【映】キナタイ マニラ・アンダーグラウンド

B0073Q2CDMキナタイ マニラ・アンダーグラウンド [DVD]
アメイジングD.C. 2012-05-02

by G-Tools


うううぅ~~~~。怖い映画だった。というか、怖さが伝わってくる映画というべきか。

よく「トラウマ映画」とか「見たあと落ち込む映画」とか「気が滅入る映画」とかのランキングがあるけど、これはそういう類の個人的なリストにランクインしそう。


タイトルから分かるように、舞台はフィリピンのマニラ。
とある若者カップルが結婚式を挙げるところから物語がスタート。実はもう子どももいるんだけど、子どもはおばさんと言う人に預けて、親族が見守る中で、裁判所?みたいなところで簡素な式を挙げるのだ。
夫はとてもハンサム。かわいいタイプの純朴な好青年で、警察学校で授業を受けながら、妻からのメールを見たり、楽しそう。
こういう感じのとってものどかで、まったりとして、いったいこの調子で何が起きるのか?と、少しじれったく感じながら見てました。

夜になって、この主人公は、友達と一緒に屋台の売り上げのピンはねをしている。
おやおや。純朴な好青年なのに、どうしたの?警察官になるはずの「正義の人」ではないの?
どうやら、マニラでは警官が賄賂をもらったりするのは当然のことみたい・・・?
ピンはねなどに対する罪の意識はないみたいで、実にあっけらかんとしている主人公。
そのピンはね仲間に、主人公は「ボスに会っておけよ」と連れて行かれ、ボスなる人物の乗るバン(これが三菱のバン)に乗せられるのですが、そこからこの物語、怒涛の急転直下。
バンのドアはマニラアンダーグラウンドへの扉だったと言うわけだ。

ここから主人公青年の恐怖の一夜が始まるわけだけど、いったい何が起きるのか?それを観客も主人公の目線で見ていくことになって。まったく主人公と同じ気持ちになってしまった。
「どうしよう?」「何が起きるんだろう?」「彼女をどうするんだろう?」「彼女を逃がしたほうが良いんじゃないか」「いや、そんなこと出来ない」「俺も逃げなくちゃ・・」「こんなところにいちゃいけない」「妻と子どものもとへ帰らなくっちゃ」「イヤ、ダメだ、俺が誰だか知られている」「だめだ・・・」「逃げるなんて出来ない」「どうしたらいいんだ・・・」「こんなところに来るんじゃなかった」
主人公の気持ちがあふれんばかりに伝わってきて、こちらまで息苦しく恐ろしくなって来て・・見るのを止めたいぐらいだったけれど、それなのに目が離せなかった。

これがマニラの現実なのか?なんと言うアンダーグラウンド・・・。と言う部分よりも、そして、残酷描写は見慣れているから、それがそこまで衝撃的ではなくて。やっぱりこれだけ主人公の気持ちに寄り添い、いやな気分を味わわされたことに驚きと感心がある。そういう点でよくできた映画だと思う。

「ファニーゲーム」ほどじゃないけど・・・まぁ準ずるぐらいイヤ気分になったかな。




スポンサーサイト
10:56 : [映画タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL