向日葵の咲かない夏/道尾秀介

4103003316向日葵の咲かない夏
道尾 秀介
新潮社 2005-11

by G-Tools


夏休みが始まる直前の日、学校を休んだ同級生S君の家に届け物をしに行く主人公の「僕」ミチオは、そのS君の家でS君が首をつって死んでいるのを見る。そして学校に戻り先生に訳を話し、警察の出る幕となるのだが、警察がS君の家に行った時はS君の姿はどこにもなかった。
しかしS君は姿を変えてミチオの前に現れる・・・。それは・・・。


読みやすい文章で、サクサクいける。
なんで「S」君なの?
名前を付けてやってくださいよ。とか、
主人公ミチオもそうだけど、3歳の子どもがこんなにしっかりしているわけないじゃないか、とか、突っ込みどころは満載ですが、全編魅力ある文章で一気に読ませられた。
真実がどうなのかも気になる所ですが、その真実に本当に迫っているのかどうかが怪しげな所も、先を急がせる原因かも。
また登場人物たちの背景もなんとなく不気味で、各所に思わせぶりな設定がちりばめられてて、目が離せない展開。

本格ものってどうしても帳尻を合わせるように無理なラストが多くて、この物語もどちらかと言うとそういう部分も無きにしも非ず、と感じましたが、それでも読後感は「面白かった!」と言えるでしょう。

でも、わたしはどちらかというと「シャドウ」のほうが好きかな。

↓ちょっとネタばれ

岩村先生、不気味な存在で期待していたんだけど、やはりあの人が犯人ではあまりにありきたりな展開だったよね。
読み終えてみれば誰にも好感も、共感も持てなかったのが残念。
面白かったけど「ふーん・・・」で終わってしまいそうな。
S君の「岩村先生に殺された」という告白、あれはどんな理由を付けても本当のことがわかってから考えると「そりゃないよ!」って感じがしますね。そこだけは本当かと思って読んでたわたしが単純すぎたのかもしれないけどね。



スポンサーサイト
15:22 : [本・タイトル]は行トラックバック(1)  コメント(2)
こんにちは!
そうそう突っ込みどころ満載だけど、読まされてしまいますよね。
先生も不気味でしたね。お母さんも。
謎だらけでどれが本当なのか見えないところが、惹きつけていくんでしょうね。
「シャドウ」も早く読みたいです。

2006/12/14(木) 11:11:47 | bon │ URL | [編集]

bonさん♪
TBありがとうございました!
やっぱり突っ込みどころ満載と思います?(笑)
そそ、何が本当か分からないって言うのが魅力ですよね。
シャドウもそんな感じかな~。
おススメなので読んでね!また語りましょうね♪

2006/12/15(金) 21:12:24 | short │ URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL

向日葵の咲かない夏道尾 秀介 (2005/11)新潮社この商品の詳細を見る1学期の終業式の日小4のミチオは、休んだS君に岩村先生に頼まれたプリントや作文を届けに行く。が、S君は死んでいた…慌てて先生に伝え、先生と警察が駆け

2006/12/14(木) 13:54:13 | 本読み日記