ヴェロニカ・ゲリン

B0009Q0JZQヴェロニカ・ゲリン 特別版
ジェリー・ブラッカイマー キャロル・ドイル メアリー・アンガスドナヒュー
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2006-01-25

by G-Tools




麻薬撲滅のために、ペンの力で世間に訴えようとして、麻薬組織の内部を抉り出し、そのために暗殺されてしまった実在の女性記者の物語。

冒頭、主人公への銃撃事件からのフラッシュバック。
銃撃よりもショックなのは、子どもたち(幼児含む)にまで麻薬が蔓延している、そして大人たちが子どもたちを食い物にしてるのが当然の、タブリンって言う町のどうしようもない映像。1990年代ですよ?
取材しようとすると、ラリった調子で少年が「見返りに金をくれ」と言う。でも、お金を渡したら速攻で薬に化けるのが分かってる。
暗澹とする場面は続く。
地域の中には、マフィアたちを排除するための組織を作り、デモ行進をしたりと言う気骨ある人々もいる。でも、そのデモ行進に参加する人数の少ないこと!!衝撃を隠せないヴェロニカは、自分が記事を書くことでこの現状をなんとかしようと思うのだ。
その後の彼女の勇気ある数々の行動。女で、妻で、母でもある彼女がものすごく危険な取材をいくつも体当たりでこなしてゆくのだけど…。

普通なら引いてしまうし怖くてたまらない場所や人への突撃取材、書くことの情熱と記者魂を見せつける彼女に、ただひたすら圧倒されたんだけど…しかし、だんなさんはすごく寛容な人だったのね~。家事も育児も放りっぱなしで、取材に飛び回る彼女に(少しキレかける場面はあるんだけど)おおむね好意的?それとも放置?だってね、普通の夫だったら、脅されようが殴られようが撃たれようが絶対に取材を止めない妻に、平気でいられたはずがないのだけど…。
仕事と家庭の両天秤、色々疑問は湧いたけどね。なんせ子どもがほんの3つぐらいだったので、かわいそうだったって言うのが正直な気持ち。
まさに、麻薬撲滅のために命をささげた女性ジャーナリストだったわけです。
彼女の死で皮肉にも世間は立ち上がる。司法も変わる。彼女の死が、決して無駄にはならなかったことが、救いではあるけど…。誰かが犠牲にならなければ動かない行政や世論に、すこしやりきれなさを覚える。
でもやっぱり感動してしまった。

★★★★
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1996年、アイルランドのダブリンで、麻薬犯罪を追及し過ぎたゆえに、命を落とした女性ジャーナリストがいた。『エリザベス』のケイト・ブランシェット主演による、衝撃の実話の映画化。子どもたちにまで蔓延する麻薬の実態を摘発しようと決めたヴェロニカは、記者仲間で

2006/11/20(月) 17:13:43 | 1-kakaku.com