【本】レアケース/大門剛明

4569803555レアケース
大門 剛明
PHP研究所 2012-08-07

by G-Tools


内容紹介
近年、何かと話題の「生活保護制度」の矛盾を突く問題作!
生活保護者を担当するケースワーカーとして、大津市役所に勤める石坂壮馬。彼は、生活保護をもらうだけでいっこうに自立しようとしない者や、仮病などで保護費を詐取しようとする者、そして被保護者を食い物にする「貧困ビジネス」の存在に、生活保護制度の矛盾を強く感じていた。そんな中、大津市内では、あくどく稼いでいると評判の者から盗みを働き、貧しい人々に金を配る「現代のねずみ小僧」が話題になっていた。社会のセーフティネットとしては、自分の仕事より、ねずみ小僧の働きの方が有効なのか――ねずみ小僧に複雑な思いを抱く壮馬だったが、ある日、彼の担当する被保護者が殺される事件が起こり……。
殺人事件の意外な真相とは? そしてねずみ小僧の意外な正体とは? 「横溝正史ミステリ大賞」受賞でデビューした社会派の気鋭が格差社会の闇に迫る、二転三転する衝撃のミステリ。
(Amazon 紹介ページより)


めずらしくAmazonでも詳しい内容紹介がしてあって、転載させていただきました(^_^;)。
そう、とてもタイムリーな話題なのだ。
読み始めて、そういうテーマに触れていると思うと、読者として期待するのは「いったいどう言う輩が、どう言う方法で生活保護費を不正受給しているのか?」という問題と「本当に生活保護が必要な人間にどういう形で影響が及んでいるのか?」そして「我ら納税者にどのように関わってくるか」ということじゃないかと思う。(私だけの疑問だったらゴメンナサイ)
でも、本書は、現代のねずみ小僧という人物の登場で、話がそちらに逸れ気味というか、そちらが物語のメインなので(誰がねずみ小僧なのか、主人公にかぶせられた容疑は晴れるのか)読んでて期待とはちょっと違うという感じがしてしまった。勝手に期待しておいて申し訳ない限りなのですが…(^_^;)。
ただ、主人公荘馬の仕事内容の描写で、ケースワーカーの実態というものが良くわかって、大変だなぁ!と頭が下がった。お仕事薀蓄としては興味深く読めた。
しかしこれ、ひょっとしたら「黒い家」みたいな恐ろしい物語にもなり得た気がして、少し残念。
でも、大門さんには期待して、次作も追っかけますよ!(もういいよって言われそう)
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12:40 : [本・タイトル]ら行トラックバック(0)  コメント(1)
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2012/10/10(水) 05:50:37 | - │ | [編集]

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