【本】司法記者/由良 秀之

4062170132司法記者
由良 秀之
講談社 2011-10-28

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内容(「BOOK」データベースより)
「騙されるな。気合を入れて叩き割れ!」「…そんな供述のどこが真実なんだ」美貌の女性記者はなぜ殺されたのか?口を閉ざし続ける容疑者の守り通す秘密とは…。特捜検事が、巨大組織の壁の中で、孤独な闘いに挑む。

叫び声が聞こえたという通報があり、駆けつけた刑事たちは、その部屋の浴槽で女性の他殺体を発見。部屋の持ち主はその死体を見て自分と同じ司法記者だと驚く。しかし、彼は身に覚えが無いと言い張る。

実際に起きた事件を取り込みながら、ミステリーとして良く出来た物語だと思った。
特捜部の内情が良くわかり、びっくり!
大阪のほうで起きた例の改ざん事件で問題になったことが、本書を読めば良くわかる。
国民として司法の危機を感じた!
ほかにも政治家の収賄事件だとか、まったく日本の行く末が心配になる問題がうまく練りこまれている。
面白かったけど、少し物足りないのは、これだけの材料があって、著者の経歴(元検察官)から切り込めば、もっともっと面白い作品が出来たような気がする。
主人公の検事の人物造形、心理描写など、もっともっと練って読ませて欲しかった。
次回作にも大いに期待したい。

ちなみに、この作者、覆面作家としてペンネームを使っていたのに、自分でうっかりツイッターで暴露してしまったんだとか。なんか・・・ほほえましいです。でも、そんなうっかりさんは検察官には向かないかもね(^_^;)
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