北の零年

B000929WJO北の零年 通常版
那須真知子 行定勲 吉永小百合
東映 2005-07-21

by G-Tools


テレビ放映があったので、録画しておいたのをようやく見てみることに。
すっごく意表をつくストーリー展開でした。こんな物語とは思わなかった。ちょっとびっくりしました。
どんな物語を想像していたのかと言うと、全然予想とかはしていなかったんだけどね。

まずね、吉永小百合は確かに綺麗だけども、渡辺謙と夫婦って言うのは無理があるのではないですか?あの夫婦の娘の女の子、テレビでも大活躍の子役の(「ちびまる子ちゃん」のたまちゃんですよね)子どもとは年齢的にはお婆さんと孫です。どうして、吉永さんでなければいけなかったのか、もっと他に適役ならいくらでもいたのでは?

(以下、ネタバレを含む上に辛口なので、読みたい人だけドラッグして読んでください。)


と、冒頭から「??」と言う感じだったので、あんまり感情移入も出来ず、感動を受ける事もなかったなぁ。
明治の維新で、この映画の「藩」のように不遇に泣いた藩や侍たちは数多かっただろうと思うと、痛ましいと言う気持ちは沸いてくるものの、どちらかと言うと侍たちの生活力のなさに唖然とするだけ。
で、主人公の夫の渡辺謙演じる小松原殿が、家老の命を受けて札幌に稲の買い付けに行ったまま行方知れずになってしまうのです。
物語前半は、そのあとの藩の人たちから裏切り者呼ばわりされての、つらい仕打ちに耐える吉永小百合親子のけなげさを描いているのですが、そこから立ち直るシーンが5年分飛ばされていて、そこは見るものの想像に任せると言うか「だいたい分かるでしょ?」って言う感じなのかもしれないけど、いきなり裕福で立派な農園主になってる主人公の姿に「何があったの?」「なぜ?」と言う疑問が沸いてしまい、置き去りにされた感じです。

が、わたしの少女マンガで培われた感性では、渡辺謙は「記憶喪失」になったと思ったんだけど(笑)そうではなくて、さっぱり妻子を切り捨てていた所に憤りが。
この村がようやく作物も取れて軌道に乗り始めたときに、イナゴの大群の被害にあうんですね。しかし、その上に戊辰戦争の勃発で、政府は馬を軍用に差し出すか、あるいは兵隊として村人を徴兵しようとする。
北海道のその村に軍馬の徴用にやってきたのが、かつての小松原殿=渡辺謙であった!!
予想に反して、記憶喪失でもなければ、かつての同志たちに温情をかけに来たわけでもなく、冷徹に政府の意向を遂げにやってきたのです。
よくもまあおめおめと帰ってこれたというか・・・、政府の要人??馬を徴用に来ただと?どの面下げてお前は!!みたいなね。
そこで、「吉永小百合がんばれー!!」みたいな気持ちがわいてくる。
吉永小百合は最初は抵抗するのだけど、結局は「馬をお持ちなさい。それがあなたのお仕事なのでしょう」みたいな。笑顔で。それが一番の「復讐」だよねぇと思いました。笑顔で言われるのが一番堪えるのじゃないでしょうかね??
いやしかし、今をときめく渡辺謙がこんな嫌な役どころだとは思いもしなかったよ。前半の、家庭人としても藩の重鎮としても頼もしく愛情あふれたカラーからは想像できませんでした。

ま、その後の民衆の「蜂起」にはちょっと感動したのだけど。せっかくの感動もラストの大団円的なシーンが。。。こう言っちゃなんですが、なんだか、陳腐で、台無し。

実際に寒い所でがんばって映画を撮ったのでしょうし、見ているだけの人間がここまでこき下ろすのは言語道断とは思いつつ、思わず書かずにいられませんでした。ゴメンナサイ。


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14:36 : [映画タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(7)
shortさん、こんばんは~♪
実は私も録画しておいたものをものすご~く楽しみにして見たのですが、あまりの???????に絶句でした。だから感想のUPもなし・・。
脚本が悪いのかなぁと思ったの。
吉永さん以下、演じている皆さんも心の中では???と思いながら寒い雪の中で演じていたのかなぁなんて逆にかわいそうに思ってしまうぐらい残念な映画でした^_^;
とまぁ、新年早々はじめての書き込みがこんな書き込みでしたが、素敵な映画を今年ももっともっと見たいなぁと思っています。今年もどうぞよろしくね~♪

2007/01/12(金) 20:04:02 | caho │ URL | [編集]

( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
shortさんの意見に大賛成です。
私は招待券があったので劇場で見たけれど
何の感動もありませんでした。
北海道に住むに者の立場から言わせてもらえば、
厳しい寒さに立ち向かうという人間の姿が描ききれて
いなかったと思います。

それに・・・
あの年月の間に何があったの~?
ここだけは興ざめという感じでした。

こんなにけなしていいのかしら?(^^;
でも、期待はずれだったのは確かです。

2007/01/12(金) 20:12:38 | ゆこりん │ URL | [編集]

>cahoさん、いらっしゃいませ~♪
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします!
いま、すごくほっとしています!
だって、こんなに辛口で読まれた方は不快になるかもしれないなぁなんて思いながら書いたのです。
cahoさんも「????」だったのね。ああよかった!(笑)
ほんとに、このような映画のために役者さんたちが厳寒の北海道でつらい撮影をされたとは、気の毒ですね。それよりもそこに気付くcahoさんの優しさに頭が下がりましたよ!。
今年もまたいい映画に出会いたいです!
またお話しましょうね♪よろしくお願いします♪


>ゆこりんさん♪
ゆこりんさんも・・・またまたほっとしました!!(笑)
きっとそう感じていらっしゃる人は多いのかもしれませんね。
私だけじゃないのね~よかったわ・・・^^
そうなんです、せっかくの「北海道」とか「北」という設定が生かされていませんよね。
アイヌ人が出てきて、そこにも別段何もないような感じだし、言いたい事がどこにあるのかが全然分かりませんでした。
やっぱりあの5年間に何があったのか、気になりますよね?
わたしの想像力の不足かと思ったのですが。

>こんなにけなしていいのかしら

うーん、それだけこの作品がわたしたちには魅力不足ということで、ごめんしてもらいましょう!(笑)

2007/01/12(金) 21:29:22 | short │ URL | [編集]

反応が遅れてしまいましたが、
私もねえさまに同感です!
何を描きたかったのか?誰を描きたかったのか?
焦点がまったく定まってなくって、
訳のわからん映画でした。
どうも番宣はすごかったのに、蓋を開けたら静かだな~と思ったわけです。
ただ単に寒いとこと吉永さゆり・・・という映像を撮りたかっただけの映画のような感じがしました。
なんて、タダで見といて言いすぎかな?

2007/01/14(日) 21:44:44 | foo │ URL | [編集]

fooちゃん いらしゃい~~~
あ、そうか、試写会かなんかで無料鑑賞だったっけ?
いやいやそれでもつまらんものを観たら「時間が無駄になった」と思うよね??(笑)
まさにfooちゃんのコメントのとおりで、前評判と言うか期待が大きすぎたのではないでしょうか?
5年間に何があったのか、それを回想としてせりふ無しでダイジェストのように挿入してくれたらよかったのに。
わたしが監督ならそうするわ!!とまで思ったよ。
あの外人は何?
どうやって生還したの?
なんで馬?
なんで農場主のようにみんなにヘコヘコされているの??
まったく分かりませんでしたな。
吉永小百合を雪の中においてみたかっただけなのかもね。
あら、わたしもまた言い過ぎちゃったかな(笑)

でもね、どんな映画でもラストが大事と思うのですよ。
あのラストじゃどんなにそれまでが良い映画でも、台無しです。
ほんとに下らんラストでした。(まだ言う)

2007/01/15(月) 16:09:31 | short │ URL | [編集]

開拓者の話として観に行ったつもりが、ふたを開けたとたん、「なんだこれは?」しか思えない、どうかつっこんでくださいといわんばかりの映画でした
まあ、それだけ楽しめたかな(おいおいっ)
大事な開拓者としての時期が書かれていない。5年後、牧場の主になったといえどね..(苦笑)
思っていることはみんな同じだね。

ここまでもか、ここまでもか不幸に追い詰めたあたりは行定監督、韓流ドラマを描きたかったのか?としか思えん。
渡辺謙が演じる小松原。北の大地に残ると言っておきながら、自分で裏切ってる。そもそもはこいつが原因。暖かい地方から寒い北の大地はさぞかし寒かろうに。これも行定監督が「渡辺謙を「ラストサムライ」とは別のイメージで悪人にしたてたかった」と言っていたけど、これってムリがあり(爆~)

スクリーンではじめて観る吉永さん、綺麗だった。私は渡辺謙との夫婦は15歳年が離れていようとも違和感はなかったけどね。
これぞラストサムライかと思えた豊川悦司の生き残り会津藩士に感動しました。

2007/01/23(火) 22:00:41 | ラム │ URL | [編集]

らむりん、みんな思うことは同じなのね!
あの5年こそこっちは知りたかったよね。
>渡辺謙を「ラストサムライ」とは別のイメージで悪人にしたてたかった
と言うのは初めて知りました。
そうなの??
わたし謙さんがまさか、悪人とは思っていなかったので、あんな再登場でショックだったよ。
「そのまんまやん!」っていう感じだったね、捻りも何もなく。
おお!!トヨエツ!!会津藩贔屓のらむりん!!(笑)
うんうんトヨエツは良かったんだけど、だからこそ、もうちょっと掘り下げてほしかったね。<br>
わたしは吉永さんと健さん(高倉の)の「動乱」を見に行ったよ。
たしか同時上映は「天平の甍」だったと思う。
むかーし昔の話ですが(笑)

2007/01/23(火) 23:31:16 | short │ URL | [編集]

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