【映】マネーボール

moneyball

コレは映画館に見に行ってよかったー!
とても感動しました。
そう派手な展開じゃなくて、どっちかと言うと地味だと思うけど、心に深く残りました。


【STORY】
アメリカのメジャーリーグ。
その中でいちばん貧乏な球団、アスレチックス。
ビリー(ブラッド・ピット)はその球団のGMである。
2001年のシーズン終了当時、アスレチックスは地区優勝を経て最終の優勝を逃してしまう。
それでも2001年の成績がよかったために、活躍した主軸選手たちは各球団の引き抜きにあい、アスレチックスを去ってしまう。
主軸選手のいない2002年、どう乗り切るのか。
年取ったフロントたちの御託を並べたような議論を蹴飛ばして、ビリーは、イェール大学経済学部卒業のピーターをブレインとして、画期的なマネーボール理論を実践していく。
それは、大金を必要とする大物選手ではなく、抜けた大物選手1人の穴を3人で埋めるというもの。
1 攻めるな!・・・ホームランはいらない
2 振るな!・・・フォアボールを選べ!
3 リスクを冒すな!・・・アウトの危険性がある盗塁、バントは禁止
などなど、野球界の常識を覆すものだった。
敵がバントしたら迷わず1塁に送球せよ。アウトを一つ儲けてありがとう!と言う調子。
最初は監督との意思疎通もままならず、思うように選手を起用できなくて、試合も負けが続いてたのだが、やがてマネーボール理論は実を結び始める・・・。

【感想】
やっぱり実話系のスポーツ映画は良いなぁ~~!!
心に深く染み込むような感動があった。
シーズン序盤、ボロボロに低迷しているチームが、やがてはリーグトップに上り詰める。
(ビーンの理論でやると、フォアボールで出塁、スチールなし・・では、地味な試合になるだろう・・だから、作品中はあんまり試合の様子を見せない。そこが今までの野球映画と違う点。)
最初から分かっている展開だけれど、そこに、ビリー・ビーンという男の生き方が描かれていたからかもしれない。
自分が「これ!」と信じたものを貫く。揺るがない。
時には選手に、同僚に、冷酷になっても。
心に残るシーンのひとつが、シーズン途中でも、選手にクビを言い渡すシーン。
GMとして、チームのことを考えると、そうせざるを得ない・・何も私利私欲でやってるわけじゃない。
それでも辛い仕事だ。ビーンはさらっと何気なく通告するんだけど、それでもその辛さが伝わり見ていて胃が痛くなりそうだった。その前に「選手とは打ち解けた付き合いはしない」とピーターに言うビーン。理由は「クビにする時辛いから」
また、選手もそれを良く分かっていて両者の付き合いはあっさりしたものだけど、それでもやっぱり嫌な仕事・・・。
20勝がかかった試合、なぜビーンが試合を球場で見ないのか、分かってくる。
本当にこんなことがあったのか、と言う劇的な試合で、これまたビーンにしたら胃が痛くなることだろう。
事実は小説よりも奇なりを地で行く試合内容で、球場の観衆もさぞかしハラハラしたに違いない。
選手には憎まれ、フロントからも嫌われ、負ければファンからも憎まれ・・・本当に孤独で辛い仕事だと思う。
過去のビリーの物語が挿入されるけど、これも日本の球界でもあることだろうなぁ。
おいしいエサに釣られて将来を見誤る。お母さんは「少しでも迷いがあったら大学へ・・」と言う。親心だけど、ここでプロになるのが親孝行・・と子どももまた思うんだろうな。
人生は一度きり。やり直しは利かない。少なくともそういう人生は確かにあるよね。
離婚した妻のところにいる娘が、(あんまり可愛くないんだけど・・)声が綺麗で歌もギターも上手!
そしてビリーに優しい。(別れた夫や父親に冷たい妻や娘をよく見かけるけど、この妻と娘は違う。)
娘が父親に歌う歌が、すごく胸に響いた。父親の心境をずばり言い当てているような、それを応援するような・・・いい歌だったなぁ。私がビリーでも泣いてしまうと思う!
ビリーは今でも現役でGMを続けているそうですね。今はなかなか勝てないんだとか。ほかのチームも同じような戦略になってきているかららしいです。でも、チームに残り続ける選択をしたビリーが、すごくいいと思う。ひょっとして馬鹿なことをした。間違った・・のかもしれない。でも、そういう選択をするビリーだからこそ、ドラマティックな感動を与えてくれたんだと思う。
原作本も読んで見たいと思います。
ブラピ、しみじみと胸に響くビリーの半生を演じた。
今までで一番の作品と思う。 (全作見ているわけじゃないけど)

★★★★☆

こつこつ野球って言う感じで、ちょっと落合のオレ流を思い出した。
あのひとも「面白くない試合展開」とか批判されることが多かったようだし。
でも落合さんはバントするけどね。
要するに勝てば良いんだって言うところが似てるように感じました。
でも、いくらフォアボールで出塁しても、結局打力がなくては勝てないんだからね・・・。
コレだけ勝ったと言う事は、それなりに主軸が打ったんじゃないのかな?


余談だけど、一番最初にブラッドピットが登場するシーン、ちょっと逆光気味で。
あのショット、一瞬「レッドフォード?」と思った。
年を取ってますますロバート・レッドフォードに似てきた!と思いました。
レッドフォードも「ナチュラル」って、野球映画があったよね。
あれも感動作品だった記憶が。また見てみたくなったなー。



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ほかに野球映画で感動したのは、「マネーボール」よりも単純明快だけどそれがやっぱり面白い「メジャーリーグ」。2もまじまず面白かったけど、1が断然よかった。3は見てません。

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今度「オールドルーキー」や「ホームランが聞こえた夏」も見て見たいですね。
今は、韓国ブーム(っていうか、ウォンビン病)なので韓国つながりで「ホームランが聞こえた夏」がいいな。
「ガン&トークス」のチョン・ジョエンが出てるし(*^_^*)

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07:04 : [映画タイトル]ま行トラックバック(1)  コメント(2)
ねーさん、私もブラピは師匠ロバートに似てきたなと思いました。師弟関係は、そこまで演技ばかりでなく、雰囲気まで似るかなと^^「ビーンのオレ様流」確かに落合監督に似ているかも。

スポーツは攻撃と技術があってからこそ美しいと思う私も、勝てば正統的なやり方でなくてもいいという考え方は批判したくはなりますが、ビーンの生きざまや考え方を見ると、それもありかなと。そう思わせるのは、ブラピの演技があってからこそだろうなと。
ブラピ、演技ばかりでなく、本当にいい男になりました。

「ナチュラル」懐かしい。
昔見たきりだから、内容覚えていないので、今度レンタルする時でも借りようかな。

2011/11/25(金) 11:38:28 | ラム │ URL | [編集]

ラムちゃん、いらっしゃい(*^_^*)

ブラピは若いころからレッドフォードにそっくり!とビックリしていたけど
年を取ってますます似てきて、なおビックリでス(笑)
親子以上に似てるんじゃないの??

落合さんでも批判されてきたのに
ビリーのやり方だと「試合が面白くないから」と観客動員数が減るのじゃないかと思うけど
勝って行けばそんなことないのね~~。
落合のせいで観客が減ったから・・・と言う理由で監督更新されなかったけど
やっぱりちょっと違うかもしれないね。
ま、アメリカと日本で比べても仕方がないけどね。

地味な映画だったけど食い入るように見てしまったよ。
ブラピの存在感の賜物かもね。
おっさんになっても良い男だね!(*^_^*)


2011/11/26(土) 06:44:44 | short │ URL | [編集]

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「マネーボール」★★★☆ ブラッド・ピット、ディミトリ・マーティン、 フィリップ・シーモア・ホフマン、ロビン・ライト 出演 ベネット・ミラー 監督、 133分、 2011年11月11日公開 2011,アメリカ,SPE (原題:Moneyball ) >→  ★映画のブログ★どんなブロ?...

2011/12/25(日) 10:52:33 | soramove