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殺人の四重奏/藤本ひとみ

4087748286殺人の四重奏―クラシックミステリー
藤本 ひとみ
集英社 2006-09

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ひさしぶりの藤本さんの歴史ミステリー。面白かった!堪能しました。欲を言えば短編集よりも長編が読みたいけど、それぞれのお話が読み応えのある短編集でこんな短編も決して悪くない!満足満足。嬉しいプレゼントでしたよ。美しい宮廷、華やかな街を舞台に人間の欲望やエゴイズムを描いてあり、ミステリーとしても読ませるし、おススメです。


一番よかったのは、やはり「マリーアントワネットの首」です。
主人公のマリーは、蝋細工師。革命の中でギロチンにかけられた有名人たちの首を、首切りサムソンから借り受けて、デスマスクならぬデス首を型に取り、蝋細工(蝋人形)を作るんです。
で、このタイトルなんだから解りますよね?
しかし、それだけではなく、ギロチンが出来るまでには様々な拷問って言うものがあったので、その様子が処刑人のサムソンの口から語られたりする場面が、おぞましくもぞくぞくしてしまう。
それに、相変わらずいい男を描くのがうまい藤本さん。ほんの少ししか登場しなくて、いつものような濃厚なラブシーンなんてどこにもないんだけど、なぜか心惹かれるアンリ・サムソン。
この人を主人公に長編書いてください!

収録作品は
●寵姫モンテスパン夫人の黒ミサ
●詐欺師マドレーヌの復讐
●公爵令嬢アユーラのたくらみ
●王妃マリー・アントワネットの首

今読みたい藤本作品は↓
4048737341王妃マリー・アントワネット―青春の光と影
藤本 ひとみ
角川書店 2006-11

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