ぬるい生活/群ようこ

4022501952ぬるい生活
群 ようこ
朝日新聞社 2006-08

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相変わらず笑いました!
年齢を重ねることをしみじみと身近に感じるようなエッセイで、視力の衰えに始まり、皮膚のたるみや女性としては素通りできないことがスパッと書かれてて身につまされることばかりを「そうそう!」と言う勢いのうちに読んでしまう。でも、笑ってしまうんだけど、やっぱりどこかその笑いが乾いてるような気がしたけど。
顔の毛穴が大きくなるとか、縦長になるとか、毛穴が数えられるぐらいくっきりと見えるとか。
そして、今回、印象に残ったのはなんといっても「ホメオパシー」です。
これは何かというと、更年期障害の症状のひどいお友達が受けた一種の治療法なんだけど、「同毒療法」と言ってトリカブトや砒素も使うような治療法を用いるらしい。で、これをお友達が受けて、すごくひどかった更年期障害の症状がかなり改善されたそうだ。ま、お友達はその後の不摂生がたたり(と、わたしが言うのは口幅ったいような気がするけど)症状は戻ったりもしたらしいけど、何度も「ホメオパシー」と言う単語が出てくるので、しっかりと覚えてしまった。
自分にもいつかやってくる更年期。そのときどうなるかは、まだまだわからない。けれども、群さんのエッセイには群さんを含め、いろんな女性のいろんな症状が書かれているので、その時がきたらまたこの本を読みたいと思う。ほんとは「思い出したい」と言いたいけど、覚えてるわけが無いからね。
それと、群さんのごく親しい女性作家が亡くなった時の事が、この本には登場しますが、友達を突然失った喪失感に苦しむ群さんの様子に、胸が詰まりました。死を選んだことについて責めたりせずに「ごゆっくり」と認めてあげたい自分がいたり、その片方で悲しみのあまり体調を崩す自分がいたり…と言うことが淡々と書かれていますが、この文章から群さんの悲しみの深さが伝わり、泣ける。
更年期は延々と続き、50歳もいいものよ、と言われていたけれど自分ではそれほど悪くも無いけど取り立てて「いいものよ」とは言えないという群さん。ひたひたと忍び寄る足音が聞こえる妙齢の自分には人事とは思えず、けれども、ただ怖がるだけじゃなく群さんのような心境に至ることが出来ればいいなーなんて思ったけど、無理だろうなぁ!(笑)
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19:32 : [本・タイトル]な行トラックバック(0)  コメント(2)
50歳も悪くないよー。早くいらっしゃい(笑)。これ、おもしろかったですよね。幸い、私は、今のところ更年期らしきものがないのだけれど、いろいろ衰えは感じているわけでして。
「ホメオパシー」もう、忘れちゃいました、ハハハ・・・。

2006/12/18(月) 08:56:06 | くまま │ URL | [編集]

くまま♪
更年期よりもわたしはアルツのほうが先に来そうです・・・^^;
ホメオパシー忘れたのですか?すごく何度も登場したんで、今の所は覚えていますが、そのうち忘れるでしょうわたしも(笑)
お薬は「メレディ」です。
「悲しみのメレディ」と言う名前の薬が登場して「イージーリスニングのタイトルのような名前の薬」という群先生の表現に笑いました!

2006/12/18(月) 13:46:51 | short │ URL | [編集]

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