第三の時効/横山 秀夫

4087746305第三の時効
横山 秀夫
集英社 2003-02

by G-Tools

4087460193第三の時効
横山 秀夫
集英社 2006-03-17

by G-Tools


mocoちゃんの感想を見て「読むぞ」と思った本作。
骨太で深い味わいの、読み応えのある短編集でした!

F県警強行班捜査係を舞台に、捜査一係=一班の朽木、捜査二係=二班の楠見、捜査三係=三班の村瀬。圧倒的な検挙率を誇るF県警切っての「常勝軍団」。類稀な資質を持つ警察の男たちの活躍を陰に陽に描く。

●沈黙のアリバイ
●第三の時効
●囚人のジレンマ
●密室の抜け穴
●ペルソナの微笑
●モノクロームの反映

以上の6編から成っている連作短編集で、それぞれの章で個性豊かな面々が活躍するのです。事件を追うストーリー展開も読者を逸らさずスピーディーで、どの話もオチがありふれてなくてはっとさせられる。読み応えがありました。
しかし、それより人物の個性がすごく魅力的に描かれているのです。一見冷酷無慈悲、無骨で無愛想、競争意識丸出しに事件にがっつく刑事魂の塊!…と思いきや、実際には決してそれだけじゃない。「出来る」だけじゃなく「分かる」男たちなのだ。鋭い推理や洞察で人を唸らせるばかりではないところに、読者はやられるのではないでしょうか。

「第三の時効」は評価が高いけどそれもうなづける面白さ。でもなんとなく「囚人のジレンマ」みたいな物語も好き。「ペルソナの微笑」も面白かった。いや、どれも面白かったです。未読の方ぜひともオススメします。
スポンサーサイト
15:07 : [本・タイトル]た行トラックバック(1)  コメント(2)
おはよう♪。
ひゃーっ、わたしの名前が出てるぞ~。恥ずかしい(笑)。
でも、これホントよかったでしょう?。実はわたし、横山氏の長編は読んだことなくて今まで読んだのはすべて短編集なんだけど、みんなよかったよ。
短編でこれだけの骨太感、重厚感を感じたのは横山氏がはじめて。みなさんが横山さんを絶賛されるのがわかるよね。
でも…長編はなぜか手がでないのよね(笑)。

2006/07/29(土) 08:51:38 | moco │ URL | [編集]

mocoちゃん♪
TB逃げしてゴメンネ。ちゃんと届いてたんだね。うまく行かない場合が多いので、成功してよかった♪
わたしもmocoちゃんとおなじで、短編集は好きじゃないのよね。なので、スルーしていたんだけどmocoちゃんの★5個を見て読む気になったんだよね。これだけ読ませられる短編は珍しく、釣り込まれましたよ。タイトルも絶妙だったね。
長編は「クラハイ」と「半落ち」「出口のない海」かなー。「クラハイ」が断然好みではあったけど、評価が分かれる作品みたいだし。
結構わたしも読んでない。横山作品。たしかに短編集の評価は自分でも良いですが。しかし、内容忘れてるわ…^^;
うん、他にわたしが既読の短編集と比べてもこれが一番よかった!!読んでよかったです♪

2006/07/29(土) 22:21:35 | short │ URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL

第三の時効横山 秀夫 (2006/03/17)集英社 この商品の詳細を見るF県警捜査第一課強行班。精鋭たちが集まるその中でも1~3班の各班の班長は強烈な個性と矜持の持ち主だ。…殺人事件の時効は事件発生から15年。しかし容疑者が事件

2006/07/29(土) 08:44:45 | Fine Days