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【本】歓喜の仔/天童荒太

4344022874歓喜の仔 上巻
天童 荒太
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歓喜の仔 下巻
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父親に失踪され、母親は意識不明で寝たきりの状態…そんな家庭で生きる3人の兄弟達の物語。
誠は17歳。父親が残した借金を返済するために、やくざたちの仕事を請け負っている。
それは覚せい剤を、別の薬を入れて水増しする仕事だ。
弟の正二(小学校6年生)と一緒に毎夜2時過ぎまでかかってノルマをこなす。
朝は早朝から市場の仕事、夕方はやくざの命令で中華料理店で働いている。
正二は学校で酷くいじめられながらも、なるべく穏便に目立たないように生きている。
母親の介護は一身に引き受け、昼休みにも世話をするためにいったん家に戻る。
園児の妹、香は、死んだ人間が見えるといったり、日によって怪我をしたフリをしてあちこちの手足を引きずったりする。在日海外人の友達が多く、寡黙な子どもだ。
こんな風にちょっと紹介しただけでも、なんと暗澹とした物語だろうと思う。
こんなにも辛い思いをして生きる子ども達が、日本にいるなんて思いたくない。
小説だから…と割り切れない何かがあった。
子ども達は彼らなりに、日々の生活、生きていくことに必死だ。
そこでたくましく成長していく彼らの姿に頭が下がる思いがした。
ただ、あまりにも救いがなさ過ぎて・・だろうか?現実感に乏しく感じてしまった。
それは、長男誠が想像の中で育んでいるリートという少年の物語が挿入されるせいもあっただろう。
そのため、夢と現実の境界があいまいな、無国籍の映画を見ているような、なんだか現実とはかけ離れた幹事がいてしまった。
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