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【本】8月の読書

8月は最近になく本を読めました。
6冊中2冊は漫画だけど、漫画だって十分感動するし、教えられ考えさせられる。
充実の読書月間でした。

「むらさきのスカートの女」はりんごじゃむさんにお借りしました。
ありがとうございました(*^-^*)



8月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1930
ナイス数:139

総員玉砕せよ! (講談社文庫)総員玉砕せよ! (講談社文庫)感想
8月26日現在、ピースあいちで展示中の「水木しげるの戦争報道」展を見て購入。タイトルがすべてを語っている。軍隊では「兵隊と靴下は消耗品」順位は「将校下士官馬兵隊」人の命を使い捨てにしたのが先の大戦。玉砕とは全滅することでその作戦は隊長の胸三寸。せっかく生き残っても「おめおめと生き残った」と責められる。すでに内地には空襲が。では何のためにここを守っているのかわからないまま兵隊たちはは命を賭けたが「あそこがそんなに重要だったかな」と言われて絶句。かたみに人の血を流し獣の道に死ねよとは死ぬるを人のほまれとは…
読了日:08月26日 著者:水木 しげる



【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女感想
芥川賞はいつもよくわからないけど(毎回読んでないけど)こちらもあまりわからなかった(^^;でも構えてたよりもずっと読みやすく面白くて一気読みした。わからないけど面白いのが不思議。どこかのメリーさんみたいに周知されているらしいタイトルの女を常に観察=覗き見している主人公わたし。その視線を通して自分もその女を覗き見しているようで、結構スリリングで背徳的な興奮があり目が離せなかった。最初に抱いた印象が剥がされていくのと逆に高まる物語の異常性、みたいな??
「わたし」はまるで空気のように?存在感がないんですよね(いや、空気は存在感ありますが)。本当に「わたし」はいるのか?実はいないんじゃないの?って思ったり、むらさきのスカートの女は、わたしの分身なんじゃ?と思ったり。黄色いカーディガンの女として注目されたい願望。むらさきのスカートの女のように社会に適合したい願望。友達になりたいって言うのはそう言う願望の変化形かなと思ったり。うーん、よくわからないけど、いろいろと考えてしまって後を引く…気がする。
著者のほかの本はもっとザワザワするのか~また読んでみたい。
芥川賞受賞の記者会見では黒いカーディガンでの登場だったそうだけど、ぜひともむらさきのスカートに黄色いカーディガンで登場してもらいたかったですね(笑)

読了日:08月20日 著者:今村夏子


腐葉土 (集英社文庫)腐葉土 (集英社文庫)感想
絶賛、積キンドル本消化中!なんと初読みなのにシリーズ3作目とな!でもまあ違和感なく?、とても読み応えがあって満足。なんとなく昔懐かし社会派ミステリー。関東大震災と先の戦争を強かに生き延び成功した老女が殺された。犯人探しの中で明らかにされる老女と、彼女が関わってきた人々の人生が壮絶で読み入った。個人的にひとつの謎が引っかかり、結末を知り急いだ。マスメディアを生業にする主人公たちの攻防もまた読み応えがあり、最後まで気を抜かずに読んだ。充実感!
読了日:08月19日 著者:望月 諒子



望み (角川文庫)望み (角川文庫)感想
最近の私には珍しく1日で読んでしまった。申し分ない幸せな一家が、とある事件に巻き込まれることであっという間に不幸になってしまう。幸せとは脆いものなのだ。この家族は、ある究極の選択に直面し、揺れ、反発しあい、ますます泥沼に落ち込んでいく。タイトルの「望み」がとても効いている。どちらの望みが叶ってもその先に待つのは地獄でしかない。人間の身勝手さ、親としての愛情、家族への思い、この事件を通して描いてあるそれぞれの心情のひとつひとつに共感し泣いた。
読了日:08月12日 著者:雫井 脩介


羆嵐 (新潮文庫)羆嵐 (新潮文庫)感想
先日NHKの「ダークサイドミステリー」で放送されたのをみて、この小説がDL済みなのを思い出して早速読んだら一気読みだった。人間のエゴで熊を狩るのは後ろめたいなどと思って躊躇して積んでいたのだが、そんな感傷の入る隙は1ミリたりともなかった。内容はNHKで見たのとほぼ同じだったけど、こちらの方がより凄惨であり、エピローグ的に開拓民の苦労が描いてあるのが興味深いのと、後半熊を倒すまでの心理描写にこちらまで戦いてしまう迫力があった。ちょうどニュースでも北海道でクマが出てるとか。くれぐれもご注意願いたいです。
読了日:08月12日 著者:吉村 昭


大家さんと僕 これから

大家さんと僕 これから感想
泣けて泣けて仕方がなかった。シンプルな優しい絵。技術も大事だけど一番大事なのは「心」だと痛感する(技術がないと言ってるのではありません)大家さんの訃報聞いたとき思わず矢部さんの心配を。寂しいけれどこればかりは仕方がない…と優しく教えてくれているような…。矢部さんが大家さんと出会っていなかったらこの本もなかったと思うとつくづく出会いとか縁とかって不思議なものだと思う。そして私もこの本に出会えてよかった!!読んだことを「幸せ」と思う本の一冊。ありがとうございます。
読了日:08月08日 著者:矢部 太郎

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