【本】彼女はもういない/西澤保彦

4344020618彼女はもういない
西澤 保彦
幻冬舎 2011-10-06

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【STORY】

内容(「BOOK」データベースより)
母校の高校事務局から届いた一冊の同窓会名簿。資産家の両親を亡くし、莫大な遺産を受け継いだ鳴沢文彦は、すぐさま同学年の比奈岡奏絵の項を開いた。10年前、札幌在住だった彼女の連絡先が、今回は空欄であることを見て取ったその瞬間、彼は連続殺人鬼へと変貌した。誘拐、拉致、凌辱ビデオの撮影そして殺害。冷酷のかぎりを尽くした完全殺人の計画は何のためだったのか―。青春の淡い想いが、取り返しのつかないグロテスクな愛の暴走へと変わるR‐18ミステリ。

【感想】

西澤作品は、遠い遠い昔に読んだ「死者は黄泉が得る」っていうのが一冊だけ。(内容は覚えてない!)
記念すべき2作品目です・・(^^ゞ
で、感想やコメントで「後味が悪い」と言うものを良く見かけたけど、なるほど、これはダメだ・・。
主人公の行動が悪すぎる。
なんせ、女性を拉致してレイプしそれをビデオにとり、その上で殺してしまう。
ビデオは女性のケータイの中にある男性の住所に送りつけ、1000万円を脅迫・・が、その時点でもう女性は死んでいる。
今まで読んできた小説内の登場人物で、ここまで極悪非道な犯行も、そうそうないだろう。
途中で読むのをやめる読者も少なからずいるのではないかと思った。
いったい、何のために主人公はそんなことをするのか・・・・。
それは最後に分かる。でも、私にはちょっと納得いかない。そこまで思いつめてしまうほどのものなのだろうか?
でも犯罪者の思考や動機など、分かるはずもないので、分からなくても納得できなくても良いのかもしれない。。。。
かなり後味も悪いけど、でも、小説と割り切って読めるだけのエンタメ性があったと思う。
悪く言えば現実感がない。
でも、少なくともどうなるのか先が気になり、一気に読んだ。
このラストがあるから、印象に残る作品になったと思う。
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