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【本】君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)
君の膵臓をたべたい (双葉文庫)住野 よる

双葉社 2017-04-27
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映画を見たので、原作も読みたくなりました。
原作もとてもよかったです。
(原作【も】というのも変な気がしますが)

映画ではもうちょっと寡黙で言葉数が少ない「僕」ですが
原作ではとっても軽妙な会話をするなかなかしゃれたセンスの男子ですね。
たしかに映画版の寡黙なほうがイメージ的には合っていたかも。
だけど、原作の「僕」は心理描写がより多く描かれていていろいろ納得しました。

よくわかっているつもりでも、いつの間にか忘れてしまっていることを思いださせてくれるような物語、
人生はいつ終わるのかは誰にもわからない
明日、明後日、ひょっとして今日、次の瞬間、人生は終わるのかも
そして、人はみな、関係性の中で生きているのだと言うこと、
人と関わり、思い、思われて人は幸せなのだといこと
改めて言われると「わかってます」と言いたいけれども
普段は忘れてしまっている、そういうことを教えてくれる物語です。
人生には限りがある、だからこそ、今が輝くのですね。

それぞれ、原作には原作の、映画には映画の良さがあります。
相手の呼び方なども、原作を読むとより深く理解できました。
呼び方がけっこう重要ポイントだったのです。



以下結末に触れますので未読の方はご注意ください。




映画は、大人になった春樹を小栗旬が演じています。
大人版のエピソードは原作にはない代わりに、さくらの死後、春樹が恭子と友だちになるくだりがあり、私はその点はこちらのほうが好き。
映画版の通りなら、春樹はそれまで相変わらず友だちがいない孤独な人生みたいです。
春樹はさくらとの出会いによって、友だちを作り、明るく前向きに「変わった」はずです。
さくらの望むように、さくらのようになりたいと願ったから、春樹は「変わった」と思うのです。
でも映画版ではそんな感じがしなくて。

性格を変えるのは難しいと思いますが、春樹はすっごく努力した…はず。
恭子やガムを出すクラスメイトくんの存在もきっと大きいと思います。
映画版はその友人たちともつきあわずに大人になった設定なので寂しい。
恭子はまた、結婚式の当日に遺書を見せられ、そこでさくらの不治の病のことを知り、とても混乱したでしょうね。
原作ではちゃんと、桜良の死後すぐに病気のことを聞かされたので、そちらのほうがいいです。
(映画化にあたり、熟考の末の設定なんだろうけど)


共病文庫や遺書の中身は、原作と映画は少々違う印象です。
私は映画版のほうが好きです。
映画版は「春樹と呼んでもいい?」と「遺書」に書かれていて、春樹と呼びかけるように書かれています。
原作では「絶対に名前を呼ばない」と書いていて「君」と、呼んでいます。
私は名前で呼びかける映画版のほうがいいな。
ほかの部分も、さくらが残す文章の全部、映画版のほうが好みでした。

「君の膵臓がたべたい」というタイトルに関しても、映画よりも原作のほうがわかりやすかったし
私は物語の終り方も原作のほうが好きでしたね。

そんな感じで、映画にも原作にも、それぞれに好きなところがある物語でした。

ところで、映画版の桜良役の浜辺美波という女優さん、まだ17歳なんですってね。
『センセイ君主』と言う映画に出てるためブレイクしていますね。
テレビでよく見かけます。
若いのにしっかりした演技力のある女優さんで表情も可愛かったし先が楽しみな方ですね。
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12:04 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(2)
おお、久しぶりに本のレビューだ!

2018/08/02(木) 09:34:31 | Todo23 │ URL | [編集]

はい、かなーりひさしぶりですね~~(^^;
全く読んでないことは無かったんですが。
そして大したことは書いてませんけども(^^;

2018/08/07(火) 17:25:59 | short │ URL | [編集]

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