【映】ディストラクション・ベイビーズ

ディストラクション・ベイビーズ 特別版(2枚組)[Blu-ray]
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柳楽優弥君がいろんな映画賞を取ったということで気になって鑑賞。
舞台は四国の松山。小さな漁港の不良(と言うのか?)の泰良が松山の繁華街で、とある高校男子と一緒に凶行を繰り返していく物語。
と言うのが私から見たらこの映画のすべてです。
柳楽君が演じている泰良は、めっぽう喧嘩っ早く、そして強い。
ところかまわず、相手かまわずケンカを吹っ掛け、殴る蹴る。
こんな男に目を付けられたらたまりません!!
この男が家から消えても、育てている保護者(親がないので近所のおじちゃんが世話しているが良好な関係とは言えない様子)も周囲も(きっと教師も)誰も気にしない。気にしているのは弟だけ。
弟が友達と松山の繁華街に行くと、兄の服を着ている男子高校生がいて、兄がここにいると確信。
案の定、兄はその洋服を交換した男子高校生と一緒になって、ニュース沙汰になるような通り魔的犯罪を繰り広げ、警察に追われているのです。
この通り魔的凶行って言うのが酷い。
その場に居合わせたら不運で不幸としか言えない。本当に場当たり的に、人を殴っていくってだけ。意味はない。
泰良はとうぜん、野獣みたいで手が負えないけど、そこにくっついてくる菅田将暉演じる北原って男がまた、それ以上のゲス。
自分一人では何も出来ないけど、泰良をボディガードにしてやりたい放題。
「女を思いっきり殴ってみたかった」とかで、女の子や弱そうなおじさん相手に、乱暴を繰り広げる。
この二人はなんでこんなことをするの?したいから?
なぜしたいと思うの?
その背景があるはずなんだけど、それは語られない。
だいたい、泰良は寡黙。しゃべるシーンが5か所ぐらいだそうな。(北原がその代わりに異様なおしゃべり)
犯罪者にどんな背景があっても、犯罪は犯罪だから、言いわけや「可哀想な過去」は聞く必要ない、ということなのかな。
私は個人的にはその背景を知りたい方なので、この物語は共感できなかった。
ふたりに拉致されるキャバクラ嬢のナナという女子がいる。
このナナも拉致されても同情も沸かない悪いタイプの女の子で、演じている小松菜奈がすごく良く似合ってた。
この前に「バクマン。」のヒロイン役で見たことがあり、この女優さんに「亜豆」は似合ってないなぁと思っていたんだけど、やっぱり彼女は清楚で純真な役よりも、こういう悪女のほうが似合うと思った。(私見です!)
キャバクラ嬢の友達を平然と陥れたり、最後のほうでキレたり、病院では自己保身の嘘をついたり、そういう演技がハマってて、じつは男子二人よりも気に入ってしまいました(笑)。
映画はたいてい、悪い奴には天罰が・・みたいなオチが多いし、見てる方も溜飲が下がるんだけど、この映画はそれもなく。
(北原は・・・ね。あとナナも嘘がばれたらいいと思うよ。警察の追及に期待)
ただ、暴力が描いてあるだけの作品に見えました。(あくまで私見)
こんな兄でも弟は慕っているのか心配しているのか、探そうとしてたけど、そこだけ。少しほっとできるのは。
ただ、いっしょに街に繰り出す弟の友達がまた、ゲス。
友達じゃないね。こんな奴ら。
人間関係を描いてあるドラマではないけど、出てくる関係はみんな殺伐としたものばかり。
テンポがいいし、見ているときはなかなか吸引力があるけど、後味が悪いというのはこういう映画を言うのではないかと・・・(飽くまで!!私見です!!)


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