【本】クリスマスに少女は還る/キャロル オコンネル

4488195059クリスマスに少女は還る (創元推理文庫)
キャロル オコンネル Carol O’Connell
東京創元社 1999-09

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かなり前から気になっていた一冊。
ご縁がありようやく読むことが出来ました。
面白かった~~!!!

二人の少女グウェンとサディー(10歳)が行方不明になります。家出かそれとも少女性愛の変質者の仕業か・・。
捜査を担当するのは若い警察官、ルージュ。
彼には、同じ年のころ、双子の妹スーザンを変質者に殺されたと言う、辛い過去がありました。
サリーを誘拐して殺した犯人は、教会の神父で、刑務所に服役中。
だけど、神父は犯行を否認していて、ルージュが改めて事件の内容を調べてみると、神父が犯人だと断定できる証拠は何一つないことが分かります。
では、当時の犯人はまだその辺にいて、今回行方不明の二人の少女は、そいつに誘拐されたのでは?
一方、事件に関わる女性法心理学者アリ・クレイは、ルージュの過去を知っていると。
大きな傷が顔にある、謎めいた存在。
そして、少女たちはあるところに監禁されていたのです。
必死でそこからの生還を図る少女たち。
リミットはクリスマス。
果たして少女たちは無事に還れるのでしょうか・・・。

難を言えば登場人物が多すぎて混乱するし、この人物がキモなのか??と思わせられた人物が結構いつの間にかフェイドアウトしたり・・?長い物語なので、もうちょっとコンパクトでもよかったのかな?と言う印象はあったものの。
さらわれたグウェンがたった10歳なのに、ものすごく聡明で、事態に懸命に対処しようとする姿に魅了されました。
そしてルージュ・・・。
双子の妹をなくし、母親も精神的に参ってしまい、肉親の愛情に飢えた少年時代をすごし、その後虚無的に生きてたように見えます。今現在もクールで寡黙。
しかし、彼の目は千里眼か。なんでもお見通しみたいな、ものすごく洞察力があり慧眼の持ち主で、スマートです。
ルックスも超イケメンらしく・・・でも、心根はとても温かい人物。
この人がものすごく好きになった。
アリ・クレイも、謎が多いなぁと思っていたけど、彼女の傷にも過去にも重大な秘密があって、それが分かったときとても仰天し、また深くうなだれる心地でした。
そして少女たち・・・。
衝撃の真実が明らかになったとき、まさに「ガーン!!」という音が聞こえたよう。。。
そうだったのか。
感動しました。
読んで良かった。おススメです。



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