【本】僕はお父さんを訴えます/友井羊

4796688234僕はお父さんを訴えます
友井 羊
宝島社 2012-03-09

by G-Tools



内容(「BOOK」データベースより)
何者かによる動物虐待で愛犬・リクを失った中学一年生の向井光一は、同級生の原村沙紗と犯人捜しをはじめる。「ある証拠」から決定的な疑惑を入手した光一は、真相を確かめるため司法浪人の久保敦に相談し、犯人を民事裁判で訴えることに。被告はお父さん―母親を喪った光一にとっての、唯一の家族だった。周囲の戸惑いと反対を押して父親を法廷に引き摺り出した光一だったが、やがて裁判は驚くべき真実に突き当たる!2012年第10回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作。


日本ではそもそも民事裁判を起こすというのが、アメリカの映画なんかで見るほど日常的じゃなくて、それが、未成年・・しかも中学生が自分の親を訴えるなんてことは殆ど例がないんじゃないかと思う。その発想が突飛で物語りに釣り込まれていった。
主人公は聡明ながらもまだ中学生なので、裁判のことも殆ど知らなくて、近所の司法浪人の助言を得て裁判の準備をしていくんだけど、その過程がわかり易く説かれていて、ちょっとした裁判の手引書みたいな感じもした。
物語の端々に主人公とその父親との関係をほのめかす記述があって、少年の処遇が想像できる。
母親の死も不審感がいっぱい。
なんだか重苦しい内容のはずだけど、同級生の沙紗のパワフルな明るさと、義母の真希との関係に救われる。
なかなか面白かったです。
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