【本】曾根崎心中/角田光代

4898153267曾根崎心中
角田 光代 近松 門左衛門
リトル・モア 2011-12-22

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曾根崎心中・・・・名前はもちろん知ってるけど、内容はぜんぜん知らなかった。
ふーん、こういう話だったんだ~~。
いやもう、面白かった!!
ともかく、女たちがみんなすごい!壮絶!と思った。
自分のテリトリーを守るために必死で、そのためにやることはえげつない。まぁこれは初の最初の勤務地の島原(島原って、九州じゃないのね。。京都にある「島原遊郭」らしいです。てっきり島原の乱、の島原かと思った)での出来事で、次の勤務地の堂島新地は、初にとって居心地がよかったというので、ちょっとはほっとしたんだけど。
でも、そこで面倒を見てくれた島という先輩遊女は、遊女としての心得を初に説いてくれた割に、自分ではそれを忘れて恋に身を焦がして死んでしまう。
テリトリー守って必死だったり、恋をして必死だったり。なんでも命がけだ。
命と引き換えに恋をする・・それがあのころの遊女の姿なんだろうか。
ほんと・・・女って恐ろしくて、哀しい生き物だなぁ。
そして・・バカだ。
ここで描かれる男は卑怯だし狭量。
だいたい、初の恋人の徳兵衛って、あれ、盗難&偽判騒動の真相はどうなの。
もしも徳兵衛の言うことが嘘だったら、初があまりにも哀れで浮かばれないけど、でも、どうも胡散臭く感じる。かといって九平治も信用できなさそうな輩ではある。
どっちが本当なんだろう。。。初の推理が当たってるような気がする。。。
いやでも、ラストは意外だった。
絶対に心中すると思ったが?
「曾根崎心中」やもん。
なのに、なのに・・・。
アレ絶対、徳兵衛は死なずに逃げたと思うな。自分でのどを掻っ切るほどの度胸があるとは全然思えない。腹も括ってなかったんじゃないの??
ただ、初を導いた人魂たち・・・姉さんたちの怨霊が、徳兵衛を逃がすことはしなかったかなと思う。
それだと話が怪談になってしまうか・・・(^_^;)

もっとほかの時代物も角田さんに邦訳してもらいたいなと思った。八百屋お七とか、四谷怪談とかね。ありきたりですけどね(^_^;)やっぱり切り口がいいですよね。。
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14:35 : [本・タイトル]さ行トラックバック(1)  コメント(0)

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2014/06/03(火) 15:06:30 |