【本】日本を捨てた男たち/水谷竹秀

4087814858日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
水谷 竹秀
集英社 2011-11-25

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海外でホームレス状態になって帰れなくなった人を困窮邦人と言う。
本書に紹介されているのは、だいたいが、フィリピンパブにはまって、そこの女の子と恋愛関係になったり結婚したりして、一緒に・・あるいは追いかけてフィリピンに行き、結局女の子に捨てられたり追い出されたりして、困窮邦人となった例。
つまりフィリピンの女性は日本の男を金づると見ており、金の切れ目が縁の切れ目とばかりに(一概には言えないにしろ)分かれたり捨てたりするんだそうで・・・。
ところがフィリピンでは、片方で困窮邦人に対して懇切に面倒を見てくれたり、援助してくれるようで、温暖な気候であることも一因として、圧倒的に世界的な困窮邦人としてはフィリピンでのそれらが多いそうだ。
日本大使館は彼らに対して金銭的援助はしないと言うことに驚いた。彼らは好きな女を追いかけて勝手に国を出て行き勝手に困窮しているのであり、大事な国民の税金をそんなことに使えない・・と。
要するに「自己責任」と言うわけ。
一例として書かれていたんだけど、イラクで日本の青年が人質となったとき、日本は彼を見捨て青年は惨殺された。日本国内では大半が政府の対応を是とし、青年の死も青年の自己責任とした。
が、同じことがフィリピンで起きたとき、フィリピン政府はアメリカとの関係にもかかわらず、軍を撤退させて人質の人命を救ったんだそう。
その国民性の違いが、困窮邦人がフィリピンに多いことと関係があるのかもしれない。
とはいえ、日本の男子のお金を搾り取るようにしてその後捨てるのも、同じフィリピンの人々なら、なんとも真逆の二面性があるって言うことなのか。
ここではちょっとしか触れられていないけど、女性も被害者が多いそうだ。
真剣に相手を愛したのに、お金のために実は騙されているなんて、哀しすぎる。

実は私の家の近所にもいらっしゃるんです!
その人は、フィリピンの女性と結婚してフィリピンに行きました。
困窮しているとは聞いてませんが・・・。
・・・と、そんな話を他県の友達にしたら「うちにもいる!」というのです。
友達の近所のひとは、まさに困窮しているらしく、実家にお金の無心をしているらしい。
でも、実家の親も手を焼いて最近はその電話を無視するようになって、困窮氏が「実家に連絡が取れない」と、私の友達の家に電話かけてきたそうです。本書の内容とよく似ていてびっくりしました。
案外みなさんの近所にもいたりしてね・・・。
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