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男たちの大和

B000C5PNSW男たちの大和/YAMATO 限定版
辺見じゅん 佐藤純彌 反町隆史
東映 2006-08-04

by G-Tools


見るつもりはなかったんだけど(歌を歌ってるあの人が好きじゃないので)妹が見て、良かったようなことを言うので、つられて借りてきました。

まず、戦艦大和の再現!すごい!迫力でした。
戦闘シーンも、「プライベートライアン」とか「スターリングラード」とかあのあたりの映画を凌駕してるんじゃないかと思うほどすごかった。
これでもか!これでもか!!と、完膚なきまでに叩きのめされてる様子が、もう、もう痛くって。一瞬であたりに鮮血と肉片が散らばる様子とか…。傷ついた兵士たちの様子とか…。
またその兵士たちの、大部分は10代なかばの、言わばまだ子どもなんです。
憧れの戦艦大和に誇らしげに乗り込むけど、必要以上のシゴキや暴行を受けるシーンがあり、同じ年頃の子どもを持つ親としては、見ていられません。
結局大和は沈んでしまうけどなんとも虚しい…。
巨費を投じた戦艦が、7000人の命と共に、たちどころに海の藻屑。ひたすら虚しく感じました。、(そもそも後援部隊もない、燃料も片道分しかない。死を覚悟の大きな特攻隊だったわけですね)
15歳や16歳の子どもに、人を殺せと、人を殺して死ねと(与謝野晶子じゃないけど)国が命令する。作品のなかで息子に「死ぬな、生きて帰れ」と言うシーンがあったけど、そんなことを堂々と口に出したら非国民と憲兵が飛んできたと言う話も聞く。送るほうも「おめでとう」「ばんざい」と送らねばならなかったと…。
生きて帰っても「おめおめと…」と恨み言を言われる。
何もかもがおかしかったのです。
こんな風に人間が死んでいくのはもう二度とあってはならないと痛切に思いました。

映画は、大和の生き残りを父にもつ鈴木京香が、大和が沈んだ場所を訪ねたいと、仲代達也演じる老漁師に船を出すように頼むところからはじまる。助手として16歳の少年を乗せてゆくのだけど、この悲惨な戦争を若い世代に伝えると言うことが象徴的で、そして、少年の強い眼差しが確かにその意図を受け止めた決意に溢れていて、けっして風化させてはいけないとわたしたちに訴えていた。

★★★
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21:52 : [映画タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(4)
shortさん、おはようございます♪
「男たちの大和」ご覧になったのですね。
私は元旦に夫に誘われて劇場で見たのです。元旦早々なにもこんなに重い映画を見なくてもと思ったのですが、観て正解。一年を「命の尊さ」を考えるということからスタートできて本当に良かったとおもいました。
何もかもが狂っていた時代。。もしもこの時代に自分の子供たちが生きていたらと思ったら胸をかきむしられる気持ちでした。

>こんな風に人間が死んでいくのはもう二度とあってはならないと痛切に思いました。

同感です。戦争の無意味さ、恐ろしさ・・決して風化させることなく後世に語り継いでいきたいものですね。

2006/09/30(土) 09:58:54 | caho │ URL | [編集]

Cahoさん、いらっしゃいませ♪

>元旦に夫に誘われて劇場で
そういえばそんな記事を読んだ覚えがあります!!そうだったね♪

わたしはもっと戦争を美化しているか、家族や国の為に身を犠牲にする心を、見ているものにも押し付けるような感じなのかなぁと、敬遠していたんですけど、見終えた感想は、そう言うことを作品が語りたいのじゃなく、ひたすら、こんな無残な死に方を、国が国民に押し付けることの間違いを描いてあると感じました。
感じ方はそれぞれ違うと思うけど、押し付けられるよりも自分でそう言う感想を導き出せる映画だと思いました。
cahoさんのおっしゃるように、後世に語り継いでゆくべきだと思います!

2006/09/30(土) 16:57:47 | short │ URL | [編集]

こんにちは。
実はこの映画、家にDVDがあるんですよ。
夫が買って来てたので・・・
でも、私はまだ観てない(汗
かなり胸にこたえそうな気がして・・・

でも、そのうち観ようと思っています
おかしな時代や風潮に流されないように
しっかりと戦争は誰にとっても不幸なものしか残さない
ということを忘れない為にも・・

2006/10/02(月) 12:33:07 | メグ♪ │ URL | [編集]

>メグさん♪
DVD買われたんですね!
だーさまはご覧になったのかな??
重いけど、ツッコミどころもあって、ついつい突っ込みながら見ちゃったかも。
ひたすら、再現された大和が圧巻でしたよ!
主婦の感覚でものを言って申し訳ないけど、なんともったいないことを
って思ってしまいます。
もちろん一番もったいないのは、人の命なんですけど、それも含めて…。
だからボコボコにやられて沈んでいく大和が哀れで哀れでたまりませんでした。
メグさんもご覧になったら語り合いましょう♪

2006/10/02(月) 20:19:14 | short │ URL | [編集]

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