【本】荊の城/サラ・ウォーターズ

荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)
荊[いばら]の城 上 (創元推理文庫)サラ・ウォーターズ 中村 有希

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荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)
荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)サラ・ウォーターズ 中村 有希

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お初の作家さんで、海外翻訳で、しかも時代劇。
私にはハードルが高いのかと思っていたが、とんでもない。すごく面白くてページをめくる手が止まらないほど、一気に読んでしまった。とてもとても面白かった。

物語は19世紀半ばのイギリスで、二人の少女が主人公。
ひとりはロンドンのラント街という下町で、泥棒一家に引き取られて育ち自身もスリをしている孤児のスーザン。
もう一人は心療院で生まれ育ったモード。幼いときに文学者の伯父に引き取られて、秘書としてブライア城に住んでいる。

あるときブライア城の学者に取り入ったリチャードと言う青年がラント街にやってきて、スーザンをある目的のためにブライア城に連れて行く。
そしてスーザンはモードの侍女として働くことに。
ある目的とは、モードが18歳になったときに手に入る莫大な遺産だった。リチャードはモードと結婚してその遺産を奪う計画を立てスーザンを仲間に引き入れたのだ。
リチャードはスーザンたちの間では「ジェントルマン」と呼ばれる詐欺師だったのだ。
しかし、世間と隔絶されたブライア城のなかで、同じ年の二人の少女は急速に親しくなっていく。
城以外の世間をまったく知らず、純粋培養されたモードは無垢で愛しく、スーザンは次第に、騙していることに罪悪感を覚えるように・・・。が、計画は着々と進行しついに「その日」はやってくるのだった・・・。

もう、この先どうなるの?と思って読むのをやめられない。
そうして読み進めていると「ええええ????」とびっくりさせられ、またまた「なんと!!」「そんな!!」と驚きの連続。
まさに嵐の海の小船のように、翻弄されるがままに、ひたすら身をゆだねてあっという間に港についてしまった感じの読書体験で、とても満足できた。
ここであまり詳しい感想を書いてしまうと、ネタバレになってしまうので遠慮したい。
遠慮すると感想にならなくて困ってしまう。。

ともかく、ものすごく面白かった!!ということを力説したいです・・・!!



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