【映】サイレント・ウォー

B00KUNZSS6サイレント・ウォー [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2014-09-10

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香港映画の感想が続きます。今度はトニーレオンの「サイレント・ウォー」です。
「コールドウォー」「ドラッグウォー」に続いて。。。「サイレントウォー」ですね。

これがもうとっても良かったんですよ~。ウォーの中で一番良かったです!
物語も気に入りましたし、映像もきれいでした。
ぼかしが効いたレトロっぽい映像で、全編うっとりしました。
トニーレオン、良かったですー!
もう、泣きました。余韻に浸りました!
★★★★★


第一次世界大戦後、中国では共産党と国民党の内戦になりました。
トニー・レオン演じる何兵は、目が見えなくて、驚異的な聴力を持っていました。
その能力を見込まれて、共産党の暗号解読部隊「701部隊」に呼ばれます。
敵(国民党)がモールス信号を発する無線チャンネル(って言うのか?)を、ころっと変えてしまったので、共産党は相手の無線を傍受できなくなりました。何兵は、その信号を探すために、ありとあらゆる「放送」から、無線を送っているチャンネルを見つけ出すのです。

スパイものとしては、何兵は基地にいて無線を探してるだけなので、ハラハラするってことは無いんです。
だけど、この「聴力」を頼みに次々と訓練をこなしたり、無線信号を見つけたりするシーンは見応えがありました。
(ちょっと長いと感じましたけどね・・・若干地味なので)
でも、聴力だけで行動してるのに、強いの!
トニーレオンが凄くカッコよかったです!!!

何兵は張学寧という女性諜報員に発掘されたので、学寧は何かと何兵のお世話を焼きます。
ふたりの間にはやがて、同志と言う以上の感情が・・・。
だけど組織のトップである学寧、何兵の気持ちを受け入れません。
そんな学寧の気持ちをまた、何兵も了解します。
この二人の、お互いの気持ちを抑え込んで、任務のために頑張る姿が、切なくて切なくて・・・。
何兵はやがては、組織の中から気の合う伴侶を見つけますが、心の底では学寧を愛していたんだと思う。
危険な任務に就く、就かねばならない学寧を送り出す何兵、心は辛かったでしょう。
妻もきっと、そんな夫の「本心」を知っていたと思うな・・・。
知っていて、夫の気持ちを尊重していたんだと思う。
この3人の気持ちに泣かされました。

学寧は任務が終わったとき何兵の目の手術をする医者を連れ帰ります。
角膜移植によって目が治った何兵。
だけど、目が治ったら聴力が弱ってしまった。
そして、そのために、大事なところで「聞き間違い」を犯してしまい、しかも、それが学寧の命を奪うことになります。

見えていても聞こえなければ無駄

と、何兵はせっかく戻った視力を自分で、失います。目を傷つけて・・・。
「春琴抄」を思い出しますよね。←余談ですけど(^-^;

再び取り戻した聴力によって、学寧の仇を討った何兵。
敵の「重慶」グループを摘発するシーンは、ちょうど学寧の葬儀のシーンと重なっていて、印象的です。
ベルリーニの「ノルマ」の調べに乗って。
これ「清らかな女神よ」って言うタイトルなんですね。学寧のことでしょうか。



ラストシーンは、学寧のお墓に花を手向ける何兵と妻の姿。
寂しい場所だけど、701の人間は生きていることも死んだことも秘密のうちに・・。
風の音しか聞こえない場所で安らかに眠る学寧を思う、何兵の姿が、いつまでも心に残りました。



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18:35 : [映画タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)

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