【映】ぼくたちのムッシュ・ラザール

B009JVPYRAぼくたちのムッシュ・ラザール [DVD]
フィリップ・ファラルドー
ニューセレクト 2012-12-05

by G-Tools


もっとほのぼの系の映画かと思ったら、とてもシリアスでヘヴィな物語だった。
のっけから、11歳の小学生シモンは、牛乳当番で一番先に教室に行くと、そこには首吊り死体が・・!!
驚愕の導入部でのけぞってしまった。
死んでいたのはなんと、子どもたちの担任だった。
急ぎ後任の先生を探す校長。そこにやってきたのが、ラザールと言うアルジェリアからやってきた教師だった。
慣れないカナダでの授業、前の先生を慕う子どもたちは、なかなかラザール先生の授業になじまない。
そのうえ、ラザール先生には秘密があった。
そして子どもたちは担任の自殺という出来事に、深く傷ついていて、心を回復できない子どもも多い。
そんな教室の中で、ラザール先生と子どもたちは次第にお互いの心を寄り添わせていくのだが・・・。










子どもたちが担任の自殺で、深く傷ついているのに、学校側はおざなりのカウンセリングで済ませようとする。学校側も、イマドキは大変で、たとえば、体罰はもちろん禁止だしハグも禁止、体に触れることを一切禁じているのだ。それでは体育の授業にも差しつかえ、子どもたちに能無しのように思われている体育教師は、その「禁止事項」のために、たいした授業ができないという。
この「禁止」が、担任の自殺に大きく関わっているのだけれど、教育現場の戸惑いや混乱が伝わってきた。
うーん・・。日本は「ハグ」文化がないからいいけど、そういう文化の国で禁止にされると辛いものがあるのじゃないかと思うけど、でも、イマドキの教育現場を思うと「そういう」先生が多すぎるもんなぁ・・。


教育のことだけじゃない。
ラザール先生の抱える過去が次第に明らかになって行き、これまたとても重い。
こんな辛い過去を抱えていたの?先生が気の毒でならない。


最後に生徒たちに別れの挨拶代わりに寓話を贈る。
涙なくしていられなかった。
辛い物語だけど、優しいものが心に残った。


★★★★










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