【本】殺人鬼フジコの衝動/真梨幸子

4198933677殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫)
真梨幸子
徳間書店 2011-05-07

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今月2冊目の読了本・・・・・(^_^;)
なんだか話題になっているので図書館に予約して借りてみたけど、びっくり、文庫オチの本?
単行本は2008年に出てましたね。

【STORY】
幼いころから両親に虐待され、学校でもイジメにあっていたフジコ。一家惨殺の生き残りとして、伯母に育てられるが、ふとした困難に出会ったとき、相手を殺してしまうことで解決する少女へと成長してしまった。

【感想】ネタバレあります。
うーん・・・私はこういう小説は「現実感がない」と感じてしまう。
小学時代のイジメの描写にしても、心理描写が読んでいて物足りなかった。
主人公に同化して辛いと感じられなかったのだ。
書いてあること(フジコのやったこと)はすごく残酷でグロテスクだけど(特に、「愛犬家殺人事件」を思い出させるような、死体を解体するシーンなど)、そんなに心に残るものではない。グロいけど、怖いと感じられなかった。
何かにつけて現実味が薄いからだと思うのだけど・・。
サクサク読めたけど、まずまずよく出来たエンタメ小説というだけで、訴えかけてくるものはなかった。
ただ、物語の「真実」は、ちょっとした驚きがあった。
真実と言っても、結局、読者の想像にゆだねられているのだけど。
よい人のように思わせておいて、その人物の本性が徐々に現れてくるというのは面白かった。
それと、「第一章と第二章は、フジコじゃなくて手記の著者、早希子の物語なのだと言うことが分かって、なるほどと思った次第。虐待は連鎖してしまい、母親のようになりたくないと願ったフジコは、結局早希子たちにとって、フジコの母親となんら違わない母親になってしまったんだなぁ・・・と、」虚しい気分になった。
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11:10 : [本・タイトル]さ行トラックバック(1)  コメント(0)

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実は実録犯罪ルポとか、犯罪者の心理などを描いた物語などを見かけるとつい手に取ってしまう私。 真梨幸子さんの「殺人鬼フジコの衝動」は、幼少期から殺人に手を染め、15人以上を手に掛けた連続殺人鬼を描いた物語と言うことで、思わず手にとってしまいましたが、なん...

2012/01/31(火) 13:30:18 | Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>