」だけじゃなく、いろんなところで読者をそらさずに、一気読みさせる魅力がある。
そして肝心の「事件」これが、また、しょーもない事件なんだね。
それでもなんか「なぜ?」「だれが?」と言う疑問を晴らしたくて一気に読ませる!!生臭い事件じゃないのに、一生懸命に読んでしまうのです。
やっぱり私がひねくれてるのか知らないけど「そこまでする?」とか「回りくどすぎる」とかは思ってしまうのだけど、それを差し引いても作品はとっても面白かった!!

あさみさんにお借りしました。ありがとう~~♪

↓この2冊は本作品の序章とも言えますね。

4044271011氷菓
米澤 穂信

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404427102X愚者のエンドロール
米澤 穂信

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