【本】8月の読書

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2497ページ
ナイス数:129ナイス

成均館儒生たちの日々 (下)成均館儒生たちの日々 (下)感想
ドラマは本当によくアレンジしてあるなと感じた。原作なりの面白さはあるけれど、いろんな面で物足りなかった。ドラマのほうが断然スリリングで感動的な展開になっている。とはいえ、あの儒生の頭巾は儒巾(ユゴン)おでこに巻く半透明の額当ては網巾(マンゴン)女性が髪にまく布を細布(デンギ)などの呼び方が分かったり、あちこちに発見があって楽しい。そして原作のほうがきわどい描写が多くその点でも楽しめた。
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
成均館儒生たちの日々 (上)成均館儒生たちの日々 (上)
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
共震共震感想
ひたすら胸が痛い。震災の有様をまざまざと見せ付けられ、そのとき自分がどうしていたか、その後何をしたか、いま、何をしているか・・と突きつけられてひたすら小さくなるしかない。著者がシリーズ物でみちのくに縁があり、そのせいで丹念な取材を行い、ミステリーと言うエンタメに反映したことで、私みたいなぼーっとした人間にも「忘れるな」と叱咤激励してくれる。「震える牛」「血の轍」に続いて著者作品は3作目。いつもセンセーショナルな内容だ。NPOの実態・・・ホントに?色々考えてしまった。
読了日:8月14日 著者:相場英雄
よだかの片想いよだかの片想い感想
よかった。決壊はなかったけど泣けたし、序盤から始終うるうるしてしまった。私はきっと主人公を無神経に傷つけてしまう側の人間だと思うけど、主人公の気持ちが丁寧に描かれたことで共感できたし寄り添えた。主人公と共に感情が揺れ、とても切なかったり彼女の強さに感心したり。私も宮沢賢治は正直良く分からないんだけど(^_^;)唯一「よだかの星」だけは好き。胸が締め付けられるような(←50のオバサンが言うにはあまりに気恥ずかしいが)物語だった。4作品目。個人的、著者作品のベストとなりました。
読了日:8月11日 著者:島本理生
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)感想
面白かった!いつもと雰囲気が違うのかなと思ったら、いつもの雰囲気もアリーの、でも、マンネリ感はなかったな。会社と家、まったく違うタイプのふたつのトラブルを抱える主人公の大変さが伝わり、先が気になり一気読みした。片方は誰もがいつでも遭遇する可能性のあることだと思う。身につまされる感じもしたし、また爽快な感じもして、読み応えがあった。池井戸快進撃は止まりませんね。
読了日:8月10日 著者:池井戸潤
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
表紙が豪華弁当じゃなくて庶民的というか普段というか、インゲン豆をブロッコリーに替えたら、私が作るお弁当そのままなのが笑える。どんな話か想像できなかっただけに、面白かった。ちょっとシンデレラの魔法使いみたい?自分の事をそっと見守り心配してくれて、さりげなく回復させてくれるなんて、夢みたいだなと思った。元気を取り戻していく過程が気持ちよく描かれていて、元気が伝わってきた。後編2編はちょっと逸れた感じがしたけれど、それなりに楽しく読めた。1時間強でサクサクっと読めた。
読了日:8月8日 著者:柚木麻子
わが盲想 (一般書)わが盲想 (一般書)感想
高野さんプロデュースってことで読みました。初めましてと言う気がしない(笑)。しかしその実、想像を絶する内容。逆の立場だったら?と思わず考える。こんな大冒険は出来ないし、思いも付かない。とても勇敢だと思った(そんなふうに感じさせてないんだけれど)。日本人として日本に住んでいると気づかないあれやこれやを、著者の視点で指摘され、はっとさせられることがたくさんあった。特に、日本語習得の過程では、日本語の面白さを逆に教えられた。学生が3年生で就活に入ることへの疑問も・・。大人だけじゃなく子どもにも読ませたい本。
読了日:8月5日 著者:モハメド・オマル・アブディン
ドミノ倒しドミノ倒し感想
失礼ながら、あまりにも評判が悪いのでその覚悟で読んだ。「愚行録」「乱反射」「空白の叫び」etc.・・・そんな作品ばかり読んできたので、軽妙なミステリはすごく意外だったけど、これはこれで面白いんじゃないかと。少なくとも私は主人公が好きだ。ラストは確かに・・もごもご。でも、悪評の覚悟があったため、すんなり読むことが出来た。これ、こんな風にコメディタッチにせずにいつもの貫井さんのカラーで重苦しく描いたほうが、却って良かったかも。次作に期待です!
読了日:8月2日 著者:貫井徳郎

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