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【映】君の膵臓を食べたい

君の膵臓をたべたい DVD通常版
君の膵臓をたべたい DVD通常版


デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、という住野よる著書による同名原作の映画化作品です。
タイトルだけは知っていたけど、未読。
内容を全く知らず、どんな話なのか、タイトルにつられて鑑賞しました。

一見すると、人肉食か?連続殺人ものか?と思ってしまうのだけど
ぜんぜん方向性が違います!!

私はとても楽しめた、というか感動しました。
これを言うとその作品のネタバレになるかもしれませんが
『半分の月がのぼる空』に雰囲気が似ていたと思います。
それで監督がおなじなのかもと思ったけど、ぜんぜん違った(^^;



ネタバレ感想です。↓


高校生で余命宣告を受けているさくらは、共病日記という名前を付けて日記を付けているのです。
それをクラスメートの春樹が拾い、そこから何かと春樹に付きまとうさくら。
けれども、さくらはとても明るくて、元気で、病気を感じさせないし、またうっとおしくもない。
このさくらを演じた浜辺美波という女優さんがとてもよかった。
笑顔がすてきなかわいい人だと思いました。
反対に春樹はクラスにもどこにも友達がいない、根暗(死語かな…)今で言う、インキャって感じか(^^;
さくらの病気を最初から知っているので、無碍に冷たく出来なくて、言うことも聞いてしまう。
ふたりでデートしたり旅行したり。
おたがい最初は全然知らないのだけど、こうして「仲良し」として付き合ううちに、魅かれあっていくのですね。
だけどそれは恋、というにははかなくて淡いもの。
そんな二人の関係が見ていてとても心地よかったです。

高校生なのに、あと一年ぐらいで死ぬとわかっていて、ずっと笑顔でいるなんて(一人の時は泣いたとしても)とても強いなと思います。50過ぎてももうすぐ死ぬと言われたら、死が怖いというよりも、家族や友達との別れがつらくて寂しくて泣いてばかりいるのではないかと思ってしまう。
普通なら未来に向けてやりたいことや夢がいっぱいなのに。
それだけでも泣けてきそうな物語です。

さくらのことばで印象的なのは、春樹との出会いを偶然ではないと言ったときの言葉。

それまでのさくらの選択と、春樹の選択が重なって、そして二人は出遇ったのだと。
出遇うべくして出逢ったのだと。偶然でも運命でもない、自分たちの意思で出遇ったのだと。
はっきりと覚えてないけど、そんなこと言ってました。

それに、さくらは余命宣告を受けているが、そんな宣告を受けていない春樹も
いつ死ぬかわからないのが人生です。
それは私にも。
誰でも、いつ死ぬかわからない。
そんなことを言っていたのも印象的でした。




じっさいさくらは病気ではなく、通り魔に刺されて死んでしまいます。
それはとても残酷な展開だったのでショックでしたが
さくらが実に言っていた通り。
それはだれにもわからないことなのです。



生きるということに前向きなメッセージが素直に響いてきて、とても悲しいけれどもいい後味の映画でした。
若い二人の役者さんも新鮮で素朴でよかったです。
原作も読みたいな!
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