2006'12.24
![]() | プリズム 貫井 徳郎 実業之日本社 1999-10 by G-Tools |
ある若い女性の小学校教諭が殺された。
その女性教師は睡眠薬入りのチョコを食べたうえ、窓を割って入ったらしい何者かに、頭部を強打されて死んだらしいのだった。
チョコを送ったのは誰か、チョコを送った人物と殺人を犯した人物は同一人物なのか?そして、なぜ、女性教師は殺されなければならなかったのか??
その謎を、受け持ちの児童たち、同僚の先生、大学時代の友達などなどそれぞれが、探って行くという連作短編集。
児童から見たら申し分の無い先生であったけれど、他人の目からはまたそれぞれに違う面が見えていたところに、タイトルの意味があるのだと思う。
こういう推理小説らしい推理小説を以前は好んで読んだのだけど、今読むとやはり不自然だったりリアリティにかけたりする部分ばかりが目に付いた。
貫井さんらしく、サクサクと読ませられはしたし、意外性のあるラストもそれなりに面白かったけど、近年の「愚行録」「空白の叫び」には及ばないと感じた。





コメントの投稿