【本】2013年 マイベスト

去年はたった62冊しか読めなかったです。。。
特に後半の失速振りってば!
読書メーターのグラフを貼ってみましょう。
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まぁ順当に読んでも80冊前後だったとは思うけどね・・・(^_^;)。

読んだリストはこの下に貼りますね~。
良かったら覗いてください。

その中で、年間ベスト10を発表です。

1位
巨鯨の海/伊東潤
  私の感想

4334928781巨鯨の海
伊東 潤
光文社 2013-04-18

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2位
七帝柔道記/増田俊也
 私の感想

4041103428七帝柔道記
増田 俊也
角川書店(角川グループパブリッシング) 2013-03-01

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この2冊は甲乙つけがたいほど面白かったです。

3位は
友罪/薬丸岳
 私の感想

4087714934友罪
薬丸 岳
集英社 2013-05-02

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待ってました!こんなのを待ってましたよ薬丸さん!

4位
沈黙の町で/奥田英朗
 私の感想

4022510552沈黙の町で
奥田英朗
朝日新聞出版 2013-02-07

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なにもかも「リアル」に迫ってきました。


5位
なぎさ/山本文緒


4041105781なぎさ (単行本)
山本 文緒
角川書店 2013-10-19

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おかえりヤマフミさん。胸を締め付けられました。




以下は順位と言うのではないけど、面白かった作品を列挙します。

よだかの片想い/島本理生 私の感想
よだかの片想いよだかの片想い
島本 理生

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わが妄想/モハメド・オマル・アブディン 私の感想
わが盲想 (一般書)わが盲想 (一般書)
モハメド・オマル・アブディン

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復讐/タナダユキ 私の感想
復讐復讐
タナダ ユキ

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手のひらの砂漠/唯川恵 私の感想
手のひらの砂漠手のひらの砂漠
唯川 恵

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血の轍/相場英雄 私の感想
血の轍 (幻冬舎文庫)血の轍 (幻冬舎文庫)
相場 英雄

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しょうがない人/平安寿子 私の感想
しょうがない人しょうがない人
平 安寿子

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ねじれた文字ねじれた文学/トム フランクリン 私の感想
ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
トム フランクリン Tom Franklin

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ロスト・ケア/葉真中顕 私の感想
ロスト・ケアロスト・ケア
葉真中 顕(はまなか・ あき)

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はぶらし/近藤史恵 私の感想
はぶらしはぶらし
近藤 史恵

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北斗/石田衣良 私の感想
北斗 ある殺人者の回心北斗 ある殺人者の回心
石田 衣良

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おそらく自信を持ってオススメできる本ばかりのはずです。
ご参考になれば幸いです(*^_^*)



では、一年間の読書記録を下に貼ります!
大体の作品はブログ内に詳しい感想(?)があるので、興味がある方は右のカテゴリあいうえおから探してみてくださいね。
今年はおそらくもっと失速すると思うんだけど(^_^;)
こういう作業をして一年の読書を振り返ると、また面白い、心をぐっと捕まれる読書がしたいなーと思えてきました。
さて、どうなりますかね・・・(^_^;)










2013年の読書メーター
読んだ本の数:62冊
読んだページ数:21043ページ
ナイス数:1009ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/7322/matome_y?invite_id=7322

■祈りの幕が下りる時
個人的な事情もあり(年末で小忙しかったり)いまいちハマれないまま読み進めた。出稼ぎ動労者の失踪ということで、なんとなく昭和の感じがするミステリー、でも今現代にちゃんと通じるんだなぁと言う感慨もある。最後まで読むと「なるほど」と言う感じで、今まで長年読み続けてきた加賀の背景が明らかになって感無量でした。
読了日:12月29日 著者:東野圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/34648714

■なぎさ (単行本)
山文さんの久しぶりの新作。私はすごく良かったと思う。胸が締め付けられた。生きていく辛さが前面に出てて登場人物の心の病み(闇じゃなく)に感染しそうだけれど、そこから希望を掴む姿に感動した。徐々に夫婦の間、姉妹の間、その他の人間関係にある背景が分かってくる設定も面白かった。すれ違いながらも実はお互いを思う気持ちがホッとさせてくれた。川崎が兄を訪ねるシーンは泣けてしまった。実は後半は結構泣きながら読んだ。佐々井くんがカッコいいと思った。
読了日:12月7日 著者:山本文緒
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/33896907

■愛に乱暴
読了日:9月14日 著者:吉田修一
http://book.akahoshitakuya.com/b/4104628069

■シンイ ~信義~ 1
え?これで1巻終わり?じゃ、全部で何巻になるの?このペースじゃ全8巻ぐらい??ドラマにハマって手に取った。原作と言うよりも脚本家によるノベライズ。ドラマではなんと言っても寡黙なヨンの表情から伝わる感情表現が見所のひとつだったけど、それを全部言葉で説明されていて、それはそれで「ふむふむ」と思うけど、やっぱりあの眼力には説明は要らないかなと思う。思うけど、本でもやっぱりヨンはカッコよかった❤
読了日:9月14日 著者:ソン・ジナ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31882280

■はぶらし
「パシフィックハイツ」みたいな話なのかと思ったけど違った。たしかに受け入れてしまい後悔したり、また相手に言いくるめられたりする主人公にはイラっとするのだけど、その心理描写がとても良く描かれていて、特に大きな事件になるのではないのに、先を急がされた。面白かったです!
読了日:9月1日 著者:近藤史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31570721

■成均館儒生たちの日々 (下)
ドラマは本当によくアレンジしてあるなと感じた。原作なりの面白さはあるけれど、いろんな面で物足りなかった。ドラマのほうが断然スリリングで感動的な展開になっている。とはいえ、あの儒生の頭巾は儒巾(ユゴン)おでこに巻く半透明の額当ては網巾(マンゴン)女性が髪にまく布を細布(デンギ)などの呼び方が分かったり、あちこちに発見があって楽しい。そして原作のほうがきわどい描写が多くその点でも楽しめた。
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31240478

■成均館儒生たちの日々 (上)
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
http://book.akahoshitakuya.com/b/4403220568

■共震
ひたすら胸が痛い。震災の有様をまざまざと見せ付けられ、そのとき自分がどうしていたか、その後何をしたか、いま、何をしているか・・と突きつけられてひたすら小さくなるしかない。著者がシリーズ物でみちのくに縁があり、そのせいで丹念な取材を行い、ミステリーと言うエンタメに反映したことで、私みたいなぼーっとした人間にも「忘れるな」と叱咤激励してくれる。「震える牛」「血の轍」に続いて著者作品は3作目。いつもセンセーショナルな内容だ。NPOの実態・・・ホントに?色々考えてしまった。
読了日:8月14日 著者:相場英雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31090494

■よだかの片想い
よかった。決壊はなかったけど泣けたし、序盤から始終うるうるしてしまった。私はきっと主人公を無神経に傷つけてしまう側の人間だと思うけど、主人公の気持ちが丁寧に描かれたことで共感できたし寄り添えた。主人公と共に感情が揺れ、とても切なかったり彼女の強さに感心したり。私も宮沢賢治は正直良く分からないんだけど(^_^;)唯一「よだかの星」だけは好き。胸が締め付けられるような(←50のオバサンが言うにはあまりに気恥ずかしいが)物語だった。4作品目。個人的、著者作品のベストとなりました。
読了日:8月11日 著者:島本理生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31006919

■ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
面白かった!いつもと雰囲気が違うのかなと思ったら、いつもの雰囲気もアリーの、でも、マンネリ感はなかったな。会社と家、まったく違うタイプのふたつのトラブルを抱える主人公の大変さが伝わり、先が気になり一気読みした。片方は誰もがいつでも遭遇する可能性のあることだと思う。身につまされる感じもしたし、また爽快な感じもして、読み応えがあった。池井戸快進撃は止まりませんね。
読了日:8月10日 著者:池井戸潤
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30990381

■ランチのアッコちゃん
表紙が豪華弁当じゃなくて庶民的というか普段というか、インゲン豆をブロッコリーに替えたら、私が作るお弁当そのままなのが笑える。どんな話か想像できなかっただけに、面白かった。ちょっとシンデレラの魔法使いみたい?自分の事をそっと見守り心配してくれて、さりげなく回復させてくれるなんて、夢みたいだなと思った。元気を取り戻していく過程が気持ちよく描かれていて、元気が伝わってきた。後編2編はちょっと逸れた感じがしたけれど、それなりに楽しく読めた。1時間強でサクサクっと読めた。
読了日:8月8日 著者:柚木麻子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30937309

■わが盲想 (一般書)
高野さんプロデュースってことで読みました。初めましてと言う気がしない(笑)。しかしその実、想像を絶する内容。逆の立場だったら?と思わず考える。こんな大冒険は出来ないし、思いも付かない。とても勇敢だと思った(そんなふうに感じさせてないんだけれど)。日本人として日本に住んでいると気づかないあれやこれやを、著者の視点で指摘され、はっとさせられることがたくさんあった。特に、日本語習得の過程では、日本語の面白さを逆に教えられた。学生が3年生で就活に入ることへの疑問も・・。大人だけじゃなく子どもにも読ませたい本。
読了日:8月5日 著者:モハメド・オマル・アブディン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30870805

■ドミノ倒し
失礼ながら、あまりにも評判が悪いのでその覚悟で読んだ。「愚行録」「乱反射」「空白の叫び」etc.・・・そんな作品ばかり読んできたので、軽妙なミステリはすごく意外だったけど、これはこれで面白いんじゃないかと。少なくとも私は主人公が好きだ。ラストは確かに・・もごもご。でも、悪評の覚悟があったため、すんなり読むことが出来た。これ、こんな風にコメディタッチにせずにいつもの貫井さんのカラーで重苦しく描いたほうが、却って良かったかも。次作に期待です!
読了日:8月2日 著者:貫井徳郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30791054

■夢幻花(むげんばな)
面白かった!吸引力はさすが。実はそんなに期待しないで読み始めたため(ゴメンナサイ!)意外にも面白くってハマった。蒼太にしろ梨乃にしろ好感の持てるキャラで読みやすかった。普段何気なく見ている有り触れた花も、100年後には希少な花になってるかも・・とか思ったり。原発に対する発言には、はっとさせられた。ただ、蒼太の家庭の事情はどうだろう?教えてやればいいじゃん、と思った。
読了日:7月27日 著者:東野圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30644592

■シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官
今回も面白かった。満足!虫→犯人に迫る過程がスリリングで全編目が離せなかった!!ウジとか蟻に対して見方が変わる…気がする。蟻の巣、トンボの種類、殆ど知らない虫の話は相変わらず興味深く、今回も知的好奇心がくすぐられる。赤堀にはますます好感が沸いた。岩楯刑事はチンピラとかに威圧的すぎるところが少しNG。月縞は良い。ドラマ化を狙う作品が多いんじゃないかと思うけどこちらは100%映像化有り得ない(多分)。そのチャレンジ精神がまた好ましい。次も楽しみにしています!刑事は同じコンビがいいな。
読了日:7月15日 著者:川瀬七緒
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30346747

■私にふさわしいホテル
朝井リョウさんとか五木寛之さんとか出てきて(あ、五木さんは単にモデルとして)面白かったけど、主人公のアグレッシブさについて行けず、おしまいの島田かれんへの仕打ちなどを見ても、性格的にもすこし辟易。ドタバタしすぎたようにも感じて・・。加代子の気迫と勢いに押され、テンポも良く一気に読んだけど。同じ作家モノならやっぱり東野さんの「歪笑小説」のほうが面白い。ごめんなさい。
読了日:7月11日 著者:柚木麻子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30261979

■連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
順序が逆なったけど「切り裂きジャック」を読んでからこちらを。「切り裂きジャック」も結構グロいと思ったけどこっちのほうがもっともっとグロかった・・(^_^;)。古手川刑事が好きなので読んだけど、この事件を経験しての古手川刑事だったんだなぁ。こんなに怪我する主人公、あんまりいませんよね(^_^;)。ラストは・・・びっくりした。その一言。
読了日:7月7日 著者:中山七里
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30167414

■友罪
すごく読み応えがあった!最近ハズレが続いたけど諦めずに(無礼な発言ごめんなさい)薬丸さんを追いかけてて良かったー!!!と切に思う。途中からずっと涙が止まらなかった。現実問題として・・と思うのは読み終えてしばらくしてから思ったことで、読んでいる最中はかなり鈴木君に同情してしまった。罪を犯した人間はその後をどう生きればいいのか・・。厚生施設の弥生とその息子のくだりは、すこし不満だったけれど、他はとにもかくにも釣り込まれた。渾身の一作だと思った。泣いた泣いた。
読了日:7月1日 著者:薬丸岳
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/30012475

■冤罪死刑
もやもやさせてミスリードか?と思ったけど、最後の最後に全部がストンと落ちる感じ。そういうことだったか・・!読んでるときは膨満感を感じていたけど、最後にはすーっとした。でもやっぱり少し盛り込みすぎの感じがしたかな・・。面白かった・・というよりも、よく出来てた。
読了日:6月29日 著者:緒川怜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29965432

■テティスの逆鱗
年をとる事、年相応に老けていく事にものすごく抵抗感がある風潮の今日、アンチエイジングという概念が決して悪い訳ではないと思うけど、程度によると思う。求めすぎると不幸にならざるを得ないという事が、5人の女性の立場から描かれていてとても面白かった(それは美に限らないけれど)。こんな人は私の周囲にはさすがにいないけど、やっぱりテレビに出てる様な人たちはこういう感じなのかな・・。そうとでも思わないと逆に、自分との差に納得が行かないもんね・・と思う自分も浅ましいよね。「途方もなく霧は」に比べたら断然面白かった。
読了日:6月24日 著者:唯川恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29835029

■途方もなく霧は流れる
先日著者の本としては久しぶりに「手のひらの砂漠」を読み、とても面白かったので、他の本もと思って手に取った。比べたら格段に「普通」。いかにもドラマっぽい。せりふも説明的だったし・・。ただ、最後は泣けた。あれはちょっとズルイよね?(^_^;)
読了日:6月23日 著者:唯川恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29818101

■切り裂きジャックの告白
このエグさは結構好みだ~・・・と思いながら読みすすめ、無理なく社会問題にも切り込んでいて、たいへん読み応えがあった!・・・のに、後半の・・うーん、なんだか普通と言うか、平凡になってしまった。残念。でも、古手川刑事がすごく良い。コンビの感じも含めてとても好きだったので、読んでよかったなと思う。↓のコメントで、古手川刑事は前作にすでに出てると知り、ぜひ読みたいと思った。岐阜の観光地に著者名と同じ場所がある。PNはそこに因んでいるらしい。すっきり~。
読了日:6月23日 著者:中山七里
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29817705

■俺は駄目じゃない
巻き込まれ3部作や「ぱちもん」が好きだけど、奇跡感動系にスライドしたイメージがあり(あくまでイメージ)敬遠していたが、久しぶりに読んだ著者の作品、面白かった!これもいわゆる、主人公の思いと反してどんどんあらぬ方向に巻き込まれていく物語だけど、毒がなくて一般受けしそう。主人公が成長していく姿に爽快な感動を覚えた。表紙のイラストがとても象徴的。ジムのコーチに「ここで積み重ねたことはいつか役に立つ」という言葉は、決してボクシングだけのことではないと感じた。主人公の心の呟きなんかも、いちいちおかしくてくすりと笑え
読了日:6月21日 著者:山本甲士
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29755800

■アトロシティー
「クリーピー」が面白かったので読んだ。これも面白かった!特に前半は夢中で読んだ。相性がいいというのか、文体自体が好き。ただ、後半の流れが少し平凡になってしまった感じがした。いかにも無理があるような・・。まぁそれまでにもしつこく登場してきたのはその伏線だったか、と思うけど、それでも「真実」はちょっと、やっぱり「平凡」だったと思う。読後の感慨も余韻もあまりないんだけど、でも、冒頭からぐっと掴まれた感じは、好感触。今後も読んで行きたい。期待してます。タイトルはSFみたい。
読了日:6月18日 著者:前川裕
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29691925

■復讐
読み応えがあった。加害者の家族、被害者の家族、どちらの境遇や苦しみにもリアルに寄り添っていたように思った。特に中学生の心情にとても同情を感じて、泣かされた。今後の人生をなんとか「幸せに」なって欲しいと思う。
読了日:6月15日 著者:タナダユキ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29597925

■アニバーサリー
「晴天の迷い鯨」では、過干渉の毒母が登場したが、今回は放任の毒母が登場。著者も同じように親との間に何かがあって苦しんでるのかな?うがち過ぎかもしれないけど・・。そしてこのひとはR18の人だったと思い出した。真菜の話が印象深く、晶子の人生は薄れてしまった。しかし、それぞれをきちんと描いたから二つの人生が交差するときに説得力があった。
読了日:6月11日 著者:窪美澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29502872

■北斗 ある殺人者の回心
私の場合前半読むのが辛いと言うよりも小説として面白みを感じなかった。でも後半、裁判の部分は一転、とても読み応えを感じた。事件や人生を振り返る主人公の心理描写に圧倒された。犯した罪を償うと言うこと、反省し後悔する、改悛と言うこと、それが本当はどういうことかと考えさせられた。死刑でいいんだと言う主人公の内面を深く深く追求する。もちろん、殺人は許されない。でも・・・。
読了日:6月9日 著者:石田衣良
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29446069

■巨鯨の海
良い本を読んだ満足感!!鯨漁で生きる太地の人々を描いた作品。連作短編と言う形で、様々な人たちの姿と時代によって変わっていく鯨漁を描いてある。狩るものと狩られるもの、殺すものと殺されるもの、鯨と人との命のやり取りは迫力満点。殺生を残酷と思わされるよりも生活の糧として、鯨を夷様とあがめ「命をいただく」ことに対して人間も命を懸けている生活に厳粛な気持ちになった。厳しい人間関係や掟の中で、人と人との繋がりがとても感動的に描いてあり泣かされた。最後の歴史的大事件の全容もリアルに再現されている。お見事!オススメ!
読了日:6月8日 著者:伊東潤
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29402973

■憤死
どれもこれも少し不気味な物語3編(ほんとは4編)をつめた一冊で、3編とも面白く読んだ。それほど多く読んでないんだけど、どうも私この人と島本理生さんを混同してしまう(^_^;)おばちゃんだから?若い子がみんな同じに見えるって言うアレ?(^_^;)
読了日:6月3日 著者:綿矢りさ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29297087

■美しい家
「八月のマルクス」以来。主人公が出会った「スパイ学校」の思い出を持つ謎の女や、少年時代に自身の姉に起きた事件、作家と編集者とのやりとり、娘や家族のことなど、盛りだくさんでも散漫な感じがせず面白かったけど、中盤から、あれれ??って言う感じ。なんでそうなるの!みたいな残念なことに。。。無念だ。無念すぎて脱力した。そんなに思い入れたわけではないけど、それでも。最後はなにがどうオチついたのか、いまいちはっきり分からないまま読了してしまった。
読了日:6月2日 著者:新野剛志
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29266642

■慟哭の家 (一般書)
ものすごく重くてものすごく読みづらかった。小説としては面白くないと思う。はっきり言って申し訳ないけど・・。同じことばかりを繰り返してるし、劇的な何かが出てくるわけでもないし、キャラに魅力があるわけでもない。ただ、訴えていることからは、目をそらしてはいけない。生まれないほうがいい命、死んだほうがいい命、生きていてはいけない命・・そんな命があるのか?と問われれば「ない」と言いたいのに、実際には確かに「選別」しているのではないかと思う。じっくりと考えさせられる内容だった。だから最後まで読んだ。
読了日:5月31日 著者:江上剛
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29204411

■特捜部Q ―カルテ番号64― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
過去と現在が本の中で同時進行して、次第に明らかになる真実。何があったんだろう?と気になって急がされる。あとがきによると本当にこういうことがあったとかで、さらに愕然とした。アサドやローセも相変わらずの活躍っぷりでニンマリさせてくれるけど、今回はカールがだんだんと大好きになっていくと実感した。ネタばれになるからあんまり書かないけど、じれったいったらありゃしない!もう次が読みたくなっている!!続きをプリーズ!!
読了日:5月27日 著者:ユッシ・エーズラ・オールスン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/29092753

■コリーニ事件
評判になった短編集を読んでないのでお初。読みやすかった。犯人は明確で、あとは動機のみ。なぜ主人公の過去が詳しく描かれるんだろう?無駄な描写じゃないのか?と思ったし、物語が進むにつれ「よくある話ではないか」とも思ったんだけど、想像を超える真実に驚かされた。小説としてと言うよりも歴史の事実に驚いたと言うべきかも。唐突に終わってしまうラストも印象的だけど、あとがきで知る事実にまた唸らされる。語弊があるけれど面白かった。
読了日:5月20日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28909479

■ビッグ・ドライバー (文春文庫)
キング作品、いっときハマったんだけど、そういえばダークタワーシリーズ、「ガンスリンガー」を読んだきり挫折してとんとご無沙汰だったかなぁ・・と思い出した。ガンスリンガーにてこずった事を思うとこちらは読みやすかった。中編だったので、いつもよりもあっさりしていた気がする。でも、ぐいぐいと読まされた。最近「死んで当然」の人間って「いる」と言う感じの物語をよく読んでる(観ている)。気がする。
読了日:5月19日 著者:スティーヴンキング
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28879149

■海のイカロス
恥ずかしながら潮流発電と言うのを初めて知った。設備投資にかなりかかるようだけど、クリーンエネルギーとしては風力よりも持続的に電力が得られるという点でメリットもあるようだ。殺人を犯した主人公の気持ちにとても共感し、正義ってなんだろうと思えてしまったので、犯行を、誰にも追及されたくなかった。著者は毎回テーマをがらりと変えて、いろんなジャンルに挑戦している。今後も期待しています。
読了日:5月14日 著者:大門剛明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28726328

■手のひらの砂漠
恐ろしい物語で一気読みした。怖かった。ただ、その人と出会っただけなのに、どうしてこんな目に合わねばならないの・・もう、不幸、不運としか言いようがない。それにたいして被害者側はなんて非力なんだろう。抵抗力の弱さはどうすれば克服できるのか。考えさせられた。ひたすら主人公が気の毒で仕方がない。どうかこのあと幸せになってほしいと願わずにいられない。
読了日:5月11日 著者:唯川恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28636026

■七帝柔道記
ものすっごく面白かった!!眠っても覚めても立っても寝ても柔道という、悲壮なほどにハードで言語を絶する生活。その練習風景は阿鼻叫喚の地獄絵図・・!!あまりの凄まじさに読み手としては笑ってしまうほどだった。繰り返される締め落しによる「死の恐怖」に翻弄され、こんなにも怖くて疲れ果てているのが「ただの北大生」って言うのだからなんともはや。そして七帝柔道の最下位だなんて。柔道の頂点に立つ人々はどれだけ強いんだろう。。唖全呆然としてしまう。「木村政彦はなぜ・・」と合わせて熱烈おススメ!!
読了日:5月2日 著者:増田俊也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28385324

■幸せの条件
人気作家だけど初読み。サクサクと読めて面白かった。発端はエネルギーの事だったけど、バイオエタノール~日本の農業について丁寧に描かれていく。ずぶの素人の梢恵がいちからやると言う視点で描かれた農業が、読者にも分かりやすく、漠然と感じていた「大変さ」に現実味を加えた。そして大変さ以上にやりがいとか達成感、充実感のようなものを感じる主人公に共感を持った。主人公の成長物語を含め、なかなかに読み応えがあった。実際はもっと苦労が多いんじゃないかとは思うけど・・最後に片山が梢恵に言う言葉が身に沁みた。
読了日:4月26日 著者:誉田哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28188758

■ロスト・ケア
とてもフィクションと言っていられない切実さに満ちた小説だった。介護制度の落とし穴、福祉の不完全、安楽死と尊厳死の問題。おりしも今朝の新聞に、親は延命を拒否していたが担当医に親不孝だと言われ胃ろうに踏み切ったという記事を読んだばかり。ともかく身につまされた。人類上、類を見ない老人大国になろうとしている日本、この先を思うと憂いばかりが募ってしまう。日本の現状と問題を巧く焙り出していた。そして、検事側が真実に気づいていくシーンは見事で読み応えがあった。たかが数字?なのにそこまで分かるんだ!!と、天晴れ。
読了日:4月23日 著者:葉真中顕(はまなか・あき)
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28111399

■一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ
去年読んで衝撃を受けた「母がしんどい」や「ポイズン・ママ」/小川雅代著/からの流れで手に取った。同じように、いや、それ以上に衝撃を受ける母親像。私が著者ならどんな大人になっていたか・・。いったいこんな母親がどれだけいるんだろう。著者の出ているドラマや映画は見たことがないし、バラエティを見たことがあったけど、じっくり見たわけでもなく、少しだけ見て印象を悪くしたっけ。人は誰しも上辺だけでは推し量れないものを抱えているものなのだろう。子どもを生み育てると言うことは、本当に責任を伴う重大なことなんだと改めて思った
読了日:4月20日 著者:遠野なぎこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/28018313

■彼女の血が溶けてゆく (幻冬舎文庫)
医療ミステリーだけど、素人にも懇切丁寧に説明してくれていて分かりやすい。読むのが面倒に感じたのは私の理解が及ばないせいで、それでもなんとなく分かった気分がした。真相に辿り着くまでの過程をじっくり丹念に描いてあり、ミステリーらしいミステリーだと思った。ただ、物語として魅力をあまり感じることが出来ず、筋を追うのに精一杯になってしまった。だから結末にある意外性に、そこまで感激できなかった。
読了日:4月13日 著者:浦賀和宏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27836913

■血の轍
面白かった~!!もと警察官の殺人事件。公安vs刑事の確執を含んだ捜査。真犯人も気になるが、数年前は同じ部署で信頼厚く働いたのに、なぜいま登場人物たちがこんなにこじれているのか?と言う点でグイグイと読ませる。どちらが先に犯人に辿り着くのか、手に汗握る気持ちで一気読み。とても読み応えがある警察小説だった!満足。高スキルの坂上に萌え~♥ただエンジンがかかるまでちょっとかかった。少し読みづらい感じ。そして公安の実態ってあんな?怖いね~。「震える牛」も面白かったし追いかけたい!!
読了日:4月8日 著者:相場英雄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27700190

■ねじれた文字、ねじれた路 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
泣けた。私だったら許さない。この後残りの一生を怒りと拒絶の中で生きると思う。当人同士でなければ分からない感情やショックがあるだろう。それでも、その仕打ちはあんまりじゃないか??と言う気持ちが治まらなかった。感情的になりネタばれしそうなのでストップしますが、でも、ラストは泣けた。決してイヤな読後感ではない。
読了日:3月26日 著者:トムフランクリン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27331020

■残り全部バケーション
既読者の数にびっくり。大人気ですね、伊坂さん。私自身はそれほど相性がよくもない作家で、今回も面白くは読んだものの、そこまで印象に残るものでもなかったかな。登場人物にあまり肩入れできなかったからかも。色々書くと結末に触れかねないのでstopしておきます。
読了日:3月23日 著者:伊坂幸太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/27252031

■沈黙の町で
新聞連載を飛び飛びに読んでいた。連載時に似た事件が実際に起き、唐突な結末はその影響か?と思ったけどこうしてまとめて読むと納得。一つの出来事が一言では説明できない様々な事が絡み合って起きたのだ、些細な感情のささくれや小さな齟齬がやがて大きな結末を引き起こす事がとてもリアルに描かれていた。あるあるーこんな事、いるいるーこんな子、中学生ってこんな感じだよね、母親の気持ちってこうだよね、と言うリアル。ともかく痛ましくやり切れない。死んだ子の母親が女子中学生相手に感情を吐露する場面では涙が溢れた。
読了日:3月8日 著者:奥田英朗
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/26785616

■ハピネス
桐野作品としてはあまりにも薄くて物足りないが、それなりに面白く読んだ。いろんな人生があっていろんな分かれ道があるよね~と言う感じ。要するに他人事として読んだから面白かったんだと思った。共感は出来ないが主人公がとても哀れ。その気持ちは分からんでもないが、私でもやっぱり許せないと思う。卑怯にもほどがある。(ネタばれになってそうだったので修正しました)
読了日:3月4日 著者:桐野夏生
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■キリング・フロアー〈下〉 (講談社文庫)
「アウトロー」を見て面白かったので原作を読む。トムクルーズとは違うイメージの主人公だけど(外見も年齢も全然違う)カッコよかった。出来る男は大好き。軍内の警察部署で徹底的に訓練されていて強いし判断力などの脳みそもすっごく出来るのがいい。なんでもっと早く映画にならなかったのかな?とても映像的な主人公の活躍だった。面白かった!!
読了日:3月2日 著者:リーチャイルド
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■キリング・フロアー〈上〉 (講談社文庫)
読了日:3月2日 著者:リーチャイルド
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■続・暴力団 (新潮新書)
いきなり「続」を読んでしまった。幸いにもまったくその筋の方々と関わりもなく危ない目に会った事もなく、生きてきたので、そこまで切実には実感できなくてごめんなさい。それでも一般人がこれからは被害にあう可能性が大きいらしいからもっとガードを固めなければならないんだと知らされるなど、恐ろしい話ではありました。芸能人の話やヤクザの新しい形「半グレ集団」の話が興味深かった。ともかく、やっぱり怖い。
読了日:2月28日 著者:溝口敦
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■キャサリン・カーの終わりなき旅 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
うーん、うーん、誰が誰で何をしたのか、ちゃんと理解できなかった・・と思う。とても複雑に入り組んだややこしい物語だった・・と思う。でも、子供を亡くした男の喪失感や、奇病によって死が刻々と近づく少女の深い哀しみが伝わって、とても切なかった。
読了日:2月27日 著者:トマス・H.クック
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■生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)
有り体に書きますよ。なんとかかんとか、やっとこさっとこ読み終わりました。あ~~読みづらかった。なんでだろう?個人的な好みの問題と思うので気を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ないです。スケールが大きすぎてリアリティがなかったのかも。もうちょっと富樫博士に期待したんだけど活躍がなかったせいもある。過去のいざこざとかも肩透かしな感じがした。収束の仕方は予想できた。こんな事態になってしまったからには・・ね。あと、「テンパる」って・・使う?
読了日:2月21日 著者:安生正
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■狭小邸宅
図らずも「ニュータウンは黄昏て」に続き「家」物が続いた。今度は売る側。物を売る仕事は本当に大変だと思うけどその際たるものが家なんだろう、大変なんてものじゃない。従業員へのプレッシャーの半端なさや、家を売ることを「殺す」と言うなど、住宅販売の舞台裏に慄いてしまった。主人公がなぜ辞めないのかずっと疑問。彼の成長物語として読むとそれも納得できる、と思いきややっぱりラストまで読んで納得しかねた。←他人事だから?小説だから?現実はやっぱり大事なものを失ってでも、仕事を続けなければならないものなのだろうか。ため息。
読了日:2月18日 著者:新庄耕
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■ニュータウンは黄昏れて
興味深い内容ではあるけど、面白いというのとはちょっと違い、読書中は気が滅入るというか。うちはマンション暮らしではないので、人のこととして読めたのだけど、解決のない問題点が浮き彫りになっているため単に他人事と思えず、大変だなぁ・・と。それだけリアリティがあったのだろう。吸引力は十分で一気に読みきってしまったので、面白かったといえるには違いないが。「全壊判定」とテーマは似ているだろう。どちらもマンション住まいの人には身につまされるのでは。こちらは読後感もまぁまぁ。いつもの柚木さんのような爽快感は確かにある。
読了日:2月17日 著者:垣谷美雨
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■冬の旅
思ったよりも読みやすい文体(初辻原本、前に何かを挫折した)。ある時点から転げ落ちるようにして果ては収監され、満期出所となった主人公の人生を、それに関わる人々の群像劇を交えて描く。どのキャラの人生も結構な悲惨さで悲惨のリンクの末、主人公がさらに悲惨になるという・・・。途中で阪神淡路大震災の描写がありとても生々しくてその部分が一番読むのが辛かった。だから何?と思ってしまいそうな筋立てだけど、一気読みしてしまった。こういう本を読むとついつい吉村昭の「仮釈放」を思い出してしまうなぁ。暗さでは「仮釈放」に軍配。
読了日:2月14日 著者:辻原登
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/26135571

■ブラックボックス
食の安全に真っ向から取り組んだ意欲作。一読の価値あり。大変恐ろしかった。消費者のニーズはあくまでもわがままで、それらとコストの両方をクリアしようとすれば、ここに登場するような不気味なファームで不気味な野菜を作るしかないと言うわけか。消費者の姿勢も問題だと思う。巻末の参考資料を見て、ただのフィクションではないことが明白で、余計に慄然とした。ただ、物語としては読みづらい。生協の学習会に出て講義を受けているような感覚だったから。登場人物たちにイマイチ好感が持てなかったのも原因。それでも広くおススメしたい作品だ。
読了日:2月13日 著者:篠田節子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/26111036

■クラウドクラスターを愛する方法
彼氏が出て行ったの、彼氏と再会したのは・・だの、書き方は一瞬「何が起きたんだろう?」と思わせるので、興味を引かれてグイグイと読み進める。そうして主人公の境遇や気持ちがどんどん明らかになっていく。心理描写がとてもよくて、私にはこういう経験がないのに、わかる気持ちになってしまった。親が揃っていて一般的に言われる「普通」の家庭で育つことが出来なかった子ども達の物語。だからとても切ないものがあるけど、よかったです。
読了日:2月2日 著者:窪美澄
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25769120

■父のひと粒、太陽のギフト
今まで読んだ著者の作品中、一番読みやすかった。主人公他、登場人物に好感が持てたのがよかった。テーマも今の時代にあってて問題提起もあって読み応えがあった。ミステリーとしては説得力がなく、ひょっとしたら殺人事件を起こさずとももっと面白くなったんじゃないかな?でも、著者はミステリーにこだわりがあるのかもしれない。それだからこそ印象に残ったと言うのもあっただろうし…。主人公が成長していく姿がとてもすがすがしくて、個人的には好きな小説です。
読了日:1月30日 著者:大門剛明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25695831

■移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活
日本には外国人の方々がたくさんいる。一時的ではなく「根を下ろして」いる海外の人は、名古屋市の人口にも迫るほどだそうだ。その彼らの「普段の」姿を、「食」を通じて掘り起こす意図で始まった企画モノ。タイ、イラン、フィリピン、中国、ブラジル、インド、朝鮮族…などなど、チョイスがまた高野さんらしい。(フランス人なんかも取材してるけどその言い草がまた高野さんらしくて笑える)カラー写真もたくさんあり、目にも楽しく食欲をそそる一冊だ。
読了日:1月24日 著者:高野秀行
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25512187

■しょうがない人
どうしよう…と思うぐらい主人公の思考がリアルに共感できてしまった。主婦の気持ちを代弁している部分が多々ありとても面白く読んだ。特に反抗期の娘とのくだりとか、ハンパなく「うんうん!!」っていう感じ(笑)。中盤はダレたけど、モリムラハウスの話が持ち上がってからはまた別の面白みがあった。…しかし、他のユーザーさんの辛口のコメントを見て、日向子に共感してしまう私も「しょうもない」人間なんだな…とちょっとトホホな気分になってしまったわ…(^_^;)
読了日:1月20日 著者:平安寿子
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■歓喜の仔 下巻
暗い…暗すぎる物語。正直に言うと、リートの物語を含め無国籍な感じの設定で、それゆえちょっと現実味に乏しく感じられた。こんな生活をしている子ども達が本当にいると思いたくない気持ちが強く働くからかも…とも思う。ラストには「はっ!!」と思う部分があって、その点では面白く感じられたけど、全体的にはあまり夢中になれなかった。リートの部分は本筋には関係ないと思って飛ばして読んだ。個人的にはあれを省いてもっとコンパクトに描いてもらいたかった。
読了日:1月17日 著者:天童荒太
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/25314472

■歓喜の仔 上巻
読了日:1月17日 著者:天童荒太
http://book.akahoshitakuya.com/b/4344022874

■路(ルウ)
台湾に日本の新幹線を走らせる…という時点で、真山仁「ペイジン」みたいな企業サスペンスかと思ってしまったけれど、その事業を軸にして、関わる人々の人間模様を描いたドラマだった。7年と言う長期にわたるプロジェクトは淡々としたもので、年月の過ごし方のバランスは良く取れていたけれど、思ったよりも地味な展開だった。ただ、私は台湾の歌手ジェイ・チョウが好きなのでこういう小説が読めて嬉しかった。
読了日:1月8日 著者:吉田修一
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2014/01/14(火) 21:25:49 | - │ | [編集]

ラムちゃん、読書編ベスト 見てくれてありがとう!
うんうん、ヤマフミさんすごくよかった。
感想書きたいと思いつつ韓ドラに以下同文(笑)
お返しする前に書くつもりなのでもう少々お待ちを~~。

奥田さんの「沈黙の町で」は、個人的に面白かった!

今年はソチもあるもんね~~~。
大変なトシになりそうです(笑)
なんとか読書も復活したいけど、難しそう~~(^_^;)

2014/01/15(水) 10:18:13 | short │ URL | [編集]

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