【本】ローラ・フェイとの最後の会話/トマス・H・クック

4150018529ローラ・フェイとの最後の会話 (ハヤカワ・ミステリ 1852)
トマス・H・クック Thomas H. Cook
早川書房 2011-10-07

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公演のためにセントルイスを訪れた歴史学者ルーク。しかし会場には、再会するとは夢にも思わなかった人物が待ち受けていた。その名はローラ・フェイ・ギルロイ。20年前、遠い故郷でルークの家族に起きた悲劇のきっかけとなった女性だ。なぜ今会いに来たのか?
ルークは疑念を抱きつつも、彼女とホテルのラウンジで話すことにした。だが、酒のグラス越しに交わされた会話は、ルークの現在を揺り動かし、過去さえも覆していく。謎めいたローラ・フェイの言葉が導く驚愕の真実とは?
巨匠の新たなる代表作。
(本書裏表紙紹介文より)

「記憶シリーズ」じゃないようだけど、読んだ感じでは記憶シリーズみたいな印象を受ける。
いったいこの二人に何があったのか?それが知りたくてただただ読み進める。
そのうちに事件の真相だけじゃなく、ルークの故郷や家族への感情なども浮き彫りになる。
小さいみすぼらしい町から、どうしても出て行きたかったルーク。若いときには大事なものが分からなくて、それどころか遠ざけようとして必死になる・・。そして後悔する・・。それは故郷や父親。恥じたり嫌ったり。
ローラとの対話で、ルークが自分の内面をじっくりと見つめることが出来て、孤独にも終止符を打つという、読後感の良い作品となっていて最後はジワリと泣けてしまった。
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